マンガの歴史!~どこから始まった? | マンガ大好き! ~漫画のよろず屋的ブログ

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マンガ ときどき、色んなホビー。
そんなブログです。

こんにちは。かどえもんです。

私たちが生まれたときから
いつも傍にあったマンガ。

 

時代と共に
色んな作品が生まれて

今や全て読み切れないぐらいの
マンガがありますね。

あなたが初めて読んだマンガは
何でしょうか。


私は多分
ドラえもんですね~。(´∀`*)
 
記憶が定かではないので
「多分」なのです・・・。(/ω\)


でも
ふと思った事ありませんか?

日本で一番初めの
マンガって何だろう。


今回は
そんなあなたにピッタリな
マンガの歴史について
調べてみました!

 

マンガの歴史に詳しくなれば
マンガがもっと好きになる!

・・・かも!?



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驚愕!
これが日本初の漫画だッ!

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日本初の漫画。

その歴史は
なんと平安時代に遡り。

作者も
不詳という作品です。

 
8~12世紀ぐらいですね。
1000年ぐらい前とか・・・。


ですが
誰もが1度は
目にしたことが
あるんじゃないかなあ。

という作品でもあります。

それは・・・
 

鳥獣戯画
なんです。Σ(゚Д゚;

甲、乙、丙、丁の全4巻で
(こう書くと
いかにも漫画っぽいですねw)

元々は
京都の高山寺所有の国宝ですが

 
高山寺ホームページより金堂

現在は東京国立博物館に甲、丙が
京都国立博物館に、乙、丁が
保存されています。

また、webでも全巻読む(?)
ことができますので


興味がありましたら
こちらのリンクで!

https://kosanji.com/chojujinbutsugiga/

この時点では
絵だけの表現

ストーリーも
あるんだか無いんだか・・・
みたいな雰囲気です。


また、もっと昔を遡れば

弥生時代の銅鐸にも
マンガのようなものが
確認できます。

 
 
上記2点
カッパブックス銅鐸の謎より

むしろ
こちらが元祖かも!?

※情報提供、弾薬斑中谷様
ありがとうございます!


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そして
ストーリーが生まれるッ!( ゚д゚ )

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そして鎌倉時代。

 
それでも12~14世紀あたり。
古い・・・。


このあたりから
御伽草子(おとぎぞうし)
と呼ばれる

ショートストーリーもの
生まれてきました。

大体、室町時代
(14~15世紀)が
全盛だったようで

御伽草子は
室町物語
とも呼ばれています。

 
御伽草子より 一寸法師。
ストーリーも微妙に違います・・・(/ω\)

一寸法師とか
浦島太郎なんかは
有名ですね。

絵も単に
絵巻物というよりも

ストーリー(セリフ?)が
書かれている作品も
あるのが特徴!


 
こちらは浦島太郎

何かマンガというより
絵本と言った方が
しっくり来る気も
しますね。(;´∀`)

まだまだ現代のマンガとは
遠い雰囲気です。


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「漫画」という言葉を使ったのは
北斎が初!?

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余談ですが。

実は浮世絵で有名な
葛飾北斎さんが

江戸時代(19世紀ごろ)に
発行した
北斎漫画
というものもあります。

 
ウィキペディアより北斎漫画
イラスト集みたいな感じですね。


気の向くままに漫然と描いた画
だから漫画だよ。

という意味で描かれた作品は
人物、風俗、動植物、妖怪など
約4000点!


現代では
著作フリーをいいことに

こんないじり方を
している人も(苦笑)

 
出典、blog-imgs-12-origin.fc2.com

こうしてみると
マンガっぽいかも。( ´艸`)

また、19~20世紀あたりに

今泉一瓢(いまいずみいっぴょう)
さんという方がいて

時事新報という新聞で
「漫画」という語を使い始めたのが

漫画という言葉が定着し始めたきっかけ

・・・とも言われています。

 
ウィキペディアより、時事新報
創刊したのは
1万円で有名な福沢諭吉さん!


