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ジョンドとソンイルは、最後の仕事と思って仲間たちと滞納者を次々と罠にはめ、支払わせる事に成功しました。
市庁とすると、3課担当の滞納者から次々と税金が収められていくので、いったいどーしたのかと首をひねっていました。
仲間たちも、こんな気持ちの良い仕事は初めてだったようで、ノ先生すら、楽しかった・・・と言いました。
ソンイルは、彼らに対して本当に気の合った仲間意識を持つようになっていました。彼も楽しかったのです。
そして、ジョンドも、ソンイルを兄弟のように感じていたのかもしれません。
ある意味、オカシナ信頼感で結ばれているようです、詐欺師と公務員が。
ソンイルは久しぶりに出勤しました。
そしたら、3課にアン局長が来てて、何やら変な重苦しい雰囲気に包まれていました。
ソンヒは市長に呼ばれていました。
どちらも、パン・ピルギュへの家宅捜索の件が理由でした。
ソンイルは部下からその話を聞きました。
頭の中を、キム・ミンシクのことが過ぎりました。あの時も、パン・ピルギュが対象だった・・・と。
提案したカン課長に噛みつきました。
カン課長は、ソンイルをミンシクと同じようにはさせたくないと考えたのです。彼もずっと心の傷として残っていたのですね、ミンシクのことが。
ソンイルは、自分だけじゃなかったんだと思いました。でも、だからといって、自分の為にソンヒを含む部下やカン課長にまで迷惑をかけたくありませんでした。
ソンヒは、市長から公権力の使い方を間違えるなと注意されました。
そして、パン・ピルギュにソンヒが謝れば、ソンイルの首は撤回しよう・・・と言われたのです。了承するしかありませんわな。
勿論、悶々とする気持ちは残ります。
でも、ソンイルを首にだけはしたくなかったのです。
それでも、パン・ピルギュはソンヒとカン課長を許してはいませんでした。
彼が相手に対して名前を聞くと言うのは、仕返しする相手を憶えておく意味があるようです。
昔、ミンシクにも名前を聞いていましたからね。
殺すとか言うんじゃなく、二人を罠にはめ、辞職するしかないように追い込もうとしたのです。今回も収賄・・・みたいです。
それしか無いのかと思うくらいに、お金でカタをつけようとします。
税金滞納者の男をお金で雇い、カン課長とソンヒを呼び出させました。税金を支払うと言って。
そして、大金を渡すところを写真に撮って、それをマスコミ等に流そうと言う計画だったようです。
でも、雇われた男が優しすぎる人でね。税金を支払えないでよく徴収課に来ていた人物でした。
世話になったソンヒやカン課長を騙そうとしたものの、罪悪感が大きくて上手く芝居が出来なかったのです。様子が変なのは一目瞭然。
不審に思ったカン課長ともみ合いになり、大金をばらまいちゃった。
運転手として同行していたチャンホが、物陰から写真を撮ってる怪しい男も見つけました。
で、写真の男を追いかけたチャンホなんですが、追い詰めた時、別の人物に頭を強打され、意識不明になってしまいましたよ。
殴ったのはパン・ピルギュの長男ホソクでした。
雇われた男も、自宅で急死していました。
あれは、病死?それとも、自殺他殺
ところで、ソンイルが賄賂を受け取っているという通報ですが。あれはジョンドがしたようです。
アン局長に呼びだされ、証拠があるなら出してほしいと言われましたよ。
でもね、ジョンドは単なるいたずら電話だったと言いました。
え~と・・・。
ジョンドは間違ったの?同姓同名の課長がいるのですが、課を間違えて話してしまったってわけ?それとも、単に“ぺク・ソンイル課長”と言ったのを、1課のぺク・ソンイル課長が、自分の事だと察し、同じ名前を良い事に、ソンイルに罪をかぶせたってわけ?
ちょいと理解できていません、あたくし
ジョンドは刑務所のサ刑事に面会に行きました。
ノ・ドッキがサ刑事にジョンドの詐欺を通報した一件。あれも実はジョンドの指示だったんです。
そこからが全てジョンドの仕掛けた罠だったってことです。
サ刑事がすぐに乗って来ると分かってて敢えて仕掛けたんですね。
父の復讐のようですが・・・。まだ詳細は分かりません。
「一人は放りこんだから、あと二人だ。」
と、ジョンドは言いました。
ソンイルは立て続けに起る事件の全てがパン・ピルギュに関係があるとすぐに分かりました。
昔のミンシクの自殺の件から、今回の一連の事件。とうとう部下が重傷を負う事になり、善良な弱い人が利用されて死にました。
カン課長も、責任を取って辞任すると言っています。
与えられた仕事を一生懸命にし、人の役に立ちたいと嫌な仕事も頑張っている同僚たち。不正を許したくないと果敢に大きな勢力に立ち向かっても、小さな傷さえ負わせる事が出来ずに、反対に潰されてしまう・・・。
自分の無力さに改めて愕然とさせられました。
そんな時、パク刑事から連絡が入りました。
チャンホに大けがを負わせた犯人が自首して来たというのです。
行って見ると、それはなんとマ・ジンソク。
パン・ピルギュが見放されたジンソクは、もう一度手を差し伸べてくれるなら、罪を被る事くらい容易いモノだと考えたのです。既に署長とピルギュの間で話しはついてて、大ごとにはしないであっさりと事件を片付けるつもりのようです。
ソンイルは、ジンソクにこんなことは止めろと言いました。
でも、ジンソクは家族の為にもこれしか方法は無いと考えたのです。
お金を持たない者は、持つ者によって利用されているだけなのです、この世の中。
持つ者は、自分たちが持たない者たちの面倒を見ているから人並みな生活ができるんだ・・・というおごり。
ソンイルは、怒りをどうすれば良いのか分かりませんでした。
ただ、パン・ピルギュたちを潰してやりたいと心底思ったのです。
すぐにジョンドを訪ねました。
「又手を組もう。」
ソンイルはジョンドに言いました。