隣の芝生は青くない | 雨の日も風の日も IN アメリカ

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在米25年。 アメリカ人旦那との間にティーンのハーフの男の子がいます。 アメリカの企業で企業管理者として勤続22年、フルタイムで働いているワーキングマザーです。 そんな私のごくふつ~の日常日記です。

隣の芝生は青く見える、本当ですよね。

 

以前の私なら、綺麗な豪邸に住み、ブランド物のバックを身につけ、

 

高級車に乗るのがいわゆる「成功者」のシンボル、ステータスと言うか、

 

元々物欲が強いほうではなかったとは言え、

 

私自身もそういうのを目標に頑張ってきたところはあったと思います。

 

最近の私は、いろいろ人生の経験をしてきて、

 

他に人生の価値観を見つけたのもあり、あまりそういうモノにこだわらなくなりました。

 

とは言え(笑)、それでも隣の芝生が青く見えることももちろんあります。

 

10年くらい前まで一緒に会社で働いていたアマンダ。

 

彼女は15年くらい前に、

 

ある事件がきっかけで訴訟を起こし、相手(企業)から4億の賠償金を受け取ったんですが、

 

そのお金でこの辺りでは大きな家を買ったりしていました。

 

その事件と言うのが、当時19歳だった彼女の妹が、

 

レストランでお酒を飲んで、その後交通事故に遭い、

 

植物人間になってしまったのですが、

 

未成年にお酒をサーブした、という理由で、レストランを訴えたんです∑(゚Д゚)

 

こんな事言うの、不謹慎かも知れませんが、

 

確かにレストランも悪いけど、年齢を偽ってお酒飲んだのは妹なのでは?と思ってしまいます。

 

それで、実際には賠償金は8億だったらしいのですが、

 

弁護士に半分払ったので、彼女は4億と言うことになったらしいです。

 

彼女らの親は既に他界していたので、姉であるアマンダが受け取り人になったのだそう。

 

アマンダにはトーマスと同い年の息子がいるんですが、

 

子供が生まれた時に、彼女は会社を辞め、育児に専念することにしました。

 

彼女の豪邸は、その賠償金で買ったので、

 

残りの賠償金と旦那さんの給料だけで十分に生活するお金はあったのでしょうね。

 

デイケア代が浮くだけでも、彼女が仕事を辞めるにはいい機会だったのだと思います。

 

正直、当時の私は、自分の仕事は辞めたいとは思っていませんでしたが、

 

それでも働いている私よりも大きな家に住み、会社も辞め、育児に専念できる彼女を少し羨ましく思ったりして、

 

どことなく心の中でライバル視していました∑(゚Д゚)

 

彼女らは旅行によく行き、新築の家の写真や、子供をいろんな習い事に連れていく写真をFBに載せていたので、

 

彼らの生活は時間的にも金銭的にも余裕あるのある贅沢な生活なんだなと思っていました。

 

もちろん、私はそれでも私の生活に満足しているので、へ~いいわね~くらいに思っていたんですが、

 

まだ小さかったトーマスの目にはそうは映らなかったようです。

 

彼女の息子と大親友なトーマスは、

 

学校の休みごとに家族旅行に行くその子と、デイケアに行く自分を比べて、

 

「どうしてクリスは旅行に行けるのに、僕はデイケアなの?」と言ったり、

 

「クリスのお母さんはいつも学校が終わると車で迎えに来てくれるのに、

 

どうして僕は、デイケアのバンに乗るの?」

 

というような事を言っていて、

 

親心が痛かったのを覚えています。

 

今年(と言っても9月の新年度ですが)になってから、

 

トーマスとクリスは同じクラスになったんですが、

 

新学期の説明会の時、そこにアマンダの姿はありませんでした。

 

あれ?何か急用でも入ったのかな?(夜の6時ですが)

 

その時はそう思っていました。

 

トーマスいわく、クリスは家からランチを持参することは一度もなく、

 

いつも学校のカフェテリアで食べていて、

 

クリスにその理由を聞くと、

 

ランチに必要な食材を買いに行く時間、そしてそれにかかる食費を考えたら、

 

1食2ドル50セントのカフェテリアが安くて経済的なのだとの事。

 

庶民の私から言わせてもらえば、たかが2ドル50セントでも、チリも積もれば、です。

 

でも4億ある人からしたら2ドル50セントなんて鼻くそみたいなものなのでしょう∑(゚Д゚)

 

学校説明会にも参加せず、子供のランチも作らず。

 

そんな彼らなんですが、最近になって彼らは銀行破綻をしました。

 

え?(  ゚ ▽ ゚ ;)

 

言われてみたら、最近FBで見かけないな~と思ったり。

 

元々は、植物人間になってしまった妹に払われたお金だったのですが、

 

たった10年の間で既に使い尽くしてしまったのでしょうね。

 

隣の芝生は青く見える、実際にはそうでなかったりしますね。

 

以前もブログに書いたことがありましたが、

 

人生はポーカーのようなものだと思います。

 

人生はポーカーのようなもの

 

持ってない人ほど見せたがります。

それはお金であったり、能力、または才能であったり。

いいカードを持っている人は、それを人に見せないように隠しますよね。

いわゆる、能ある鷹は爪隠すタイプ。

いいカードを持っていない人ほど、いかにも持っているように人の目を誤魔化したり(笑)

いくら人の目を誤魔化せても、自分の目は誤魔化せないし、結局勝者にはなれません。

 

まあ、私も人様の生活をどうこう言う前に、

 

自分の生活にフォーカスを置いて、幸せ磨きをしたいと思います。

 

 


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