ちなみに今泉一瓢さんも
錦絵師かつ漫画家です。(´∀`*)

 
讀賣新聞(よみうりしんぶん)
明治25年3月8日号より
今泉一瓢先生のマンガ。
4コマだけあって
今の表現に近い!



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フキダシの登場で
よりマンガっぽくなった!

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さて。

随分マンガっぽく
なってきましたが

やっぱりマンガって

フキダシがついて
やっとそれっぽく
なるんじゃないでしょうか!


 

このフキダシが
使われ始めたのが
ちょっと遡って江戸時代。

鱗形屋孫兵衛
(うろこがたや まごべえ)
先生の

金々先生栄花夢
(きんきんせんせいえいがのゆめ)

が初のようです。

 
金々先生栄花夢より
フキダシというにはでかすぎる。(;´∀`)



これで
フキダシは定着せず

1923年の織田小星(作)
樺島勝一(画)先生が描いた
正チャンの冒険

 

日刊アサヒグラフ
大正12年4月2日号より
正チャンの冒険


麻生豊先生の、のんきな父さん
あたりから
フキダシが定着したという説が
現在のところ有力です。


 
報知新聞
大正12年10月28日号より
のんきなとうさん


調べている途中で

鳥獣戯画にも
フキダシっぽいのがあるよ!

との情報を得たのですが

 
鳥獣戯画より。カエルの吐息・・・。

これをフキダシと呼ぶには
少々強引でした・・・。(/ω\)


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そして現代へ・・・
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そこからは1931年に
のらくろ
 
のらくろ
「架橋演習」というエピソードより
擬音?効果線?
みたいなのも確認できます。
のらくろは戦時中に
不謹慎とのことで
打ち切りになったことも・・・(´・ω・`)



終戦後の1946年に
サザエさんといった
 
1962年の朝日新聞より。
今のマイルドなアニメ版と異なり
戦後ネタや風刺など
結構危ないお話しも。(/ω\)



あ。ちょっと知ってる!
という作品が色々生まれつつ

手塚治虫先生の作品や
様々な先生のおかげで

現在のマンガスタイルに
なっている!


といったところでしょうか。

 
手塚先生のデビュー作
少国民新聞大阪版で掲載されていた
マァちゃんの日記帳。
コマ割り、フキダシ、擬音など
もう既に現代のマンガっぽいですよね。


そうそう。
擬音は昭和に入ってから
見られるようになりました。


どの作品から使われだしたか
調べきれなかったのですが

「シーン」という擬音を
マンガに使用したのは
手塚先生が初です。

 
やりすぎコージー都市伝説より
手塚作品で初めて使われた「シーン」
どの作品で
初めて使われたのかは
調べ切れず・・・。情報求ム!



現代マンガの土台を
色々と築いた手塚先生。

改めてすごい方だなあと
実感しましたね。


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まとめ!(`・ω・´)
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いや~
まさかマンガの原型が
平安まで遡るとは
思いませんでした(笑)

 
最初はマンガというより
歴史の調べものを
している感覚に・・・。


ですが
言い換えれば

マンガという娯楽が
いかに長く
沢山の人に支持されているか


ということを
伺い知れる良い機会でしたね。

 

様々なマンガを
楽しむことができる技法も
先人の努力があってこそ。

今、マンガを
制作してくれている
マンガ家さんがいてこそ。

そして
それを支えつつ
世に出してくれる
編集や出版に関わる人たち。

いろんな人が
いるおかげで

マンガが楽しめるんだなあと
実感しています。

 
出版に関わる全ての人へ感謝を!

これからも
新しい表現や

歴史が変わる作品が
生まれてくるかも知れませんね。

というわけで。

あなたも
誰かとマンガの歴史について
話してみませんか?


多くの人が源流を知ることで
マンガをより深く理解し

もっとマンガが
好きになってくれたら
嬉しいです!



いつものあなたも。はじめてのあなたも。読んでくださってありがとう!
記事を楽しんでいただけたなら、ぽちって頂けると嬉しいです!  

 
今回は日本に特定して調べてみましたが
海外の歴史も色々面白いものが沢山ありそうです。
機会があったらまた調べてみますね~。(´∀`*)