ドクターズ~恋する気持ち DVD-BOX2 | |
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ミョンフンが救急に運ばれて来たのは、ソウの母が睡眠薬で眠っているのを勘違いしたからで、容体が急に悪化したわけではありませんでした。
救急でソウの母はジフンとへジョンに再会し、驚きました。
この時まで二人がこの病院で医師として勤務してるのを知らなかったのです。
昔の経緯がありますから、何とも気まずい雰囲気です。
ただ、状況を知らないソウの母は、今でもへジョンを見下してます。出世したわね・・・なんて。
ミョンフンの手術はやはり早いに越したことは無いと言う結論に達していました。
ソウの母は、又も口を挟み、ジフンに執刀してもらうのはプライドが・・・とか何とか言うのですが、ソウもミョンフンもうるさがるだけです。
執刀を依頼されたジフンですが、助手にはへジョンを・・・とミョンフンに言いました。
自分が力を発揮するためには、へジョンの助手が絶対必要だと。
でも、ミョンフンも、へジョンもそれは了承出来ませんでした。
許したわけではないへジョンも、そして恨まれているから、仕返しされるんじゃないかと不安がるミョンフンも・・・。
へジョンは、ソウの父親ミョンフンに対する思いを改めて知り、自分と比較したようです。
病院に通院してる父を呼び出し、話をしました。どうしても聞いておきたかったのです。祖母の件を何故示談にしたか・・・ということを。
「当時は何も出来なかった。」
と、父は答えました。どうすべきか分からなかった・・・と。
そうでしょうねぇ。専門的な事は全く分からないし、提訴したら長引くだけだし・・・。
「父さんを好きじゃないのに、具合が悪いと聞いて気になってた。病気で辛くなったら助けたくなりそう。でも元気なら会わない方が良い。」
そういう親子関係もあるのでしょうね。
家族を作りたくなった・・・とへジョンは言いました。結婚を意味してますよね。
だから、父との関係を整理しておきたかった・・・と。
父もすぐに気付きました。
いつになるかは言いませんでした。そして、多分連絡はしない・・・と。
一瞬寂しそうな表情を浮かべた父ですが、諦めの表情に変わりました。
「元気で幸せに暮らして。」
「すまんな。父親の役目を果たせなくて。」
謝ってくれてありがとう・・・とへジョンは丁寧に言いました。
苦しむソウを、ユンドが慰めようとしました。
それを見て、ヨングクがユンドの気持ちを確認しました。
ユンドはあくまでもソウは妹なのです。
彼はへジョンへの片思いを寂しいと思う事はあっても、整理してしまおうとは思っていません。
一生懸命片思いすることはある意味幸せなのかもしれません。
ソウとヨングクは、友達同士から一歩踏み出しました。
良い雰囲気です。
へジョンが助手をしないのなら、自分も自信を持って手術に望めないとジフンは言いました。
で、結局執刀医を断ったのです。
でも、可能な医師が見つからなくてね。
ソウはへジョンに助手をやってほしいと思っています。
で、頼みに来ました。
断るへジョンに、必死に頼みました。
チン理事長は、愛する息子が病に倒れたことがショックでした。
どんな手を使ってでも助けたいと思っていました。
ミョンフンも、チン理事長の前では幼い子供のようです。妻や娘の前では強がっているけど、父親の前では素になります。
病が怖いと、死にたくないと泣くのです。
それを見る父親の方が辛いでしょう。
へジョンは助手を引き受けるとミョンフンに告げました。
ミョンフンは、へジョンの決断をまだ信じ切れません。最善を尽くしたと言って血管を切る気だろう・・・なんて言いがかりをつけました。
「因果応報だと思うか?」
と、ミョンフン。そう思います・・・とへジョン。
口では憎まれ口を叩くミョンフンですが、根はほっとしていたに違いありません。
「祖母が手術を受ける前、最後に残した言葉は何だと思いますか?」
“先生が頑張ってくれる。信用できるわ”です。
「手術前、信頼を与え安心させてくださったことに感謝します。」
と、へジョン。
考えてみれば、祖母はミョンフンを信頼してたから、心安らかだったでしょう。起きられると信じ、治ると思っていたでしょうから・・・。
手術が始まりました。
困難な手術でした。
ユンドやキム副院長たちが見守る中、ジフンとへジョンは最善を尽くしました。
そして、成功したのです。
ソウは心からの感謝を口にしました。
だけど、ここに至ってもまだソウの母はプライドが邪魔するんでしょうかね。二人にちゃんと感謝の言葉を告げる事はできませんでした。
手術が無事終わってほっとしていることは確かなのに。感謝の気持ちもある筈なのに・・・。
脳死状態の新婦が破水しました。
即、帝王切開で出産させることになりました。
ジフンやへジョン、ギョンジュンたちが見守る中、赤ちゃんが無事誕生しました。
ところが、その直後、新婦の容体が悪化。
夫のウジンが必死に駆け付けた直後、待っていたように、心臓が止まったのです。
形見を残して逝きました。
新院長には、キム副院長が就任しました。
ミョンフンは麻痺も少なく、リハビリに専念しています。
起き上がれるようになった時、ミョンフンはへジョンを呼びました。
「ありがとう。」
心のこもった感謝の言葉でした。
へジョンにもちゃんと伝わりました。
「私も感謝しています。手術によく耐えて回復する姿を見せてくれて。」
ミョンフンは、ゆっくりと頭を下げました。
やっと二人の間に温かい空気が流れ始めました。
ハッピーエンドです。
登場人物に、物凄い悪人がいなかったことで、リアルな雰囲気を感じる事ができる作品です。
シリアスさも恋愛も程よいレベルで、起伏が少ないとも言えますが、その分見てるこちらの気分も程よく冷静でいられます。
キム・レウォンssiは、本当に自然体な演技ですよね。
台詞なんだけど、演技なんだけど、演じてる感じがしない自然さです。久しぶりに見て、やはり素敵な俳優さんだと思いました。