上田麗奈1stシングル。花澤香菜、May'ｎ、アイマス他 2018/02/07頃発売のアニソンCD新譜

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アニメ主題歌CD

　悠木碧の時とかも思いましたけど、好きな声優には僕好みの音楽を歌って欲しい一方で、ここまでハッキリと方向性を提示していて、それが本人の個性にフィットしているものであれば、もう残念だけど頑張れと言う他ないわけですよ。上田麗奈には今回みたいな曲がフィットしている。否定などできるはずもない。

　上田麗奈1stシングル。今期も『グランクレスト戦記』で怪演を披露してくれていますが、インパクトの強い芝居をする、という意味では20代前半の女性声優No.1でしょう。20代全般に拡げてもまだNo.1かもしれません。時折、小林ゆうを彷彿とさせる狂気を見せるけれど、彼女ほど「中の人」を感じさせない。わざとらしくもなければ、感覚だけで芝居をしているわけでもなさそう。ただただ巧いですよね。まぁ使い勝手のいい声質ではないですし、キャスティングにはセンスが求められるんだろうとは思いますけど。

　楽曲の方はというと、ミニアルバムの時もそうでしたが、まぁ大人しい。メルヘン・・・どちらかと言えば、「みんなのうた」にありそう。この人は力強さのある楽曲は歌いそうにないし、歌わなくてもいいかなぁ。でもサビを聴いてると、中島愛の「TRY UNITE!」とか、ああいう曲にチャレンジしてくれたらな、とは感じました。あと、グランクレスト戦記はキャラソン出してくれないかなぁ・・・

　May'n15thシングル。『異世界食堂』ではWUGと組んで珍しい元気で明るい曲を歌いました。あれはあれで素晴らしかったと思いますが、やはり専業シンガーMay'nを起用する意義が強いのは今回のような曲でしょう。いやはや、とてもいいと思います。巧いけれど、歌唱力自慢では決して終わらない。極めて強烈な感情をぶつけてくる楽曲。俗っぽく言えばエモい。エモすぎる。

非アニメタイアップCD

　花澤香菜12thシングル。もう12枚目かぁ・・・基本的にノンタイアップなので、ソロ活動では有名な曲は皆無ですし、枚数を見るとちょっとビックリしちゃいますよね。これは豊崎愛生などにも言えることですけど。逆に言えば、キャラソンでは充分な実績。「マダダーレモー」はもう10年前。今期は『宇宙よりも遠い場所』でまた面白い芝居を披露しています。クールぶってるいじられキャラをやらせれば右に出る者はいませんね。

　それにしても・・・今回特に感じるのは、なんてあどけない歌声なんだろう。これまでと同じようで違う気がします。若返っている。いや、実は『宇宙よりも～』を見ていても感じたんですよ。芝居が若い！なんか、これまで積み上げた実績を一旦リセットして再構築し始めたような、そんな感覚を覚えたのです。あれかな、文春に撮られて交際認めて、色んな肩の荷がおりたのかもしれませんね。世間の反応を見て、正直かなりホッとしたんじゃないでしょうか。この調子なら、声優としても歌手としても、より面白いものを今後見せてくれるようになる・・・そんな期待が持てます。

キャラソン／挿入歌CD etc

　PS4『アイドルマスター ステラステージ』のCDシリーズ「STELLA MASTER」第1弾。アイマスの稼ぎ頭は今やデレマスでしょうが、今でもこうやってアーケード時代からのメンバーが変わらず新作で活躍しているのはいいですね。今回は表題曲「Vertex Meister」の他に「inferno SQUARING」が収録。「inferno」懐かしいなぁ・・・アレンジではなく新作ですが、続編みたいなもんでしょう。でもまぁ、いい曲かと言われると「inferno」が持っていたキャッチーさは、今回は無いかな。

　余談ですが、『アイマスSP』の頃新人だった沼倉愛美と原由実・・・あれから仕事量に差は出ましたが、今期は『だがしかし2』に『ラーメン大好き小泉さん』とユルい食べ物系アニメで2人とも頑張っていますね。

　イロドリミドリはセガの音ゲーのユニット。メンバーは新田恵海、福原綾香、山本彩乃、M・A・O、佐倉薫、今村彩夏、高野麻里佳・・・といった顔ぶれ。どうやらソロの曲も結構存在するっぽいのですが、今回はユニット曲。