作:レイン・スミス
訳:青山南

ユーモア   ★★★
ほっこりする ☆☆★ 
長さ    ☆☆★
知識・しつけ ☆★★ 
悲しい     ☆☆☆
お話(劇)遊び ☆☆☆

【あらすじ】
パソコンが得意なロバくんと
本が大好きなサルくん。

そんな2人が向かい合って座り、
ロバくんは本を知りません。
本を持っているサルくんにたずねます。

「これはなに?」
「どうやってスクロールするの?」
「マウスはどこ?」
「メールはできる?」
「ツイッターは?」

サルくんは何とも言えない表情で、
ロバくんの質問に一言で答えます。
「本」
「しない。ページをめくる。
 これは本だから。」
「・・・・(サルくんの帽子からネズミが出てくる)」
「できない」
「できない」

サルくんが見せてくれた本に
ロバくんは、「字がおおいよ」と。

その返事にはさすがの
サルくんもむすっとした顔。

でも少しずつロバくんはサルくんの本に
興味をもち始めます。


【感想】
第一印象はなんて現代的な絵本!!
「ツイッターはできる?」
なんて言葉、絵本で見るとは思いませんでした。

ロバくんのとんちんかんな質問と
サルくんのシンプルな回答
2人のおかしなやりとりにくすくす笑いながらも
深く考えさせられる絵本です。

このジンプルで深い内容の
壁を低くしているのが、
とっても可愛いイラスト。

サルくんの表情がいい味が出て、
可愛すぎます。

デジタルの良さ、本の良さ、
それぞれあると思いまが。

私は絵本はずっと好きでしたが、
ずっと本は苦手でした。

恥ずかしいですが、
本の魅力に気づいたのはつい最近です。

本は自分の視野を広げてくれ、
視野が広がると可能性も広がりますね。

どちらが良い悪いではなく、
どちらの良さも味わいながら
上手く自分にとりこんで
いきたいと思いました。

そんな私は本の魅力を
デジタルで発信しています!笑

簡単な漢字が使われていますが、
ふりがながあるので読みやすいです。

大人にも読んでもらいたいし、
学校の授業で取り上げるのもオススメですね。

【参考情報】
第4回MOE絵本屋さん大賞 第18位

これは本

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