ドクターズ OST (SBS TVドラマ) (韓国盤) | |
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事は収まる気配を見せませんでした。
全てソウの誤解から始まった・・・と、ジフンはソウの母に言いました。
ソウの母は、ジフンはもとより、へジョンを学校に残すなんてこと、全く考えていませんでした。
ジフンは、それを確認すると、辞表を提出しました。
学校側は、へジョンを退学させ、ジフンは残したいと思っていたようです。魅力的な経歴ですからね。へジョンを切り捨てる方が簡単だったのです。
そんな時、事故が起りました。
へジョンはソウともう一度話合いたいと思い、スンヒにソウを呼び出してもらったのです。
でも、結局は喧嘩のようになっちゃって。
ソウは転んで意識を失っちゃったんです。その時、運悪く灯りとして付けていた火に何かの油が引火しちゃって、爆発しちゃったんです。
そこはスンヒがアジトのようにして時々行っていた場所でした。
怪我は大したことなかったんだけど、へジョンとスンヒが補導されました。
スンヒは、校長の父親が迎えに来た事であっさりと帰宅が許されました。
でも、へジョンは・・・。
ソウが又も思い込みの証言をした為に、へジョンは放火と障害の罪で留置場に入れられ、そのまま少年院送致になるかもしれない状況となってしまったのです。
いくら事故だと言っても、信じてはもらえませんでした。
ソウは病院長の娘、スンヒは校長の娘ということで、やっぱり扱いが違うのです。
へジョンはソウなんかより酷い怪我をしていたのに、治療を受ける事も出来ず、留置場に入れられていたのです。
スンヒから連絡を受けたジフンは、まずソウのところに行きました。
ソウは自分の証言を変えず、全てへジョンの所為だと言い張っていました。ジフンが何を言っても無理でした。
へジョンのところに行ったジフンは、へジョンの火傷の治療をしました。
ソウより酷い怪我をしてる事は容易に想像がついていましたからね。
へジョンは一切の弁解も説明もしませんでした。無駄だと分かっていたのです。親のいない自分のような人間はこう言う時信じては貰えない事を。これまでの人生で充分分かっていました。
へジョンの祖母は、ジフンから弁護士を紹介されていました。
でも、自分の力で何とかしようと、ソウの病室を見舞いました。が、追い出されてしまいました。
結局、紹介された弁護士に頼んだのですが、なかなかうまく行きそうにありません。
不安で心配でたまらない祖母。
そんな時、ジフンが下宿を出てソウルに戻ることになりました。
そのまま父の院長と共にアメリカに行く予定になっていたのです。
頼りになるジフンが離れて行く事で、祖母はもっと不安になりました。
でも、一切そんなそぶりは見せずに、へジョに発破をかけるのです。
自分が胃がんで、翌週手術を受けるということを知らせました。
「今すぐ手術しなくても良いけどあんたに見せたくて。私が自分の人生を愛していて生きたがっていることを。心配いらない手術だけど、もしかしたら死ぬかもしれない。だから、留置場からどうしたら出られるか考えて。少年院に入ったら私の死に目にも会えないよ。私もあんたのために努力するから、あんたも何かして。罪をかぶらず、正直に言いな。」
祖母が心配で、不安で、一人留置場で泣きじゃくるへジョン。
そんな時、スンヒが警察に来ました。
「放火事件は私の責任です。」
ソウは、へジョンに全ての罪をかぶせるような証言をしていました。それを、スンヒは否定したのです。気絶してたソウが知ってる筈がない・・・と。
少年院に行く事になるぞと刑事から言われて、ちょっとびびったスンヒですが、証言は変えませんでした。
へジョンに罪は全然無いのを知ってますから。このままへジョンを見捨てるような事は出来なかったのです。へジョンだけがスンヒと対等に接してくれた友人だからです。
校長である父親が来て娘を引っ張って帰ろうとしましたが、言う事を聞きませんでした。
そして、へジョンの代わりに留置場に入ったのです。
まぁ、その後、流石に娘をそのままにはしておけない父親が身元引受人としてスンヒを釈放させましたが・・・。
へジョン祖母の手術の日になりました。
祖母は担当医師であるソウの父ミョンフンを信じていて、笑顔で手を振りながら手術室に入って行きました。
なのに・・・。
何かが起ったようです。
祖母は手術中に亡くなってしまったのです。
へジョンは納得できませんでした。
ミョンフンの元に怒鳴りこんで行きました。
でも、その時のへジョンには何も出来ませんでした。
既にへジョンの父と継母は病院から見舞金か補償金か何かの名目でお金を受け取っていたのです。
「最善を尽くしたから、やましい事は無い。きちんと対応している。」
と、ミョンフンは言いました。
「患者が死んだら恥ずべきです。許されるとでも?」
と、へジョンは引きさがりません。
「もし私のミスだと明らかにしたら罰は受けよう。だが今は無礼な行動は許さない。」
すごすごと引き下がるしか出来なかったへジョンでした。
その時、ジフンが知らせを受け病院に駆け付けて来ました。
すれ違いかけたのですが、ジフンがへジョンの後ろ姿を発見。すぐに追いかけて来ました。
何故連絡しなかった・・・と言うジフンに、へジョンは冷たい表情で答えました。
「先生に連絡すべき?先生には関係無い。」
さようなら・・・とへジョンは背を向けました。
本当に帰るぞ・・・とジフン。
へジョンは泣きだしそうでした。でも、決してジフンの方は見ず、弱音は吐きませんでした。
「どうぞ。もう会いたくないの。先生の世界に戻って。私は私の世界へ戻るから。」
実は少し前に、インジュから言われていたんです、へジョンは。
インジュはもう長い間ジフンの事を想ってて、だからこそジフンの気持ちに敏感なんですね。そして、へジョンの想いにも・・・。
「あなた、ジフンが好きでしょ。同類と付き合った方が楽よ。あなたとジフンの世界は違う。ジフンと私の世界は同じだから支え合える。率直に言うと、あなたはジフンのお荷物なの。」
そんな事言われたら、ジフンに頼ることなんて出来ませんよね。意地でも・・・。
へジョンはジフンの前から歩きだしました。
ジフン、一瞬諦めかけました。
でも、へジョンへの想いは諦められないと感じたのでしょう。それが教え子に対するモノなのか、インジュやソウの言うように一人の女性に対するモノなのか、まだ本人もはっきりと確信はできていなかったかもしれませんが。
駆け出しました。
へジョンに向かって。
でも、彼をバイクが追い越したのです。スチョルでした。
そして、ジフンの目の前で、へジョンはスチョルのバイクに乗って行ってしまったのです。
そして、時は13年後になりました。
1話の最初のシーン。ヤクザのボスが救急に担ぎ込まれて手下たちと大立ち回りするあのシーンです。
へジョンはその病院に移って来たばかりでした。初日にそんな騒動が起ったというわけです。
そこは、ソウの父ミョンフンが院長を務める病院です。
ジフンの養父は分院から移って来ていて、今は理事長になっています。
ソウも、同じ神経外科の医師としてその病院に勤務しています。
ソウは同じ神経外科の医師チョン・ユンドを想っていて、一生懸命アピールしてる時です。
で、告白しようと行った食堂で、その店のアジュンマが倒れちゃって。
病院に救急搬送したんだけど、転任してきたばかりの医師が、当直である自分の許可なく手術をしてると聞き、ユンドはいっぺんに気分を害しました。
波乱の幕開けです。