JUMP作詞分析【Part3】!/八乙女光君/コンパスローズ、ComeBack...? | 作詞家 昆真由美のブログ

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ビクター音楽カレッジ卒業、作詞家の昆真由美です。昼は会社員で営業やってます。合同会社GAIALOVESより、チャン・グンソク「淡い雪のように」でメジャーデビュー。
作詞の授業、ワークショップ、メディア運用の「LYRICSROOM」展開中!https://www.lyricsroom.jp/

リクエストがありましたので、久々に更新♪JUMP作詞分析。
ま、smart魂のDVDも発売になったことですしね(^^)!←早速観た人
いやー、マルチアングルの充実度ジャンポーチの謎さにはびっくりしましたが(笑)

さて!
八乙女君の作詞、行ってみましょうか。

※これは作詞家昆真由美が非常に図々しく、勝手気ままに、JUMPメンバーが作詞した歌詞についてアレコレ語るコーナーです。個人的見解を多々含みますがご容赦ください※
→こちらでまとめて見れます

http://ameblo.jp/lyricsartist/themeentrylist-10054264770.html

まずは「コンパスローズ」。

個人的には、「雲の上で追いかけっこ」、がとっても頭に残るフレーズ。

全体的に、舞台設定っていうのかな、
シーンの描き方とてもうまい。

いつも思うけど、八乙女君、アイデアマンというか、
他の人が思いつかないようなワードをぽんっと持ってくるのがほんとうまい。
私には書けない!と思う。
自分らしさを極めているなあ・・・と思う。
だって、ぱっと見てもしかしたら八乙女君作詞か?ってわかるくらいになってるもん(笑)

例えば出だしの
「哲学の正解なんて分からない 他の人見てもピンと来ない」とか、
2番の
「腕の中で眠る犬に~」のとことか。
「帽子が宙を舞う」も良いよね。ワンピースっぽいけど。w

けど、これってたぶん、船とか地図とかって、比喩なのかな??
最後の「門限の9時」が気になっちゃうんだよね。
それまでロマンチックな、冒険みたいな雰囲気から、一気に日常に戻っちゃうワード。
なのでもしかしたらこれはもう、ファンタジー路線に舵を切っちゃった方が良かった気がするなあ。

八乙女君の、個性的な詞、
Bメロに置くととっても刺さる感じがする。
Aメロも、Bメロレベルの深さとオイシさが入ってるから、
ここは、出し過ぎてもったいないのかも??
全部「イイ詞」で埋めちゃうとメリハリがなくなっちゃうというか。

たしか「Thank You ~僕たちから君へ~」ってメンバー全員で歌詞を書きました、とかだったような。
もし今メンバーみんなで意見出しあって歌詞書くなら、
Bメロは八乙女君に任せてみたい!

あと一曲、「ComeBack...?」は、作詞も作曲も八乙女君ですね。
作詞作曲の場合と、作詞のみの場合って、やっぱり書き方が違って、
これはまた特殊。

サビに「鈍」「廃」「奇」「美」「乱」って、
まあ耳で聞いただけじゃわかんないから(笑)
けど、作曲も本人、の場合は、アリ。
というか、
詞を聴かせるより、音、リズム、メロディを聴かせるのがたぶんこの曲のポイントだと思うから。

そうなると、逆に、何を言ってるかわからないくらいがちょうど良かったりもする。
そうすると、思いっきり遊べる。
となると、八乙女君の個性的ワードが光るには最適!
みたいな感じ。

いっぱい韻踏んでるしね。
これはもしかした八乙女君、作ってて楽しかったんじゃないかな??
もしかしたら「作詞・作曲 八乙女光」が一番しっくりくるポジションかも??

うん、何にせよ、今後にも大期待―☆