あなたが寝てる間に 韓国ドラマOST(SBSドラマ)(2CD) | |
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ジェチャンは無事退院の日を迎えました。
ジェチャンとホンジュは、すっかり ま、公にしてはいませんけどね。ウタクは既に気づいています。
自宅でケアするのは、弟のスンウォンじゃ無理だろうってんで、ホンジュはウタクの時のように自分の家に連れて行きました。
ところが、ホンジュ母の様子がオカシイ・・・
この間まで、ウタクとジェチャンのどちらが婿に適してるかポイントを記録していたくらいなのに、手のひらを返したように冷たい態度なんです。
ホンジュは勿論すぐに気付きましたが、ジェチャンも気が付きました。
事件が起りました。
人気作家で大学教授でもあるムン・テミンが、自分の部下であるイ・ファン助教をエレベーターの昇降路に突き落としたのです。
最初は、酔って転落したと思われていました。
救急に運び込まれた時には、既に脳の損傷がひどくて自発呼吸も出来ない状況でした。脳死に陥ったのです。
ムン・テミンはほくそ笑みました。
でも、一つ気がかりなことがあったのです。
イ・ファン助教と争ってる現場を、誰かに見られた可能性があるのです。物音がした階段の踊り場に、幼稚園児の帽子が落ちていたので。
ムン・テミンが頼ったのは、殺人犯カン・テヒを釈放させる事ができた弁護士イ・ユボム。
上から目線で、全く何の反省も見せずに事情を説明したムン・テミン。
一応、有名人ですので、敬意を払って話しを聞いたユボムですが、あまりにも自分の立場を忘れたかのような態度にムカつきました。
で、分からせたのです。自分は犯罪者であり、このままでは人生が変わってしまうことを。そして、それを救ってくれるのは、ユボムだけだと言う事を。
強気に出たユボムに、一気に低姿勢になったムン・テミンでした。
イ・ファン助教は、臓器提供の意思表示をしていました。
医師から日程を聞かれたイ・ファン助教の父親は、言いました。明後日に・・・と。
その日は、本人の誕生日なのです。生まれた日に逝かせてやろうと思ったのでしょう。
ソン検事の一人息子チャノは慢性腎不全を患っていて、もう5年もの間透析をしていました。
が、最近は腎機能が低下して、残されているのは、腎臓移殖だけでした。
ソン検事は、病院で偶然会ったイ検事には打ち明けましたが、他の人には言わずにいました。余計な気を使わせたくないと考えたのでしょう。
生意気で頭の良いチャノと、入院中に顔見知りになったジェチャンですら、チャノがソン検事の息子だとは知らなかったのです。ただ、重い腎臓病だと言う事だけは知りました。目の前でチャノが倒れたからです。
病院の担当者から移殖が出来るかも知れないと言う報告を聞いたソン検事は喜びました。
長い間待った甲斐があると言うものです。でも、まだ、現実味を感じる事が出来ないでいました。
以前、ソン検事は、イ検事に話していました。
雨の日、前は特に何も思わなかったけど、今は、雨だと事故が多いから、もしかしたら、提供者が現れるかもしれないと考えてしまう・・・と。不謹慎なことではあるが、それが本当の気持ちだと。
ホンジュとウタクが夢を見ました。
復帰したジェチャンに、困難な選択を迫る事件が待っている夢です。
事件性のある被害者を、解剖したら7人の臓器の待機者は死ぬことになり、解剖せずに臓器提供したら、真犯人を逃してしまう・・・。
前者では待機者の怒りを買い、後者は被害者遺族の怒りを買う。
ジェチャンは、そのどちらを選択しても、検事としての仕事に行き詰まり、退職してしまうのです。
二人は悩みました。
ジェチャンに打ち明けるべきがどうかを。
でもね、偶然二人の姿を見つけたジェチャンが、その様子が気になって、こっそりと立ち聞きしちゃうんですね。
詳細は分からないけど、自分に関する良く無い夢をみたようだと察せられました。
ホンジュは、翌日仕事をさぼってジェチャンと出かけました。
草原かな?麦畑?
