【No.193】ジュニアゴルファーのストレス | ゴルフスイングを美しくして障害を防ぐRIPS!!(リップス)のブログ

ゴルフスイングを美しくして障害を防ぐRIPS!!(リップス)のブログ

ゴルフトレーニングに人生をかけた理学療法士資格を持つパーソナルトレーナー、中村直樹のブログです。
プロゴルファーから初心者ゴルファーまで幅広くゴルフトレーニングを指導しています。
ここではゴルフに関する最新のエビデンス(科学的根拠)を紹介します。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ジュニアゴルファーにおいて、

男性ではラウンド前に唾液コルチゾールが増加し、

女性ではラウンド後に増加、

また、唾液IgAは男性のみ練習ラウンドより競技で増加。
Kim et al.2010

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

《中村の解釈》

 

ストレスの検査に唾液コルチゾールと唾液IgAを調べるものがあります。

 

唾液コルチゾールとは

 

唾液に含まれたコルチゾール(副腎皮質ホルモンの一種)です。

 

このホルモンはストレスを感じると多く分泌されます。

 

コルチゾールの役割は本来血糖値の維持と炎症反応の抑制です。

 

ただし分泌量が多いと、

 

血糖値上昇、免疫力の低下、筋力の低下、

 

骨粗鬆症、不眠、脳の萎縮などの問題が生じます。

次にIgAは免疫グロブリンと呼ばれるものの一つで、

 

唾液、涙、鼻水、消化液に含まれます。

 

IgAの本来の役割は免疫反応です。

 

鼻水などでもわかるように、

 

外から体内に細菌などが侵入しようとするのを防ぎます。

 

こちらもストレスにより分泌量が増減します。

 

増えるのか減るのかは研究によって異なり見解の不一致があるようです。

 

多くの研究が、能動的な課題(暗算など)で上昇、

 

受動的な課題(騒音など)で減少とのことでした。

さて、今回の研究では

 

16歳前後のゴルファーに対して、ストレス検査をしたものです。

 

ラウンドの前後という違いはあるものの、

 

男女ともラウンドではある程度のストレスを感じているようです。

 

ゴルフはメンタルのスポーツと言われるように、

 

当然競技となると相当なプレッシャーもかかってストレスとなるのでしょう。


上述したように、ストレスが多いとコルチゾールの分泌量が多くなり、

 

全身に色々な問題が生じます。

 

糖尿病や認知症、老化を早め、寿命が短くなるでしょう。

 

なるべく精神的なストレスはない方が良いかと思います。

 

しっかり休むようにしてくださいね。

 

最新のメルマガをご希望の方はこちらからご登録をお願いいたします(*^^)v
http://mail.os7.biz/m/cg7D

毎週土曜日AM11時に配信しております。

 

ブログランキング参加しています。

ポチっとお願いいたします。

 

ゴルフコンディショニング動画はこちらをご覧ください↓