ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する私と、皆さまにお届けするブログです

1982年1月16日付 ビルボード 全米 Top40 Earth, Wind & Fire - Let's Groove

2018-01-17 22:41:01 | 1982年ビルボードTop40
1982年1月16日付ビルボード All American Top40、これで通算9週目の1位の歴史的大ヒット、Olivia Newton-Johnの"Physical"。ポップスディスコ調のこの曲で1980年に1位を記録した"Magic"以来のNo.1。1974年の"I Honestly Love You/愛の告白"のNo.1獲得を皮切りにジョン・トラボルタとのデュエット"You're The One That I Want/愛のデュエット"を含めて5曲目の1位獲得です。

2位は前週と変わらずこれでなんと8週目の記録的な連続2位、"Physical"をどうしても抜けず1位になれません、Foreignerの"Waiting For A Girl Like You"。大人気ロックグループForeigner、2位を記録した"Double Vision"に続く通算3曲目のTop3ヒットです。
3位もこれで5週目、上位が強く順位が変動しません、Earth Wind & Fireの"Let's Groove"。1975年に1位に輝いた"Shining Star"、1976年に5位を記録した"Sing A Song"、1979年に2位を記録したソウルバラード"After The Love Has Gone"に続く4曲目のTop5ヒットとなりました。
4位もこれで4週目の4位、Daryl Hall & John Oatesの"I Can't Go for That"。数々の大ヒットを持っている大人気デュオ、2週間の1位を記録した"Private Eyes"に続くTop5ヒットです。
5位は8位からアップ、J. Geils Bandの"Centerfold"、J. Geils Band、1974年に12位を記録した"Must of Got Lost"がこれまでの最高順位、その後良い曲を出していたのですがいずれも30位台止まり、この曲で初めての大ヒットです。

この週5週目の3位はEarth Wind & Fireの"Let's Groove"。結局最高位はこの5週間の3位、年間チャートは33位、1975年に1位に輝いた"Shining Star"、1979年に2位を記録したソウルバラード"After The Love Has Gone"に次ぐ大ヒットになりました。

アース・ウィンド・アンド・ファイアー、モーリス・ホワイトとフィリップ・ベイリーのボーカルにホーンセッションを加え、ただのファンク・ディスコではない洗練されたR&Bの世界を作り出す素晴らしいグループです。
私はファンクミュージックは好きではないのですが、アース・ウィンド・アンド・ファイアーだけは特別です。
1976年の"Getaway"でファンになり、翌年の『太陽神』、"Serpentine Fire"や"Fantasy"など名曲ぞろいの素晴らしいアルバムでした。
この曲"Let's Groove"はアルバム「Raise! (天空の女神)」収録曲。アルバムジャケットは例によって日本人アーチストの長岡秀星さんが手掛けている印象的なデザインです。洗練されたダンスミュージックでもあり、ポップでメロディアスでもあるこの曲も大好きな曲です。


今週 先週 song / artist
1 1 PHYSICAL / OLIVIA NEWTON-JOHN
2 2 WAITING FOR A GIRL LIKE YOU / FOREIGNER
3 3 LET'S GROOVE / EARTH WIND & FIRE
4 4 I CAN'T GO FOR THAT (NO CAN DO) / DARYL HALL & JOHN OATES
5 8 CENTERFOLD / J. GEILS BAND
6 6 HARDEN MY HEART / QUARTERFLASH
7 7 LEATHER AND LACE / STEVIE NICKS
8 9 TURN YOUR LOVE AROUND / GEORGE BENSON
9 10 TROUBLE / LINDSEY BUCKINGHAM
10 13 THE SWEETEST THING / JUICE NEWTON
11 11 YESTERDAY'S SONGS / NEIL DIAMOND
12 12 COMIN' IN AND OUT OF YOUR LIFE / BARBRA STREISAND
13 14 HOOKED ON CLASSICS / ROYAL PHILHARMONIC ORCHESTRA
14 16 COOL NIGHT / PAUL DAVIS
15 5 YOUNG TURKS / ROD STEWART
16 19 SOMEONE COULD LOSE A HEART TONIGHT / EDDIE RABBITT
17 20 WAITING ON A FRIEND / ROLLING STONES
18 21 SHAKE IT UP / CARS
19 23 LEADER OF THE BAND / DAN FOGELBERG
20 22 I WOULDN'T HAVE MISSED IT FOR THE WORLD / RONNIE MILSAP
21 24 COME GO WITH ME / BEACH BOYS
22 30 TAKE IT EASY ON ME / LITTLE RIVER BAND
23 28 YOU COULD HAVE BEEN WITH ME / SHEENA EASTON
24 26 SHE'S GOT A WAY / BILLY JOEL
25 15 WHY DO FOOLS FALL IN LOVE / DIANA ROSS
26 32 SWEET DREAMS / AIR SUPPLY
27 18 DON'T STOP BELIEVIN' / JOURNEY
28 17 TAKE MY HEART / KOOL & THE GANG
29 29 UNDER PREASURE / QUEEN
30 35 LOVE IS ALRIGHT TONIGHT / RICK SPRINGFIELD
31 27 OUR LIPS ARE SEALED / GO GO'S
32 25 STEAL THE NIGHT / STEVIE WOODS
33 31 OH NO / COMMODORES
34 33 EVERY LITTLE THING SHE DOES IS MAGIC / POLICE
35 68 THROUGH THE YEARS / KENNY ROGERS
36 37 MORE THAN JUST THE TWO OF US / SNEAKER
37 41 LOVE IN THE FIRST DEGREE / ALABAMA
38 40 WORKING FOR THE WEEKEND / LOVERBOY
39 42 KEY LARGO / BERTIE HIGGINS
40 44 ALL OUR TOMORROWS / EDDIE SCHWARTZ

コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1982年1月9日付 ビルボード ... | トップ | リンジー・バッキンガム Lind... »
最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (RW)
2018-01-18 07:37:14
一昨年初め、デビッドボウイ、グレンフライに続きモーリス・ホワイトもと3連続訃報はショックでした。1970年代巨星達が次々と天に召される時代を迎えたのか・・と複雑な気持ちでした。ファンクとR&Bをポップに融合し黒人・白人の両方から称賛されるバンドとして注目を集めやがてAORも取り入れて1970年~80年初頭に世界を席巻した「アース・ウィンド&ファイアー」凄かったですね。でも日本人に一番知られているのは「宇宙のファンタジー」ですね。
『太陽神』 (星船)
2018-01-18 20:48:21
ローリングウエストさんこんばんは。
アース・ウィンド&ファイアーはほかのファンクバンドとは全く違う、ファンク、R&B、ポップ、フュージョンなどの様々な音楽を融合した彼らだけが作れる新しい音楽でした。『太陽神』は素晴らしいアルバムでした。
AORバンド (hannah)
2018-01-18 21:34:32
星船さん、こんばんは。
E.W.&F.はデイスコバンドと見られがちですが、確かに日本で異常にヒットした♪Fantasy♪、♪Booggie Wonderland♪はデイスコっぽかったですが、♪September♪や♪After The Love Has Gone♪は見事なAORですね。
この曲はちょっとデイスコ、ファンクっぽいですが、メロディーがありますね。
Unknown (めった)
2018-01-18 22:02:20
空耳作品で、“な~まむき、な~またまご~♪”と聞いてから、ずっとそう聞こえるようになってしまった!
カッコいいファンク (星船)
2018-01-19 21:05:30
hannahさんこんばんは。
Earth Wind & Fireはほかのファンク・ディスコバンドとはとは違う、かっこよく洗練されて、メロディアスでもある良い曲作ります。"September"や"After The Love Has Gone"も大好きな曲です。日本でも大人気だったのもよくわかります。
冒頭から (星船)
2018-01-19 21:09:02
めったさんこんばんは。
そうでした、思い出しました。出だしからですよね。さっきから何度聞いても「な~まむき、な~またまご~」と聞こえて仕方ありません(笑)
ジョークボックスで聴きたかった (hannah)
2018-01-19 21:39:09
星船さん、こんばんは。
冒頭からの「な~まむき、な~またまご~」は僕も初耳ですが、曲を聴くとなるほど!その通り!。
坂井隆夫のジョークボックスで聴きたかったですね。
「M.ホワイトさん、早口
言葉言ってください」「な~まむき、な~またまご~」ってね。
な~まむき♪ (星船)
2018-01-19 23:00:19
hannahさんこんばんは。
坂井隆夫のジョークボックス、楽しいコーナーでした。
何度も「な~まむき、な~またまご~♪」を口ずさんでしまいます(笑)
星船さんへ (ミュウ)
2018-01-20 16:28:39
名曲ですね。
そういえば、このころの黒人ボーカルって、なぜ、ファルセットを多用していたのかなあ?って思います。
不思議ですね。

理屈抜きで楽しい曲をつくってくれた素晴らしいグループでした。
ファルセット (星船)
2018-01-21 16:36:44
ミュウさんこんにちは。
ファルセットというとビージーズを連想しますが、そういえばマービン・ゲイなどもファルセットヴォイスで歌っていましたね。ビートの効いたアップテンポの曲合うのでしょう。
カッコいい歌をたくさん作ってくれたグループでした。

コメントを投稿

1982年ビルボードTop40」カテゴリの最新記事