「大丈夫、大丈夫」は逆効果？～「大丈夫」の本当の意味と取説

無理な励まし「大丈夫、大丈夫」は逆効果？～「大丈夫」の取説


(過去記事の加筆修正）

「大丈夫、上手く行ったね、おめでとう！」の
祝福力が重要なお話しです。

予祝とも言います＾＾


真我覚醒グラウンディングの専門家、

理想実現カウンセラーの佐藤千寿子です。



「大丈夫」の言葉についてです。


不安や悩んでいる友達や仲間や
緊張している自分自身にも


「大丈夫、大丈夫！」

「きっとうまく行く～」

「あなたなら大丈夫よ～」

「そんなに、心配しなくていいさ～」
とか、

応援/励ましのつもりで、
つい、言っちゃいますよね？

呟きたくなりますよね～


ん～、、、

で、結果はどうでしたか？


もちろん大丈夫になったことも
あると思いますが

「大丈夫だよ！」と
言われれば言われるほど

しんどくなったり、
もっと、緊張が高まったり


内心、、、

「そんな風に言われても…」

「人事だから気楽よね…」

と反発したり、
相手の無責任さを感じたりすること
ありませんでしたか？


すんなりと、

「そうだ～自分は大丈夫なんだ！」と

心底から思えられる位なら
苦労しませんわ～、ですよね？



実は、この「大丈夫だよ」という言葉、
ちょっと、言い方が
ややこしいかもしれません…


宇宙は、潜在意識の前提(本音）をキャッチして
現実を創っています。


「大丈夫だから心配/不安/緊張しないでいいよ」

の前提は

「君は今、大丈夫じゃない状態だ」なのですね～。


解りやすく言いますと

健康な人にわざわざ

「君は健康だから、大丈夫だよ、
病気になる心配などしなくていいからね～」と
言いますか？

言う必要ないですよね？


なぜなら「健康そのものだ！」と、
完全に認識している（前提）だからです。


「大丈夫だ」と言われるほど

「君は大丈夫じゃない」と言われているのと
同じ場合があるんです。


ですから、誰かを励ますとき、
注意しないと逆効果になりかねません。


折角の思いやりや応援のつもりが

余計に

相手に、不安や緊張を強化してしまうのです。


相手が
あなたの「大丈夫だ」を
素直に受け入れて

余計な力が抜けて
顔や雰囲気がパッと明るくなって
くれれば嬉しいのですが～




そもそも、不安や緊張って

「完璧にしないといけない」という想い

つまり、失敗することへの恐れ

そのものでもあります。


もちろん会社の大きなプロジェクトの
プレゼンなど、
失敗が許されない場合もありますが…


プレゼンの練習を毎日、遅くまでしても
当日の本番でミスったりするんですね、、、

「やはり・・・」なのですが･･･



「間違ってはいけない！」という
そんな、ネガティブ思考が

間違いやミスを引き寄せてしまうんですね～


「こんなに練習しても大丈夫じゃなかった・・・」

って、言う思いは


「自分を超えなきゃ！超えなきゃ！
このままじゃだめだ！」

って、叫んでいるように聞こえてきます。


人の思考は実現するので

失敗や間違いを回避しようとすればするほど

その失敗を実現化します。


じゃあ～もう、

開き直る！しかないの？？？


失敗したからって、
誰もあなたの命を奪いませんし、ね、、、

嫌われることもないでしょう。

(逆に共感/親近感を覚えてくれる人も出てきます）


それくらいのミスで去っていくような人とは
「それまで」でいいくらいです。


「人間だから、いつ何時も完璧にできるとは限らない」と、
自分自身を許す。


失敗しても、やり直し/伝え直しができるし、
改善策がある（リスクマネジメント）


また、緊張感や不安を持つことで
良い結果を出そうとしている自分を認める/褒める


等です。


その結果、リラックスする方が

本領発揮できるし、上手く行きます。


自分にミスすることを許したからって、

その後、必ずミスするとは決まってないんです。



上手く行くおまじないやアンカリング、

ジンクスとなる小物を持つのもいいのですが

これらの前提も、
裏を返して言えば

「これらの物が無いと上手く行かない」になりますので

宇宙から見たら、
ネガティブな予知/思い込みを
強化しているわけです。



なので、どちらかと言えば

どっちに転んでもいい自分

失敗しても、上手く行っても、いい自分


それが、本当の意味での

大丈夫な自分かもしれませんね？





あ～、頭であれこれ考えても
まどろっこしくなってきたので

「大丈夫」の意味について
ハイヤーセルフに尋ねてみました。


千「あの～大丈夫って、どのように
伝えたらいいのでしょうか？」


ハ「そのままで、いいんだよ。
充分だよ～あるがままでいいから」

って、伝わってきました。


そっか～

どうのこうのって、
自信つける言葉や説明、屁理屈はいらないんだ～。


「そのままでいいじゃ～～～ん♪」

なのですね。。。


わたし、どの宗教や信仰団体にも
属していない、ピンのフリーですが

実家が浄土真宗なので
親鸞さんの教えに触れる機会がありました。


「大丈夫」の語源は
ネット上にも書かれていまして

「丈夫」の「夫」は、男性のことを意味し、
中でも強くて立派な男性のことを
「大丈夫」と読び、

立派な男性がいてくれれば安心だ
ということから「大丈夫」という意味に。

変化して今では

１ あぶなげがなく安心できるさま。
　強くてしっかりしているさま。

２ まちがいがなくて確かなさま。

に、なったそうですが


実は「大丈夫」は仏教語だそうで、

シンプルにまとめると、親鸞さんは

「超は縦ではなく横に超える」と仰っていて
そこが難しい！と感じます。

縦は争って比較して超えることで、
横はそのままで超えること。


禅宗、日蓮、真言、もみんな
「縦に超える」ですが、

縦だと能力、学力、若い、老い、健康、
障害、学歴、劣等感など
世間は縦に超える事を前提としていますが


親鸞は、縦に挫折した人で、
そこから全ての人の居場所（浄土）を
横超（おうちょう）にたどりつき、

「横に超える」と仰ったのは
親鸞だけだそうです。


「そのままの自身で比べることなく、
あるがままで生きなさい」と言う意味。

「誰とも比べるでなく
唯我独尊（全てのいのちが尊い）だからこそ

比べる事なく、だからこそ、
そのままでいいよ」


なのですね～＾＾






そろそろ、まとめますと～


不安そうな相手に「大丈夫」と言う時は

「そのままでいいんだよ～
充分にやって来られたよ～
あるがままでいいんだよ～」

と、笑顔で想い伝えながら


本当に相手の未来が
理想な状態であり、それをご本人が
喜んでいる笑顔など想像しましょう。


プラスのエネルギーが「大丈夫」の言葉に
乗っかっていますので

本当の意味での、元氣や勇氣が伝わります。


または、
「この前も上手くできたじゃないか？大丈夫だよ」

の様に、上手く行ってた時のことを
思い出させてあげると

相手の人が、その時の高い波動状態に
シフトすることができます。


「あっ、そっか～余計な心配してた～」と
リラックスもできるでしょう。



言葉選びも、重要ですが

どのような前提の元で

どんなエネルギーを乗せているかで

受け取る側も変わってきます。


何はともあれ

「自分が上手く行くことの許可」を

自分に出しておくことが先決です。




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