一つ一つ、ノミとハンマーで打ち出し彫刻し、ピアッシング(透かし細工)された、ヴィクトリア時代後期の純銀製、貝の形のディッシュです。

 

 

 

制作者はアトキンブラザース。 1750年代にまでさかのぼれる、イギリスを代表するシルバースミスの一つです。

 

イギリスのシルバースミスは、イギリスが一番繁栄していた、ビクトリア時代に創業したところが多いのですが、18世紀から続いている老舗は、中産階級の人々が富を得るようになる前、銀製品を所有することが王侯貴族と大金持ちの特権であった時代から、彼らのためのシルバースミスだったのです。

 

特にこのアトキンブラザースは質の高い職人がいることで有名でした。それは彫刻だけでなく、このお品の美しいフォルム、純銀の板をたわめながら完璧なシェルの形に形成するなど、金属工芸としての技術の高さに見てとれます。ピアッシングもひとつずつ丁寧にパンチであけています。

 

状態は、プロのポリッシュを経た、エクセレントコンディション。一か所、ピアッシングが切れているところがございますが、きれいに修理してからの発送となります。

 

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