あなたの未来は明るい(かも知れない)
多くの方といろいろ話をすると、いよいよ日本の農業がだめになりそうという話になる。
私も実を言えば本当にそう思っている。
あまり批判的な話ばかりを書くのも何であるが、栽培技術上の問題、流通の問題、農政の問題、あらゆることがどうにもならないほどの混沌状態にある。
一見するともう先が見えないような気になるのも当然の話である。
一体どうなるのかという不安を覚えるのもしかたがないとも思える。
しかし、私は全く違う視点で考えている。
日本の国の方向性もそうなのだが、どこを目指そうとしているのかわからない転換期であるということが私の考えです。
本来政策にしろ、栽培技術にしろ、目的・戦略が明確であれば目指す方向がはっきりする。しかし、現在は将来への明確な方向性がない中で、いろいろなことが起きているので混沌とするのは当然なのだと思っています。
この転換期を乗り越えることができれば、全く違う世界が見えるように思っています。
ある方とのSNSでのやりとりで印象に残った言葉があります。
「混乱は適応者を出すための必要なイベント」
今、どこに向かっているのかわからない、どうしたら良いのかわからない中で、確実に次世代に残る人材・技術・モノ・経営が生まれつつあります。
おそらく、従来の身を任せていれば何とかなった時代は終わりつつあるのだと思います。
要するに今後起こるであろう大変化に生き残ることができた農家にとっては、明るい未来です。楽しいですね。
私が言うことは変わりません。
常に足腰の強い経営を目指し、何が起こっても生き残れるような準備をすべきだと思います。
わかりやすく言うと、常に利益をとれる経営をすることです。いいものをつくる、たくさん取る、高く売る、とかを目的にするのではなくて、利益を取ることです。いいものを作る、たくさん取る、高く売るは利益を取るための方法・手段です。どのような方法・手段でもいいのです。私の主張する安定供給でもいいでしょう。
普通に安定的に利益を出せる農業をしましょう。
なにせ、それしか出来ることはないのですから。
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