失敗こそ恐れるべきだ!!!
最近過去の焼き直しのような記事が多いが、言い方を変えて同じことを説明するというのは私のスタイルでもあるのでご容赦を願いたい(笑)
よく「失敗を恐れるな」という言葉が語られる。それは新しいことへの挑戦して失敗してもある意味仕方がないから失敗することを恐れて新しいことに挑戦するのに尻込みするな、という意味だと捉えている。
新しいことというのはトライアンドエラーであり、失敗があってある意味当然である。しかし、それは管理された失敗でなければならない。
失敗しても良い状況を作ってあえて行うという挑戦はしてしかるべきだ。
しかし、新しいことであれ、何であれ、失敗をまったく恐れない人がいる。
単なる準備不足であったり、なにも考えていなかったり、知識経験不足だったりして失敗することが念頭にない人である。
失敗するということ自体は問題ないケースもあるし、失敗を糧にして成功の礎になる場合も多い。しかし、単に失敗を恐れずにデタラメなことをしてしまう人も多い。
新しい試みであれば、経験者から見てそのように見えても仕方のない部分はあるのだが、その失敗が単なる準備不足であったりするならば失敗することを恐れないていないというよりも、細心の注意を払っていない失敗である。
厳しいことを書いているが、新しい試みであれば失敗しても仕方がない部分はある。
しかし、平常の営農の失敗でも平気で失敗する人は非常に多い。
「天気が悪かったから仕方がない」
これが最もイージーな失敗の言い訳であり、昨日のエントリーではないがマンネリ化して失敗が状態化してしまった人のいいわけである。
農業というのは天候にいかに抗い、安定して収穫するかということが最大の課題であり、それを克服してきた。
しかし、様々な技術があるにもかかわらず平気で失敗して言い訳をしてしまうのである。
畑に水がたまった、倒伏した、病気が出た。
というありがちなケースで収量減をまねく人にその理由を聞いてみると、窒素が多すぎた、などと理由まで知っていることのほうが多いのである。
はっきり言おう。
天気が悪くて収穫量が減るということの大部分は「人災」である。それをいかに克服するかということを忘れてしまっている。
つまり、失敗することに鈍感になり、当たり前になっているのである。
天候状況が周辺の農家と同じでそういった障害を出していない人がいるにも関わらず、相変わらず言い訳をしてしまう。
「天気が悪かったから仕方がない」
新しい試みで失敗するケース以上に、深刻だ。
まあ、このブログを読まれているような方は、失敗を恐れ細心の注意を払っている方が大部分だろう。でなければこのようなブログを読んだりしないからだ。
一般的な企業では、失敗があれば、その失敗が起こらないようにするのは当然のことであるが、農業においては天候という実に都合の良い言い訳が存在するために見過ごされているだけなのだ。
(企業が参入したケースでも天候を言い訳にして進歩しないケースは非常に多い、これが不思議で農業というのは天候次第というのが当たり前になっているのだろう)
基本的には失敗を回避すれば、成功である。
はっきり言えば、余計なことに取り組む前に自らの失敗をたくさんあげて、それらをどのように克服するかを考えたほうがいい。
うまくいっている人は失敗しない人なのである。
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