法則相対論(Reprise)♪ | ゆうなっち研究所!!

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世の中の真実について考えるのです

さっしーが言ってたけど、芸能界に平等は当てはまらない
でもそれは不平等というより、それが芸能界の平等なんだと思うんです
和田秀樹先生がおっしゃっていたけど
前提が変われば常識は変わるということです

だから平等というのも、どういう状態がその世界の平等であるか
それはやはり話し合いでキメなければならない、協議で
ここでの平等とか公平はこういうものだという、約款を作らなきゃならない
平等契約論と名づけましょう

その世界に生きる以上、たとえば芸能界ならその約款に同意したものとみなされる、
場合によっては推定される、のであって、何が平等で公平か、形式的にどこでも同じ尺度が
適用されるわけではない

おそらくこれがいわゆる格差論に対して私が抱いていた違和感の正体かと思われます
格差是正で人は幸せになれない

社会生活においては、何が平等で公平かはその所属する世界で伝統的に決まってくる
そして、この決まり方自体が変化する、相対化する

平等、公平という話からは離れて法則性というくくりになりますが、
これを法則相対論と名づけましょう

物理学の世界なら勝手に決まってて、話し合いもなにも通用しない、人はただ従うしかない

ボイル・シャルルの法則だとか・・ニュートン物理学というのも
その法則が生きている世界においてのみ生きるのであって、前提が変われば法則も変わってくる

経済の世界ではどうでしょう?

だから希少性の経済学というのも希少性の経済学が生きている世界でのみ適用されることになる
モノが少なければ価値があがるというのも、そういう属性をもった資産についてのみ
あてはまる法則であると

スーパーの売れ残り品が高くなってたまるかって話ですね

するならば通貨を増減したところでデフレやインフレに必ずしもなるというわけではない

こういうことから、平家というか伊勢平氏政権が破綻したのは
別に宋銭デフレというわけではないとわかってくるのです

いや今、平氏政権は何故破綻したかというのを下書いていますが、
ネタバレすると平氏の後継者問題による内紛、元々伊勢平氏というのはたいしてリッチでもなかった
平家物語ではいかにも栄華を誇ったように書いてありますが、実体は赤字体質であり
きらびやかな衣装もローンで買っていたということです

更に急激に知行国が拡大して、多角的展開したがゆえに人財リソースも枯渇し、
貸し剥がしにあい、資金ショートを起こしたということです

通貨を増やしてインフレになるわけではないのは「通貨を使用目的で所有する人が
増えなければ実質的に通貨が増えたとはいえない」からです←

だから平氏政権崩壊論議の中の財政破綻説、コレ自体は正しいと思われますが
宋銭の価値崩壊が飢饉によって引き起こされてデフレになったという説は採用し難いのです
政権自体の信用崩壊があったと見なければならない、歴史を動かしているのは結局「人」なのです

人に始まり人に終わる、それが人の歴史というものではなかりましょうか
いや、わかりませんが、私はそんなことを考えています

ですから通貨が増えてインフレになるのは政権の信用が失われたという前提がある場合であって
むしろインフレが先にあって通貨が後追いしていっている状態です
また国民が洗脳されまくっててお上大好きな日本でハイパーインフレは起こりえません
絶対にないです

物価が10000倍とか報道されてもそれは政府発行通貨額に換算した理論値に過ぎないのであって、
もはや通貨は使われておらず、実体資産による決済方法に移行しているはずです
物価N倍分の1に政権の信用が下落しているという指標にすぎない

国債利回りがほぼゼロである日本国においては、通貨を増やしてインフレにもっていく、
それで景気をよくするというのは起こりえない話です
急進的サヨク政党を支援して国体破壊活動をしてもらうしかありません