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旧中仙道ランニング「中仙道走膝痛シ」・・・桶川宿~熊谷宿(その2)

2016年09月30日 | 中山道走膝痛シ(旧中山道ランニング)
岐阻街道 鴻巣吹上 富士遠望(栄泉)にちょっとイラスト加えてみました。


道端の石塔群
小さいけれど、中仙道の貴重な痕跡だ。




地蔵堂

ここで、水飲み休憩した。
さきほどから休憩ばかりだ。

このあたりは箕田追分といわれ、館林行田道との追分(分岐点)であって、この地蔵堂のところに富士家という茶屋があった。
このチョット先に前砂村標石があるのだが、英泉の鴻巣吹上富士が描かれた場所で、茶屋の名前を富士山が大きく見えたからつけた店名なのだろう。




ここで、俺が注目したのは手前の天蓋をかぶり、白装束に風呂敷包みの大きな荷物を背負った武士である。
多分、虚無僧であると思う。
違うかな?



虚無僧は帯刀していないとは、限らない。
何故なら、虚無僧は元武士だからである。
画では虚無僧が目的地に向かって、早足で颯爽と歩いているように見えるが、虚無僧は戦国時代が終わり、リストラされて食えなくなった武士が、宗教に名を借りて托鉢を名目に布施を乞い、「武士」というプライドを捨てきれず放浪生活している悲しい乞食浪人たちのことである。

尚、江戸時代初期の虚無僧は白装束だったらしい。

-----以下、俺の道草的妄想-----
この虚無僧が、サラリーマンに思えてしまった…。

現代、一部上場の有名な企業のサラリーマンでも突然リストラされたりすることがあるが、特に中高年では一度離脱すると再就職先がなかなかみつからない世の中になってしまった。

さらには、生活に困っても「生活保護を受ける」ということに対し、プライドが邪魔してしまい、浮浪者まがいの生活に落ちてしまう人も少なくない。
  →参照:ホームレスの約6割はうつ病!?“路上に引きこもる”人々が生活保護を嫌がる理由

絶対あってはならないことだが、プライドをかなぐり捨てても、職が見つからない暗く厳しい世の中になったならば、その時、日本はフィニッシュである。
志ある若者は日本を捨てて新天地を求め、外国に向かうだろう。
もしかすると、すでにそうすべき時がきているのかもしれない。

安倍さんの「一億総活躍社会の実現」というものが、口先ではなく、本当に中身のあるシッカリしたものにできるなら、是非、期待したいところである。
特に「若者が、夢を持てる社会」に変えてもらいたい。

 
間違っても、「一億総活躍社会」が、実は「軍靴の音が聞こえるような『進め1億,火の玉だ!』の社会」であった、ということにならないことを願う。
------------




広い空き地にポツンと寂しく建つ六地蔵堂


第四中山道踏切


妙徳地蔵「熱心にお参りすると眼病に効き目あり」


吹上本町前交差点にある門被りの家屋

門被り(もんかぶり)は建築用語であるが、庭木などが門にかぶっている状態を、門被りという。

よく松の枝が門の上に横に張り出した門被りの松などはあるが、これは見たことのないもので立派なので撮った。



東曜寺内の無縁仏


元荒川起点(橋の左に石柱がある)

元荒川とは…(ウィキペディアより)
元荒川(もとあらかわ)は、埼玉県を流れる利根川水系で中川支流の一級河川である。古荒川とも呼ばれる。その名のとおり、荒川と利根川が合流していた時代の荒川の本流であった。


荒川の土手脇にある権八延命地蔵(別称:物言い地蔵)

立札書き:「権八延命地蔵」・「権八地蔵(ごんぱちじぞう)とその物語(ものがたり)」
 《権八は、姓を平井といい、鳥取藩士であったが、同僚を殺害したため脱藩し江戸へ逃れた。その途中金に困り、久下の長土手で絹商人を殺害し大金を奪い取った。
 あたりを見廻すと地蔵様を祀った祠があった。
 良心が咎め己の罪の深さにいくばくかの賽銭をあげて「今、私が犯した悪行を見ていたようですが、どうか見逃してください。また、誰にも言わないでください。」と手を合わせると、地蔵が「吾(わ)れは言わぬが汝(なれ)は言うな。」と口をきいたと伝えられている。
 この話から、この地蔵は「物言い地蔵」と呼ばれるようになった。権八はその後捕えられ、延宝8年(延宝7年とも)に鈴ヶ森の刑場(東京都品川区南大井)で磔(はりつけ)の刑に処された。
      参考:延宝8年(1680)
 平成24年2月  鴻巣市教育委員会


歌舞伎で幡随院長兵衛との出会いで出てくる白井権八のことだ。
演目は何なのか俺は知らなかったが、調べたら『浮世柄比翼稲妻』というものらしい。
次のセリフだけは知っている。


国立国会図書館デジタル化資料 所蔵

幡随院長兵衛 「お若(わけ)えの、お待ちなせえやし」
白井権八   「待てとお止めなされしは、拙者(せっしゃ)がことでござるかな」


「浮世柄比翼稲妻〜鈴ヶ森〜」 第24回土佐絵金歌舞伎17日公演より
(四分の三ぐらいのところが、出会いの場面です)

実際には、時代的に、この出会いはなく、また権八は美男子ではなく醜男であって、相当な極悪人であったらしい。





荒川である。

開放的な景色で気持ちがいい。
風も爽やかで軽快に走った。

(つづく)


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