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チンソン大君とチェギョンを見送った燕山君。
呆然と立ち尽くしていましたが、正気に戻った時、一気に大荒れです。
負けたと思ったでしょうね、チンソン大君に。
この時、燕山君を心から心配していたのは、きっとシン・スグンだけだったでしょう。
チャスン大妃は、チンソン大君の行動に激怒しました。
これで、もう密旨を切り札とする事は出来ません。チンソン大君から燕山君に譲位されたのですから。チンソン大君は記録上、先王となってしまいます。
どんな言葉で諌めようと、チンソン大君の気持ちは変わりませんでした。
この選択は、彼にとって本当に辛い決断でした。
チンソン大君は、下賜された家に戻る気にはなれませんでした。
チェギョンの手を引いて、行ったのは、二人が再会した酒場でした。チェギョンが燕山君と法事をしていたところです。
二人はやっと普通の夫婦として過ごす事が出来ました。
燕山君は、チャスン大妃の元に来て、言いました。
今からでも、王座をチンソン大君に返そうか?私が代わりにチェギョンの夫となり、シン・スグンの婿となり、母上の息子となります・・・と。
「そうするには遅過ぎました。」
チャスン大妃は言いました。そうするには、生まれ変わって娘として生まれなければ・・・。そうすれば愛して差し上げます・・・。
悲しいです、燕山君も、チャスン大妃も。
シン・スグンと妻は、思いもよらない決着に、このまま安堵して良いのか混乱していました。
何より、燕山君がチェギョンを愛している事が明らかになりましたからね。このままじゃ終わらない気がするのです。
だから、一刻も早く、チェギョンとチンソン大君を田舎に送ろうと思いました。
ミョンへが賎民ではなく、本来の姿でチェギョンの前に現れました。
チェギョンはミョンへの生き方を咎めました。
でも、ミョンへはチンソン大君の為なら、自分はどんなことでも出来ると言い、自分の方が想いは強いと言いました。
そして、ソノたちもまた、自分たちの生き方を変えようとは思っていません。
チンソン大君の選択を理解したけど、自分たちの生き方を変えるつもりはない・・・と。
でもね、彼らとミョンへ、パク・ウォンジョン、そしてチャスン大妃とは別の選択をしました。
チャスン大妃は、なんとしてもチンソン大君に王座に就かせようと考えています。それは今も変わりません。
その為に彼らは、燕山君とシン・スグンの仲を裂こうと考えたのです。それはすなわち、シン・スグンとその家族の命が危なくなるということですね。
大切な人を守るためには、王座に就かなければならないとチンソン大君に決断させようとしたのです。
シン・スグンが質店に来て、チンソン大君が‘タニシ姫’の首謀者だと言う事を知ったにも関わらず、それを燕山君に秘密にしたままだと言う事実を利用しました。
シン・スグンを憎んでいるイム・サホンに、その情報を流したのです。
そうなると、当然、イム・サホンは喜々として燕山君に伝えますわな。
唯一頼りにして信じてきたシン・スグンの事も、信頼が揺らぎ始めている燕山君。
すぐにそれを信じ、確認しようとしました。
‘タニシ姫’のアジトが分かったから、すぐに一味を捕えに行けと命じたのです。
その時、質店のアジトでは、皆で片付けをしていました。
アジトを別の所に移そうとしていたのです。
勿論、チンソン大君もいました。長い間の付き合いですからね、そう簡単に心を切ることはできません。
そこに、ミョンへがやって来ました。
チンソン大君を呼びに来たのです。田舎に移って良いと言う燕山君の教書が出る筈だから、その前に顔が見たいとチャスン大妃が言っている・・・と。
勿論、嘘です。
兵が来る前に、チンソン大君だけを引き離そうとしたのです。
と同時に、アジトに“本当に王になるべき方はチンソン大君だ”と書いたチラシも隠しておきました。
謀反の証拠となります。そこまでするソノたちを見殺しにするつもりなの
チンソン大君とミョンへがアジトを出た後、兵が
ミョンへの様子がおかしい事に気が付いたチンソン大君。
何かある・・・と察し、アジトに戻ったのです。
その時、既に兵たちが。
秘密のドアから仲間を逃がしました。
その時、シン・スグン一人がチンソン大君の前に現れました。
そして、すぐにその場を立ち去らせようとしたのですが、イム・サホンに見つかっちゃったーっ
チェギョンは、既に王宮に呼ばれていました。
約束したのだから、願いは聞き届けなくてはな・・・と、燕山君は、教書を手渡しました。
でもね、それには代償がいる・・・と言ったのです。
チェギョンがその本当の意味を知ったのは、その場に父が捕われて来た時でした。