大人おぢばがえり その6「大冒険」
三人そろって女子風呂から外へ出る。
すると、フーバーが困惑した顔でうろうろしていた。
聞くと、「帰り道が分からんのよね~。」と言うではないか。
いやいやいやいや~、まっすぐ歩いて曲がっただけやん!
(ここをま~っすぐ行き、左へ曲がると敷島の湯)
先にお風呂から出たフィリップとムスリムが部屋に戻り、1人寒い通路を右往左往していたらしい。
大人おぢばがえり 前回まではこちら → 「その1」 「その2」 「その3」 「その4」 「その5」
フーバーと一緒に4人で4階の部屋に帰ろうと歩き始めるが、なんだか様子がおかしい。
あれ?こっちやったっけ?こっちじゃなかったっけ?
リリー、シホニャン、私も帰り道が分からなくなっている。
「結構歩いたイメージやけど。。。」、とずんずん進んで行こうとしたが先はほぼ闇。
来たときはこんなに真っ暗じゃなかった。
あたふたとする湯上りの4人。
保湿をしていない私の顔はだんだんカサついてきている。
化粧水、持って来ればよかった。というか借りればよかった。
スマホも持ってきていないのでフィリップに助けを求めることも出来ない。
この寒く薄暗い中、夜明けが来るのをカサカサした顔で待たなければならないのだろうか。
不安で心が押しつぶされそうになっていると、なんとシホニャンが扉を発見した!!
(写真は高知詰所に入る扉。)
しかし少し雰囲気が違うような。。。
どれも同じような赤い扉、、、これは高知の詰所の扉なのだろうか。
「とりあえず4階に上がってみたら分かるわえ!」
シホニャンの堂々たる姿勢が不安を少しだけ消してくれた。
高知、郡山・中河、敷島と3つの詰所が同じ建物内にあり、
お風呂がある地下の通路以外は区切られていて、それぞれの詰所には行き来できない。
シホニャンの発見した扉を開け、いざ中へ。
エレベーターの場所もなんだか違う気が。。。
(元気な人は階段を使いましょう。これも高知詰所のエレベーター写真。)
そして4人でエレベータに乗り込み4階のボタンを、、、って、こんな白い丸いボタンじゃなかったで!
しかし背に腹は変えられない。我々は迷子なのだ。
シホニャンの見つけた扉にすべてを託すのみ!!
1階で止まるエレベーター。
誰かが乗り込むのだろうか。
ゆっくり開く扉の向こうには男性らしき姿が徐々に見えてくる。
法被の衿に文字が書いてある、、、
敷島大教会!!
(こんな感じで高知の部分が敷島でした。。。)
目の前の男性にシホニャンが言う。「あ、ここって、敷島ですよね~。」
あっけにとられている男性に、「高知の詰所にはどういったらいいですか?」と聞くと
「入り口を一旦外に出て一番あちら、商店街の横が高知の詰所です。」と親切に教えてもらった。
大人4人、恥ずかしそうにお礼を言って外に出た。
保湿をしていない私の顔がそろそろ限界を迎える。カピってきたのだ。
バスタオルをイスラム教徒のように顔に巻き、天理教の詰所駐車場を歩く。
ただひたすら商店街のほうへ歩く、、、遠い!!
(詰所上空写真。)
今回の大冒険のルートをフィリップが書いて送ってくれた。
赤い線が我々の動き。敷島地下での迷走ぶりが伺える。
「こんなに遠かったっけ~。」「大冒険やったね~。」などと言いながら、やっと高知の詰所に戻ったのだった。
次回へ続く。
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