ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する私と、皆さまにお届けするブログです

1981年7月11日付 ビルボード 全米 Top40 Gary U.S. Bonds - This Little Girl

2017-07-16 22:33:44 | 1981年ビルボードTop40
1981年7月11日付ビルボード All American Top40、5週間の1位から一旦ダウン、2位から再び上がって通算8週目の1位、年度を代表する大ヒット、Kim Carnesの"Bette Davis Eyes"。10位を記録した"More Love"以来のTop10ヒットでもちろん初めてのNo.1です。

2位は前週と変わらずGeorge Harrisonの"All Those Years Ago"。George Harrison、ずいぶん久しぶり、遡ること1973年6月30日に1位を記録した"Give Me Love"以来の2位まで上がりました。
この週は上位が強く7位までが前週と変わりませんでした。
3位はAir Supplyの"The One That You Love"。Air Supplyですが、これでシングル4曲連続のTop5ヒット、Top3入りも3曲目です。
4位はRick Springfieldの"Jessie's Girl"。Rick Springfield、1972年に14位まで上がった"Speak to the Sky"という曲がこれまでの唯一のTop40ヒットで久しぶりのヒット、もちろん初めてのTop5ヒットです。
5位はHall & Oatesの"You Make My Dreams"。1位を記録した"Kiss On My List "に続くTop5ヒットです。

この週12位はGary U.S. Bondsの"This Little Girl"。最高位は6月20日、27日、7月4日の3週連続の11位。年間チャートは58位の大ヒットです。

Gary U.S. Bonds、この曲が上がってくるまでは彼のことは全く知りませんでしたが、なんと1950年代後半から活躍する黒人ロックシンガー。
1961年には"Quarter To Three"という曲が全米No.1を記録しています。
そのGary U.S. Bondsがブルース・スプリングスティーンのプロデュースで復活しました。
この曲は、そのブルース・スプリングスティーンの作、気持ちの良いアメリカンストリートロックです。


1961年のNo.1ヒット"Quarter To Three"。ゴキゲンなロックンロールです。


今週 先週 song / artist
1 1 BETTE DAVIS EYES / KIM CARNES
2 2 ALL THOSE YEARS AGO / GEORGE HARRISON
3 3 THE ONE THAT YOU LOVE / AIR SUPPLY
4 4 JESSIE'S GIRL / RICK SPRINGFIELD
5 5 YOU MAKE MY DREAMS / DARYL HALL & JOHN OATES
6 6 ELVIRA / OAK RIDGE BOYS
7 7 STARS ON 45 / STARS ON 45
8 9 THEME FROM "Greatest American Hero" (Believe It Or Not) / JOEY SCARBURY
9 10 I DON'T NEED YOU / KENNY ROGERS
10 18 SLOW HAND / POINTER SISTERS
11 8 A WOMAN NEEDS LOVE / RAY PARKER JR. & RAYDIO
12 11 THIS LITTLE GIRL / GARY "U.S." BONDS
13 14 HEARTS / MARTY BALIN
14 13 AMERICA / NEIL DIAMOND
15 17 GEMINI DREAM / MOODY BLUES
16 19 BOY FROM NEW YORK CITY / MANHATTAN TRANSFER
17 12 SUKIYAKI / A TASTE OF HONEY
18 20 WINNING / SANTANA
19 21 MODERN GIRL / SHEENA EASTON
20 22 TIME / ALAN PARSONS PROJECT
21 23 QUEEN OF HEARTS / JUICE NEWTON
22 15 IS IT YOU? / LEE RITENOUR
23 16 WHAT ARE WE DOIN' IN LOVE / DOTTIE WEST
24 27 SEVEN YEAR ACHE / ROSANNE CASH
25 25 FOOL IN LOVE WITH YOU / JIM PHOTOGLO
26 28 SWEET BABY / STANLEY CLARKE & GEORGE DUKE
27 38 TOUCH ME WHEN WE'RE DANCING / CARPENTERS
28 34 THE STROKE / BILLY SQUIER
29 33 DON'T LET HIM GO / REO SPEEDWAGON
30 32 STRONGER THAN BEFORE / CAROLE BAYER SAGER
31 35 IT'S NOW OR NEVER / JOHN SCHNEIDER
32 42 NO GETTIN' OVER ME / RONNIE MILSAP
33 44 IN THE AIR TONIGHT / PHIL COLLINS
34 36 A LIFE OF ILLUSION / JOE WALSH
35 48 LADY (YOU BRING ME UP) / COMMODORES
36 31 I LOVE YOU / CLIMAX BLUES BAND
37 51 URGENT / FOREIGNER
38 41 DOUBLE DUTCH BUS / FRANKIE SMITH
39 43 THE BREAKUP SONG / GREG KIHN BAND
40 40 TWO HEARTS / STEPHANIE MILLS TEDDY PENDERGRASS

コメント (6)    この記事についてブログを書く
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
星船さんへ (ミュウ)
2017-07-17 17:13:16
この人よく覚えています。
USボンドという名前が印象的ですよね。
モータウンっぽいアレンジですね。
当時は復活したベテランシンガーというより、
突然出てきた一発屋みたいなイメージだったかな。
知識不足でした><
Martiy Balin (hannah)
2017-07-17 21:32:03
こんばんわ。
いよいよMarty Balinの♪Hearts♪が13位まで上がってきましたね。確か最高位は8位だったでしょうか。
星船さんの解説も間もなくでしょうか。
ところで、今まではM.バリンと紹介されていましたが、ソロデビューとともに、M.ベイリンと紹介されるようになったようですね。
そして、そして!37位にいよいよ♪Urgent♪がエントリーですね。♪Who's Crying Now♪もまもなくチャートインで、産業ロック全盛期です。
U.S. Bonds (星船)
2017-07-18 23:06:51
ミュウさんこんばんは。
私も当時、新人ミュージシャンがブルース・スプリングスティーンのプロデュースで突然出てきたのだと思っていましたが、経歴を聞いてビックリしたのを覚えています。
ちなみに「U.S. Bonds」は「アメリカ国債」のことだそうで、何で名前に「アメリカ国債」が付いているのでしょうか?
Marty Balin (星船)
2017-07-18 23:20:16
hannahさんこんばんは。
Marty Balinは私の大好きなロックグループ「ジェファーソン・スターシップ」を脱退して出したヒットがこの"Hearts"でした。私も応援していまして、もちろん後日このブログにも登場する予定です。

産業ロックについては、いろいろと批判されるところもありますが、私にとっては好きなロックグループの曲が次々とヒットする良い時代でした。
Jefferson Starship (hannah)
2017-07-19 21:03:31
星船さん、こんばんわ。
M.Balinが脱退し、♪Knee Deep In The Foopla♪リリースまでの♪Modern Times♪、♪Winds Of Change♪、♪Neuclear Furniture♪の3作はパッとせずJefferson Starshipも低迷期でしたね。
僕も産業ロック大好きでしたよ。そのお話はまた別の機会に。
Jefferson Starship (星船)
2017-07-19 23:34:23
hannahさんこんばんは。
Jefferson Starshipも「Freedom At Point Zero」は素晴らしいアルバムで、私も大好きだったのですが、その後3作は印象も薄く、そういえばほとんど聴かなかったです。まったく低迷していた時期ですね。
その後の『ニー・ディープ・イン・ザ・フープラ』の大ブレイクには驚きました。

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