肺がんのターミナルの方の訪問に行きました


59歳と若く余命は1か月…


痰が多くなってきて

咳込む事が多くなってきました


今日の訪問は最初は落ち着いていたので

お話を聞きながら足浴し

マッサージや呼吸リハをやっていると

深い眠りつきました


長男さんのトラブルに心を悩ませていて

夜も眠れない時間が長いようです


しばらく奥さんのお話を聞いていました


「ぐっすり眠ったようだ。」

と目を覚まされると

激しく咳き込まれました


サチュレーションは一気に低下していきます

「頭が変になっていく・・・真っ白になっていく…」


呼吸音を聞くと痰の貯留音が…


悪い方の肺を上にして

側臥位で呼吸に合わせて排痰介助をしていきました


痰の切れも悪い様でしたので

吸入もしました


時間は掛ったけど痰が出て

呼吸困難感は和らいでいきます

サチュレーションも86%まで下がっていましたが

95%まで上がってきました


「夜中によくこうなって苦しいんだ・・・

すっごく楽になった~」


そんな時は緊急電話に連絡してくださいと言いたいところですが…

この人の緊急の第1報は往診の先生なんです


その先生の時は訪問看護は週3回で

緊急対応は先生なんです


先生はやはり1番はお薬を使っての対応となります


看護の力を使って

楽にできる事はたくさんあります

それができないジレンマが…


在宅で療養を安楽にする手立ては

看護の力が1番だと思っています


苦しい時に行ってあげれない辛さが

私を苦しめます…







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