ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する私と、皆さまにお届けするブログです

1981年3月28日付 ビルボード 全米 Top40 Dolly Parton - 9 To 5「9時から5時まで」

2017-03-24 22:42:10 | 1981年ビルボードTop40
1981年3月28日付ビルボード All American Top40、6位からジャンプアップしての1位はBlondieの"Rapture"。
Blondie、1979年の"Heart Of Glass"、1980年の"Call Me"、"The Tide Is High"に続く4曲目のNo.1ヒットです。

前週と変わらず2位はJohn Lennonの"Woman"。5週間の1位を記録した大ヒット"(Just Like) Starting Over"に続く大ヒットです。Top3に5週目のエントリーです。
3位も前週と変わらず、Styxの"The Best Of Times"。1979年に1位を記録した大ヒット"Babe"以来のTop5ヒットです。
4位は1週のみの1位からダウン、REO Speedwagonの"Keep On Loving You"。REO Speedwagon、デビューは1971年ですが長い間ヒットに恵まれず、苦節10年にして初めての大ヒット、もちろん初めてのNo.1です。
5位は前週と変わらず、Don McLeanの"Crying"。Don McLean、もちろんあの名曲"American Pie"の全米No.1ヒットで有名です。この曲で久しぶりの復活ヒット、"American Pie"以来のTop5ヒットです。

この週4位からダウンして7位はDolly Partonの"9 To 5"。邦題は「9時から5時まで」。
1981年2月21日に1位を記録、ダウンして2週間の2位から3月14日に再度1位に浮上し通算1位は2週間。年間チャートはなんと9位にエントリーする特大ヒットでした。

ドリー・パートンですが、言わずと知れたカントリー界の大御所ミュージシャン。
カントリーチャートでのNo.1ソングは数知れず、でもレギュラーチャートでは、1978年に3位を記録した"Here You Come Again"が唯一のTop10ヒットでした。
この曲"9 To 5"でもちろん初めてのNo.1です。
映画「9時から5時まで」の主題歌。この映画、1980年制作のコメディ映画でジェーン・フォンダ主演。ドリーは出演もしています。
アメリカ国内で初週の興行収入が390万ドルを越えるヒットを記録しました。
この曲"9 To 5"、カントリーでもディスコでもない、新しいジャンルのカントリーポップの名曲です。


今週 先週 song / artist
1 6 RAPTURE / BLONDIE
2 2 WOMAN / JOHN LENNON
3 3 THE BEST OF TIMES / STYX
4 1 KEEP ON LOVING YOU / REO SPEEDWAGON
5 5 CRYING / DON MCLEAN
6 7 HELLO AGAIN / NEIL DIAMOND
7 4 9 TO 5 / DOLLY PARTON
8 23 JUST THE TWO OF US / BILL WITHERS/Grover Washington jr
9 12 KISS ON MY LIST / DARYL HALL & JOHN OATES
10 10 WHAT KIND OF FOOL / BARBRA STREISAND & BARRY GIBB
11 14 WHILE YOU SEE A CHANCE / STEVE WINWOOD
12 8 THE WINNER TAKES IT ALL / ABBA
13 15 DON'T STAND SO CLOSE TO ME / POLICE
14 21 MORNING TRAIN (NINE TO FIVE) / SHEENA EASTON
15 9 I LOVE A RAINY NIGHT / EDDIE RABBITT
16 22 I CAN'T STAND IT / ERIC CLAPTON
17 13 CELEBRATION / KOOL & THE GANG
18 26 ANGEL OF THE MORNING / JUICE NEWTON
19 19 HEARTS ON FIRE / RANDY MEISNER
20 17 A LITTLE IN LOVE / CLIFF RICHARD
21 25 SOMEBODY'S KNOCKIN' / TERRI GIBBS
22 24 PRECIOUS TO ME / PHIL SEYMOUR
23 29 HER TOWN TOO / J.D. SOUTHER & JAMES TAYLOR
24 18 TREAT ME RIGHT / PAT BENATAR
25 35 DON'T STOP THE MUSIC / YARBROUGH & PEOPLES
26 11 I AIN'T GONNA STAND FOR IT / STEVIE WONDER
27 31 BEING WITH YOU / SMOKEY ROBINSON
28 28 GUITAR MAN / ELVIS PRESLEY
29 32 JUST BETWEEN YOU AND ME / APRIL WINE
30 34 AIN'T EVEN DONE WITH THE NIGHT / JOHN COUGAR
31 16 GAMES PEOPLE PLAY / ALAN PARSONS PROJECT
32 65 TAKE IT ON THE RUN / REO SPEEDWAGON
33 60 TOO MUCH TIME ON MY HANDS / STYX
34 48 TIME OUT OF MIND / STEELY DAN
35 20 FADE AWAY / BRUCE SPRINGSTEEN
36 42 IT'S A LOVE THING / WHISPERS
37 50 SWEETHEART / FRANKE & THE KNOCKOUTS
38 40 TURN ME LOOSE / LOVERBOY
39 44 HOW 'BOUT US / CHAMPAIGN
40 43 WHO DO YOU THINK YOU'RE FOOLIN' / DONNA SUMMER

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2 コメント

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シーナの曲名を変更 (めった)
2017-03-26 12:22:57
当時、僕は全米トップ40だけでなく、全英toppu20も聴いていたのですが、シーナイーストンがデビューしてイギリスで"Nine To Five"と言う曲が大ヒットしていたのですが、アメリカでは"Morning Train"と改題になって発売されたのにビックリしました。そうです。ドリーの"9 to 5"と混同を避けるため、ってことだったんですね。
こういう出来事も面白かったです(^-^)
http://mettapops.blog.fc2.com/blog-entry-933.html
Nine To Five (星船)
2017-03-26 22:13:34
めったさんこんばんは。
そうでした、この時話題になりましたね。
「9 To 5」「Nine To Five」という珍しいタイトルの曲がほぼ同時に、それも世界中で大ヒットしたのですから混同しますよね。
私は全英Top20は聞いてはいませんでしたので、先にドリー・パートンを聞いてからシーナの"Morning Train"を聞いたのだと思います。どちらも明るい良い曲ですね。

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