金は天下の回り物 | 雨の日も風の日も IN アメリカ

雨の日も風の日も IN アメリカ

在米25年。 アメリカ人旦那との間にティーンのハーフの男の子がいます。 アメリカの企業で企業管理者として勤続22年、フルタイムで働いているワーキングマザーです。 そんな私のごくふつ~の日常日記です。

会社のシェリーの旦那さんは、

 

彼自身もビジネス経営者で、いろんなビジネス手がけているんですが、

 

その中の一つに彼の趣味兼ビジネスでカーレースをしています。

 

彼自身もレーサーで、流石に最近はもう歳なので(50歳)、

 

年に数回くらいしかレースには出ないようです。

 

で、その年に数回のレースが週末にあり、他州まで見に行ったシェリー。

 

そこまではよかったのですが、道中、タイヤがパンクし、

 

それもただのパンクではなく、Blow out したそうです。

 

普通の庶民が乗る乗用車なら、

こういう時、ロードサイドアシストやAAA、

保険会社に電話したら誰か来てくれてタイヤ交換してくれると思うのですが、

なんせ高級車に乗っている彼女。

きっとタイヤも相当特別なのでしょうね。

ベンツのディーラーじゃないと予備のタイヤがなく、交換できないとの事。

ベンツにも色々あると思うのですが、

彼女が乗っているのは、日本円で軽く1000万円以上もするものなので、

そんじょそこらの、私ちょっとお金持ってるからベンツ乗ってるのよ~

のベンツ保持者とはまた少しクラスが違います(やめなさい)
 
日曜日っていうのもあり、どこも空いていなく、それも他州で起こったインシデントなので、

その日は結局他州のホテルで一泊する羽目に。
 
予定では月曜日の朝一でディーラーに行ってタイヤ交換、

のはずだったのですが、ここでまたインシデントが。
 
なんと、そのベンツのディーラーには、その車に合うタイヤは置いていなく、

結局ドイツからアメリカのディーラーに取り寄せしての交換になるそうです。

よっぽど彼女のタイヤが特別すぎてディーラーには置いていないのか、

それとも、いい加減なアメリカなんで、在庫もいい加減なのか。

うん、きっと両方でしょうね(爆)

後で聞いた話だと、普通のベンツよりもタイヤが大きく、

この車種にしか合わない特別なタイヤだそうです。

あまりにも高級なタイヤなので、

在庫を置くよりも、需要がある時にドイツから輸入するほうが、

ディーラーにとっては経済的なようです。

消費者にとっては迷惑な話ですが(笑)
 
アメリカってほんと車社会ですから、車がないと何処へも行けません。
 
それで結局、レンタカーを借りて一旦帰って来ることにし、

タイヤ交換が終わったら、ディーラーが車を届けてくれるようです。

どんだけお金かかるかと思うとゾッとするわ、

とこぼしていたシェリー。

その話を聞いた時、あ〜、大変だったわねと思うと同時に、

私の中である考えが浮かんだんですが、

そんな事思っては行けないと、すぐにもみ消しました。

ところが、同じテキストをもらったジャネスが誰にも聞こえないような小さい声でボソッと一言言いました。

きっとバチが当たったのね
 
アナタなんてことを(((( ;°Д°))))
 
でも実は私もそう思っていました∑(゚Д゚)
 
やっぱりお金って人に使ってこそ自分にも戻って来るっていうか、

いい行いにしてもそうですが、

カルマの法則じゃないけど、いいも悪いも同じ事が自分にも返って来るんですよね。
 
きっと例年通り私たちにもボーナスくれてりゃこんな事になってなかったと思いますよ、うん。(本当か。笑)

~あとがき~

この後、私達は例年よりも多いボーナスをもらい、

シェリーに関しては、車の保険が全部カバーしてくれて、

ディーラーがわざわざ他州からTow truckで輸送してくれたそうです。

ほらね、やっぱりPay it forwardだわ( ̄▽ ̄)

ってことで、私ももらったボーナスから、少しばかりドネーションをしました。