作：鈴木のりたけ
ブロンズ新社　2015.11

【あらすじ】
ケチャップのボトルに
人のように手足の生えた
ケチャップマン。

自分だけにしかできないことを
求めて街へでます。

ポテト専門店へ行き、
店長にケチャップをすすめますが、
人手不足のため、なぜか
アルバイトをすることに。

店長に怒鳴られながらも、
ポテトの揚げ方を覚える日々。

自分だけしかできないことを
求めていたはずなのに、
ケチャップの出番はありません。

そんなある日、
ケチャップマンのケチャップをくれ！
という、変なお客さんが現れました。

ケチャップマンの運命は！？

【感想】
超シュールな
哀愁漂う後ろ姿！！！
この絵本。

ブログに取り上げられている方が、
いらっしゃったので、
読みたくて読みたくて、
ずっと中身が気になっていました。

図書館にもありませんでしたが、
復刊するという情報をゲットしたので、
発売日に本屋さんへ行き、
ゲットしました！！

最初は立ち読みだけ、
と決めていたのですが、
あまりの衝撃に、
即買ってしまったのです！笑

もう１ページ目から、
ニヤニヤが止まりませんでした。

店長にケチャップを
オススメしに行ったのに
流れに押されて
バイトしちゃうあたり、
ケチャップマンの人柄が伺えますよね。

なんだかなぁ〜と
思っていたら、
異様なお客の登場。

この客は一体何者なんなんだ！？

と妙な緊張感が はりつめ
ドキドキしました。

最後の締めも、
余韻が残りまた読みたくなります。

鈴木のりたけさんの
リアリティー溢れる画力が
その雰囲気を駆り立てます。

ケチャップの質感が見事に表現され、
まるで３Dのような絵は秀逸。

文章は１文１文短く切られ
リズム良く書かれていて
自由律俳句のような感じです。
（勉強不足ですみません）

子どもの反応も見たいですが、
一人でひっそりと楽しむ絵本として、
心に秘めておきたい気持ちになる。
ふふふ。

シュールさが癖になります。

追記
絵本ナビさんで、
サイン本を発見し、思わず購入。














バシッと叩かれ飛び出るケチャップマン！笑

最高です。


ケチャップマン
ケチャップマン [単行本]
鈴木 のりたけ
ブロンズ新社
2015-11-12

楽天ブックス↓
ケチャップマン [ 鈴木のりたけ ]

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