先日の9月27日(土)~28日(日)高知県リハビリテーション研究会(以下、リハ研)の出張理事会に、1泊2日で室戸市に出かけました!




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今朝の高知新聞をご覧ください。




今日は、室戸市佐喜浜町の佐喜浜保育園跡地で行われいる、NPO佐喜浜元気プロジェクトによる“ジオ市場”で朝食、そして、同じく佐喜浜町の「老稚園むえんの舎」の見学、最後は吉良川町の町並み(重要伝統的建造物群保存地区)と、聞いてましたが・・・


高知県リハビリテーション研究会の恐るべしサプライズ企画が用意されていました\(^o^)/


という内容で記事を書く予定でしたが、あまりのタイミングに驚きました\(^o^)/


そこで、今日は佐喜浜町の「老稚園むえんの舎」の見学特集とさせていただきます。


 ◇◇◇高知新聞10月2日(木)朝刊◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


自宅改築、福祉施設に


室戸市の「佐喜浜の方舟」グッドデザイン賞受賞


室戸市佐喜浜町の男性が自宅など3つの建物を改修し、高齢者や障害者を支える場にした「生長型コミュニティハウス『佐喜浜の方舟』が1日、本年度のグッドデザイン賞を受けた。母親の介護を契機に、16年掛りで進めた改修と施設の充実。施主の思いと、それを具体化した建築家の力が評価された。


施主の熱意など評価


 同賞は日本デザイン振興会が主催し、1957年から暮らしや産業、社会を豊かにするデザインを毎年顕彰。今年は国内外の1258件が選ばれた。


 『ー箱舟』は、佐喜浜町の村田憲典さん(64)が聖建築研究所(香美市土佐山田町)の山本恭弘さん(70)に設計を依頼。「佐喜浜の母舎(ははや)」▽デイサービス事業所「むえんの舎(や)」▽相談支援事業所「しえんの舎」-の3施設が隣接する。


 地元で小売店を営む村田さんは1996年、母親の早苗さん(91)が足の骨を折って、室戸市外の施設へ入所。しかし、母親は施設での生活になじめず、鬱(うつ)状態になった。在宅介護するために自宅を改修することにし、98年に完成した「母舎」は柱の位置を継承するなど、かつての家の面影を残した。


 早苗さんの状態は次第に改善。村田さんは「高齢者を無理に施設に入れるのではなく、地元で家族的に受け入れられる場が必要」と考え、人々が一緒にこぎ出す「箱舟」のような介護事業を始めることを決意した。


 自らヘルパー2級の資格を取得。自宅の改修に続き、敷地一つ隔てた倉庫を骨組みの鉄骨を生かしつつ、木のぬくもりのある空間に改修した。それが2004年にオープンさせた「むえんの舎」だ。


 ここにデイサービスで訪れる人の生活面も支援しようと、社会福祉士や精神保健福祉士などの資格も取得。さらに、障害のある人や子ども、お年寄りらがみんなで集まれる場をつくろうと、自宅に隣接していた店舗跡を改修し、10年に「しえんの舎」(あったかふれあいセンター)を開いた。市からの委託期間は終わり、今は福祉サービスを受ける障害者の相談を支援する場として利用している。


 建築家として村田さんを支えた山本さんは「全体計画があってここまできたわけじゃない。16年かけ、新たな問題やニーズが出て、その解決のために『生長』させてきた。村田さんは血のにじむような努力をしてきた。デザインの賞だが、それを超えて取り組みがすごい」と話す。

 村田さんは「今後、障害者による配食サービスにも取り組み、へき地の福祉のとりでとして活動を続けたい」。三つの建物をつなぐ回廊も構想中だ。障害のある人らが当たり前のように働けて、普通に暮らせる古里。思いも建物もまだまだ育っていく。


 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


写真もたくさん撮らせていただきましたので、たっぷり書かせていただきます。


今回の出発前に笹岡和泉さんの勧めで香美市立美術館に立ち寄り「施主に送る職人の仕事・展」を見てから室戸路につきましたが、そこに、室戸市佐喜浜町の「老稚園むえんの舎」の模型も展示されていたのです。




村田さんは27日(土)の平成26年度室戸市ネットワーク会議にも参加されていましたが、お声を掛けれなかった。


28日(日)9時過ぎだったと思いますがお邪魔しました。


この施設は地元でコンビニエンスストアを経営されている村田さんの「長年の構想」が実現したものです。


使用していなかった自宅隣の倉庫を聖建築設計事務所(土佐山田町)山本恭弘さんの設計で、大改造したそうです。


▽「佐喜浜の母舎(ははや)」▽デイサービス事業所「むえんの舎(や)」▽相談支援事業所「しえんの舎」の3施設を見学させていただきましたが、随所に“こだわり”と“アットホーム”さがにじみ出ていました。









階段はアンティークな古ダンスを活用し物入れも兼ねてるようです。




吹き抜けや畳部屋もありました。








特に、大黒柱や外との交流ができる縁側的演出にも癒されました。




浴室は、ご一緒した笹岡和泉さん(NPO法人福祉住環境ネットワークこうち理事長)の設計だそうです!



そして、失礼だけれど、何よりも村田さんに興味を覚えました(^_^;)


1998年に母親の早苗さん(91)をが施設から在宅介護びした時点では「看取り」の覚悟だったそうですが、みるみる元気になったそうです。


介護施設に改善を要求しても中々対応してもらえず、現在の介護のありかたに疑問を持たれ、次々に資格も取られご自分で実践されたそうです。


グッドデザイン賞受賞で「施主の思いと、それを具体化した建築家の力が評価された。」というのが、ど素人の私まで的を得ているなぁと思いました。


村田さんの「へき地の福祉のとりでとして活動を続けたい」という言葉は、高知の郡部で頑張ってるみなさんへのエールにも聞こえます。


『障害のある人らが当たり前のように働けて、普通に暮らせる古里』


村田さんが、「今度来るときは、泊まったらえいきねぇ!」


本当にあったかい話しぶりに感激しました\(^o^)/




車でご一緒した笹岡和泉さん、竹下豊さんが『近くに、こんな場所が欲しいねぇ・・・』


私曰く、『宝くじ、当たるまでちょっと待ちよって・・・』


二人の冷たい視線に、室戸の激しい波を見ながら落ち込む私だった(^_^;)




明日は、室戸市佐喜浜町の佐喜浜保育園跡地で行われいる、NPO佐喜浜元気プロジェクトによる“ジオ市場”で朝食、そして最後は吉良川町の町並み(重要伝統的建造物群保存地区)と、聞いてましたが・・・


高知県リハビリテーション研究会の恐るべしサプライズ企画が用意されていました\(^o^)/をお届けします(^o^)/




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