利き足トレーニングでおススメなのは、先ずはリフティングです。
これだけでも、ボールを持った時の姿勢がよくなります。
サッカーの両足練習って意味あるの? その1 でもお話しましたが、
利き足のレベルが上達すると、海外のサッカー選手の特徴である、
1.軸足が安定する(サッカーのプレーはほとんど片足)。
2.軸足が安定してるから利き足が活きる(軸がグラつくとプレーが安定しない)。
3.身体が開かない(動作が素早くなる)。
この3つのポイントがレベルアップするので、そうすると、キック、ドリブル、トラップの精度が抜群に上がります。
こうした利き足のトレーニングを徹底しているスクールは、全国でもほとんど見られません。
あるとしたら、明光サッカースクールくらいですね。
ちなみに、「とも」は入っていません。
自宅からあまりにも遠すぎるので…(笑)。
1.インステップリフティング
このリフティングは利き足だけです。
両足リフティングに慣れた子どもたちにとっては、最初のうちはかなり大変かも知れません。
だいたい2~300回を超えたころでしょうか。
ボールを持った時の姿勢がよくなります。
身体の開きがなくなるんですね。
目標は1000回です。
1000回出来たら、インサイド、アウトサイド、頭、もも、胸などにチャレンジしましょう。
2.ちょんちょんリフティング
これは、軸足強化にうってつけです。
かなり大変ですけどね(笑)。
これも目標1000回です。
キックの精度と飛距離が格段にアップします。
もちろん、トラップやドリブルの安定感も増して来ます。
さらに、1000回達成したら、歩きましょう。
これも出来るようになったら、テニスボールとかスーパーボールでもやりましょう。
3.「とも」のリフティング
「とも」は、毎日、朝練と夕練でいろいろやってます。
基本はやっぱりリフティングですね。
利き足リフティングが出来れば、両足リフティングなんて楽勝です。
本人が疲れるまで続けられます(笑)
だって…、両足リフティングって歩く動作と同じですよ。
足踏みしたり歩いたりするのと一緒なんです。
サッカーの練習で、歩く動作って、トレーニング効果があると思いますか?
両足リフティングが、千回とか一万回出来たとしても、持久力程度のトレーニング効果しか期待できないんです。
だって、私のブログでは何度もくどいくらいに言ってますが、サッカーのプレーの大多数は片足でやるんです。
トラップだって、キックだって、ドリブルだって、ボールタッチの瞬間はほとんど片足なんです。
片足ってことは、軸が弱いとグラついてプレーが安定しないでしょ?
さらに言えば、日本の両足練習って、軸の弱い選手を大量生産してるようなものなんです。
それを知ってか知らずか(たぶん分かってないでしょうけど…)、
小中学生年代の指導者たちって、
「リフティングは両足で〇〇〇回出来ないと試合に出さない!」なんて平気で言いますからね。
そればかりではなく、土屋健二さんのジンガドリブルという、超バカげた練習を取り入れる指導者もいますからね(笑)。
そんなに、両足リフティングとか両足練習って重要なんですかね???
先ずは利き足と軸足をしっかり鍛えてから、両足練習した方が効果的です。
私は学生時代に、ブラジルの育成年代(ジュニア、ジュニアユース)の子どもたちを間近で見てきましたた。
そんな私からすると、日本でよくありがちな指導者たちの両足信仰って、逆立ちしても理解できませんね(笑)。
やっぱ、無知な指導者って怖いですね
反論したい方は、次の記事をきちんと読んでからにしてください。
海外のサッカープレーヤー並みに上達したかったら、利き足トレーニングをしっかりやりましょうね
4.「とも」のフリーキック(カーブ)の練習
現在、中学一年の「とも」が、もしも利き足トレーニングをしてなかったら、軸足も弱いので、こんなふうなカーブは蹴れなかったと思います。
フルパワーの30~40%の力で軽く蹴ってます。
軽く蹴った方がボールコントロールの精度が上がるでしょ?
軸足が安定してるから、軽く蹴っても飛距離が出るし、いわゆる「踏ん張り」が効くということなんです。
だから、ボールコントロールが正確になるわけです。
ちなみに、「とも」のカーブは3種類です。
フリーキック用のインフロントの擦り上げが2種類で、ベッカムのような横に大きく曲がるカーブ、縦に落ちるドライブ回転のカーブ(動画のキックがこれです)。
コーナーキックとシュート用に、インステップでボールの中心を外して蹴るという早くて距離の出るカーブ。
ゴール(垣根)から20mくらい離れて蹴ってますが、公式コートのペナルティーエリアの奥行きはゴールラインから16.5mなので、まあまあの距離ですね。
25~30mくらい離れた距離からでも、ふつうに蹴れますよ。
もっとも、そこまでの距離になるとカーブではスピードが落ちるから、キーパーに取られやすくなります。
だから、遠い距離の時は、レアルマドリードのクリロナとかベイルみたいな無回転シュートを蹴ると思いますけど(無回転シュートの動画は別の機会に…)。
じゃあ、ドリブルとかトラップとかは?なんて疑問があると思いますけど、そのへんは「とも」が得意なとこですね。
まあ、機会があったら動画を撮影したいと思います。
基本的にはメッシと同じような動作特性を持ってますけど。
いずれにしても、利き足と軸足の関係性は重要ってことですね
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