私の知り合いで、生まれつき重い病気を抱える娘さんを持った、
国際結婚をしている日本人女性がいます。
2年くらい前にもブログを書いたのですが、(心の支え)
あれ以来、手術する事もなく、リハビリをしながら生活をしていたらしいのですが、
数日前、その娘さんが脳卒中を起こし、
手術によって命は取り止めたようなのですが、
その後、脳の腫れが引かず、このままの状態が続けば、
医者が12時間以内に脳死の決断をすると、共通の親友から連絡を受けました。
このブログを書いている今現在、まだその12時間と言う不安の待ち時間にいる状態です。
こう言う時、病院に駆けつけて行っていいものなのか。
逆に行って気を遣わせても悪いし、とかいろんなことが頭をよぎります。
それで、電話するのも気が引けたので、
テキストメッセージを送りました。
彼女の携帯は日本語が打てないので、英語で送ったのですが、
私の英語のテキストに、短く、Thank youとだけお返事をくれた彼女。
同じ母親として、国際結婚をしてアメリカに住む日本人として、
彼女の気持ちを思うと、居た堪れない気持ちになりました。
この親子は、娘さんが生れた時から、こういう生活をされてきています。
いつも生と死が背中合わせな現実。
もちろん、私達人間は、みんなそういう現実の中で生きていますが、
それを日々身近に感じながら生活をするって言うのは私には経験したことがありません。
不治の難病を抱えた子と、それを一緒に乗り越えづづけてきた母、そして家族。
彼女たちが今、一番望んでいることは何なのか。
正直、私にはそれがわかりません。
私が一つ祈れるとしたら、
少しでも彼女たちの心が暖かい何かで包まれますように、
と言うことだけのような気がします。
~あとがき~
この数日後、娘さんは永眠されました。
国際恋愛・結婚 ブログランキングへ
にほんブログ村