ただ後半にこの攻守の切り替えができるかとなると・・・夏ですからね。後半はスピードでなくフィジカル勝負って予想がしていたのですが、見事に当たりました。
（・・・みんな予想できます）
では前半の華麗な展開から、後半は肉弾戦に変わります。
ガッツがあるところをアピールしないとね。
どれだけ足技が華麗でもフィジカルで負けているようでは戦えません。
後半は手を使うシーンが多くなりました。勿論、反則ですけど、審判が笛を吹かない限り、記録には残りません。
ボクはサッカーの試合の写真を撮る時、手を使ってでも止めようとするシーンを撮るのが好きです。
キレイじゃないですよ。
カッコいい場面じゃないですよ。
でもプロの必死さが伝わってくるんですよね。
『どんな事をしても止めてやる！お前の好きなようにはさせねーよ！』
プロの強烈な勝負根性がみえてきます。
サッカーというチームスポーツ、基本は11対11だと思うのですが、局面は1対1になります。1対1の場面はやっぱり面白いですね。
自分から手を使っているのに、自分が掴まれたらボクは手を使っていない、相手が手を使っているってアピール。
先生、奇麗事じゃないんですよね、サッカーってスポーツは。
しかし浦和の猛攻が続き・・・
こんな試合展開になるなんて誰も想像もできなかったと思います。
この後は・・・？結末は神様しかわかりませんが、FC東京ファン、浦和レッズファン、共にわかっていたことが一つあります。
激戦が続く。
この試合、今後さらに激戦になる。
みなさんが泥臭く肉弾戦を繰り広げている時です。
一人、とてつもないスピードでグラウンドを駆け抜ける選手がいました。
ゴール！！！！！
4-3！FC東京またも勝ち越した！！！
大熱狂の味の素スタジアム。
凄い、凄すぎるよ、武藤。アギーレさんの前で2得点を奪いました。
『♪オレーオレオレオレーよっちー！よっちー！』の大合唱が響き渡ります。最初なんて言っているのかわかんなくて、ゆうちゃんに『なんて言っているの？』って聞いたら『よっち。武藤はよっちって呼ばれているの』なるほど。嘉紀さんですからよっちね。
ボクも大声で歌いました。
『♪オレーオレオレオレーよっちー！よっちー！』
気持ちよく歌っているのですが、邪魔をする人達がいるんです。
『浦和レッズ！浦和レッズ！浦和レッズ！』
この日、サポーターの数でいうとFC東京の方が多かったと思うのですが、声量は互角。場合によっては浦和の方が大きかった所もありました。ちょうど真ん中の席にいましたからね。
ただ浦和の応援には太鼓がないんです。フツー、太鼓がなかったら歌声やコールがズレていくと思うのですが、まったくズレなくて統制のとれた応援。
勝ち越し点を取って大喜びのFC東京サポーター、反撃を願う浦和レッズサポーター、どちらも大声ですので物凄くうるさい感じになります。いい意味でうるさいってことね。迫力がハンパないです。これぞサッカー観戦の醍醐味ですね。
FC東京を応援していますからこのまま逃げ切ってくれって思っていたら・・・
せっかく4点も取ったのに負けたくないよね。絶対に負けれませんよ。残り10分。
FC東京は三田が登場。
そしてロスタイム。
ここでこの試合で最もいい写真が撮れました。ボク基準ですけどね。FC東京のコーナーキックのときです。もうこのチャンスに賭けるしかない。浦和は死ぬ気で止めるしかない。
今度は1対1になりました。
いやー、素晴らしい。カッコいいプレーではないかもしれませんが、勝利への執念が伝わってきます。泥臭くてもいいから勝つ。そういう姿勢が伝わってきます。
試合の最後には華麗なパスさばきが多かったこの人も・・・
ロスタイム5分終わって試合終了。
4-4。
凄まじい試合でした。
両チームサポーターが選手を讃えます。試合後は混雑が予想されますけど、多くのファンが残って選手に大拍手をしていました。
確かに失点が多いですけど、ファイティングスピリッツは伝わりました。
またこんな面白い激闘をみせてください。
引き分けでここまで楽しめる試合は滅多にないです。
素晴らしい激闘でした。両チームの選手、サポーターのみなさん本当にお疲れ様でした。
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