そこで出会ったのが、ノー天気なカップル。ユン・ギュンサンssiとイ・ソンギョンさんのカメオ出演シーンです。
思いっきりおバカなカップルを演じてるのが、笑えました
ジェチャンとホンジュも、気分転換出来たようです。
ホンジュは、ジェチャンに、明日は海に行こうと言いました。
復帰する日なんですけどね、翌日は。
知ってる筈なのに、そう言うのは、翌日何か起るんだとジェチャンは気付きました。
ホンジュを問い詰め、夢の話を聞きました。
「逃げる。」
と、ジェチャンは言いました。ホントに?・・・と聞くホンジュにも、そして自分にも言い聞かせるようにジェチャンは何度も言いました。
「逃げる。人に迷惑をかけてもいい。今から身勝手に生きる。」
だけど、翌日、ジェチャンはどー見ても海に行くような恰好ではないスーツ姿で現れましたよ。
一応、サングラスをかけてるけど・・・ね。迷いが見え見えです。
ホンジュは、ジェチャンの気持ちがよく分かりました。だから、背中を押してあげたのです。覚悟してね、逃げずに立ち向かうよう・・・。
実際、ホンジュも仕事の準備をしていました。
ムン・テミンがとうとう目撃者の幼稚園児を発見しました。
幼稚園児は、ちゃんとムン・テミンの顔を覚えていました。
怖い経験をして、逃げ出したのに、目の前にその男が現れたのですから、思わずおもらししてしまっても仕方ありません。
逃げ出した幼稚園児を、ムン・テミンが追いかけ、捕まえようとした瞬間、彼の手を掴んだ者が。
ウタクです
ウタクは、ジェチャンの為にも、何か方法は無いかと思ったのでしょう。で、ムン・テミンを尾行していたのです。
そして、幼児への暴行の現行犯で逮捕したのです。
ソン検事の元に病院から連絡が入りました。
今日中に手術ができるかもしれないと言うのです。実感がわかず、緊張し、おろおろしながら病院に駆け付けました。
イ検事は、そんなソン検事を、バカな話しで気持ちをほぐしてあげました。
見かけによらず気遣いができる人なんです、イ検事。心の優しい、情に篤い人なんです。
ジェチャンには、予想通り、復帰するや否や、検視の仕事が舞い込みました。
この時点では、事件性は認められていなくて、ただ手続きとして検視をし、臓器提供の許可を出す流れになっていました。
ホンジュの言っていた事件だと気付いたジェチャンは、病院に向かいました。
そこに、ウタクからムン・テミン逮捕の連絡が入ったのです。幼稚園児から事件の具体的な目撃証言も取れていました。
殺人事件だと確信したジェチャンは臓器移植手術に待ったをかけました。
ムン・テミンから連絡を受けたユボムは、病院に行って、事件性が疑われたと知りました。
そして、担当検事がジェチャンだということも。
知らせを聞いたソン検事は、喜びが大きかっただけに、落胆も大きくなりました。
がっくりして検察庁に戻ったら、部長検事から議論したい事件があると呼ばれました。
ジェチャンが説明し始めた事件が、まさにチャノへの臓器提供者の件だと知ると、愕然としました。イ検事も・・・です。
意見は別れました。
心臓が止まってから解剖すればいいと部長検事。
でも、それでは臓器移植できないとイ検事。
解剖して7人の命を失うか、解剖せず臓器移植して犯人を逃すか・・・。
部長検事が黙ったままのソン検事に意見を求めました。
「私は・・・臓器提供は承認すべきではないと考えます。」
まさか・・・という顔でイ検事はソン検事を振り返りました。
「チョン検事は正しい判断をしました。」
涙をこらえてソン検事がきっぱりと言いました。
何故ですかと、イ検事が後に聞いた時、ソン検事は答えました。
「これは検事としての選択じゃない。親としての選択よ。」
もしも、自分がイ・ファン助教の親なら、人の子を助けるより我が子の死因を知りたい筈。7人だろうが、70人だろうが、人の命を助けるより我が子の恨みを晴らしたい。それが親心よ。
だから、私は解剖すべきだと思う・・・と。検事としてではなく、親としてそう思う・・・と。
辛い決断です。
部長検事は、臓器提供を不承認とし、心臓が止まった後、解剖すればよいと言いました。
でも、ジェチャンはまだ迷っていました。
そして、提案したのです。解剖と臓器移植とを同時に行うのはどうかと。過去に例もあるから・・・と。