優雅な猫 | 敵もさるもの

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人間のオバさんと、猫のオバさんの、ふたり言。たまに、オッさん。

 

 

 

 

朝。

 

さ~、とっとと飯かっこんで、会社に行かねばならん!ちきしょーめ!

どすんと座ったところに、呑気な毛むくじゃら一匹。

 

 

なぁに?コタツ入るの?布団めくろうか?

 

 

「そうではない」ことを、ちっこいあんよで布団をふんずけてアピール。 

なら、何?

 

 

まさか。

 

 

ちょ。

ちっこい二本のあんよが膝にのしかかる。

OH!指圧効果。

とか言ってる場合じゃなくて。

 

 

モモが食べるものは無いよ。ご飯とみそ汁と目玉焼き。ね?

ホッケだのお刺身だのはございませんよ。

 

 

ごめんね。

いや、朝なんてこんなもんよ。のんびり食べてる時間は無いからね。

 

 

あるかっ!そんなもん。

いや待て。だったとしても、結局アンタの食べるもんは無いでしょーがっ!

 

 

 

 

 

 

 

じゃ、行ってきます。ドタバタ

えっと、エアコン消したし、鍵閉めたし、それからそれから

じゃね。留守番お願いね。

電話には出なくていいから。ピンポンにもね。

じゃね、行ってきます。バタン!