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2018年からの世界 人類の未来 宇宙の中の地球

あまりにも大きな「太陽系の変化」に唖然とし……。もうすぐ「月には大気が形成され」、「太陽の縁からは1000%増加したプラズマ光がやってくる」中で、私たちはどうなるのか?

投稿日:2018年5月21日 更新日:

それは惑星Xあるいはニビルと呼ばれる曖昧な存在と関係するものなのか?

5月21日のロシアの報道メディアより


earth-chronicles.ru




 

太陽系の未来と、そしてそこに住む私たちの未来

少し前に、太陽のほうで何か爆発的な現象なのか、あるいは何かそういうこととは関係ないこと(認識の錯誤など)なのかわからないですが、太陽系の中で「何か起きたかもしれない」というようなことを下の記事でご紹介しました。

「何か」が地球に向かっている? : まもなく、私たちの地球に「発生源不明の超膨大なエネルギー体」が近づくかもしれない。それは数日前に太陽を通過

これはロシアのメディアで知ったことでしたが、今日またロシアのメディアを見ていましたら、冒頭のような、

「現在の太陽系の極端な変化」

というような言葉が入った記事を見かけたのでした。

これはタイトルに、「ニビル」というような単語が入っていて、妙にオカルト的なニュアンスとなってしまっているのですが、内容的には、過去 10年くらいの間の「異常なほどの太陽系の変化の大きさ」についてふれているもので、ひとつひとつの詳細と真偽についてはともかく、太陽系のそれぞれの惑星や、あるいは「太陽圏そのもの」に急激な変化が起きていることは、以前からずいぶんと記事にも取りあげていたものでした。

それで、そういうことをご存じない方もいらっしゃるかと思いまして、それらについて、大ざっぱではあっても、わかりやすくまとめられているこのロシアの記事をご紹介しようと思いました。

同じようなことについてふれた In Deep の過去記事については、翻訳のあとにいくつかリンクさせていただきます。

ちなみに、この記事の中に書かれてある項目を最初に短くトピックしますと、次のようになります。

ご紹介する記事に出て来る過去10年ほどの間に太陽系で観測されている変化

・1901年から観測が続いてる太陽磁場が最近の数年間で 230パーセントも増加。

・太陽の影響による磁気嵐が異常に増加しているが、医学的見地で磁気嵐が人間の死亡率の増加と関係していることが明らかとなったのは、この15年ほどのこと。

・水星のこの数年の変化はとても激しく、極地に氷が突如として現れ、そして突然強力な「磁場」が出現した。

・金星では、過去 40年間で、オーロラの明るさが 2500パーセント増加。

・木星では、過去 10年間で、プラズマ雲の明るさが急激に増加した。

・他に、土星、天王星、海王星、冥王星、火星でも、大幅な変化(本文をご参照下さい)。

・月ではその周囲に厚さ 6000キロメートルのナトリウム層が形成されており、つまり「月の環境に大気が作られる前兆」である可能性がある。

・太陽系の端の発光プラズマが 1000パーセントの増加を示している。

この中で、私は、

> 月に大気層が作られつつある

という話は、初めて聞きました。今のことろ真偽は確かめていませんけれど、本当だとすると大変に興味深い話ですので、明日にでも隣の家に住むジイサンにでも聞いてみようと思います(そうじゃなくて、ちゃんと調べろよ)。ああ、そうですね、そのうち、ちゃんと調べてみようと思います。

というわけで、ここから記事です。


Солнечная система меняется под воздействием Нибиру
earth-chronicles.ru 2018/05/21

現在の太陽系の極端な変化はニビルの影響を受けてのものなのか

現在の天文学で考えられている「惑星X」の影響の可能性


kenpress.com , In Deep

私たちの太陽系は長く平穏であり、そして、その状態は安定しているということにおいて永遠のものだ、という説は今では通用しなくなっている。

過去のたった 10年間で、太陽系には非常に大きな変化が記録されているのだ。

現代の科学者たちは、これらの状況を真剣に懸念しており、これら太陽系の巨大な変化の理由を特定しようとしている。

天体物理学者たちは太陽磁場(太陽からの磁気の影響)の強度の増加を記録し続けている。地球で太陽磁場の観測が始まったのは 1901年のことで、それ以来、科学者たちは太陽磁場を観測し続けているが、この数年の間に太陽磁場は 230パーセントも増加したことが判明したのだ。

それについては、たとえば、この数年間の地球のオーロラ観測の状況でもおわかりになるのではないだろうか。かつて、オーロラは、極地やそれに近い高緯度のごく一部の地域でのみ観測されていたものだった。それ以外の地域に住む人たちは、テレビ番組などで見るしかなかった。ところが今では、地球のあらゆる地域でオーロラが観測されている。

地球の磁気嵐もそうだ。ほんの 20年前の地球では磁気嵐はほとんど報告されることはなかったが、今では頻繁にそれが観測される。

磁気嵐は、一般に信じられているほど「無害ではない」ことが明らかになってきている。太陽風などによる磁気嵐の渦中あるいは後には、人の死亡率が大幅に増加するのだ。特に心臓病や高血圧の人々に影響を与えることがわかっている。

このことについては、15年前までは、科学者たちは太陽と地球の人間の健康の間に関係があるとは認めていなかった。それまでは、地磁気は人間の健康に大きな影響を及ぼすものではないとされていた。しかし、今では、地磁気は「人を殺す」ことが医学的研究で証明されている。

太陽系の惑星を見てみると、まず大きく変化しているのは水星だ。この水星という惑星は非常に驚くべき変化を見せている。極地に氷の塊が突然現れ、そして、突然どこからか強力な磁場が出現したのだ。宇宙の時間軸的なものからいえば、これらの変化は文字通り「瞬時」に起きた。

金星では、過去 40年間で、オーロラの明るさが 2500%増加した。また、科学者たちは金星の大気の状態を記録し続けているが、最近の金星の大気の変化は、この惑星全体に及ぶ巨大なものだ。

木星でも、この 10年の間に、木星を取り巻くプラズマ雲の明るさが急激に増加している。

土星では、過去 30年の間に赤道の流れの速度が大幅に低下した。これにより土星の赤道からの X線放射の増加が注目されている。

天王星では、雲の活動が急激に増加し、明るさの急激な増加が再度認められた。

海王星では、大気の明るさが 40%増加した。

冥王星は気圧が 300%も上昇したと指摘されている。

火星では惑星全体の規模での気候変動が記録されている。深刻な嵐によって揺さぶられ、火星の極地では氷が溶けている。科学者たちの中には、火星が温暖化の時期にあると考えている人たちもいる。

そして、地球の衛星である「月」。この月は今「大気を作り上げている」かもしれないのだ。月の周囲に約 6000キロメートルの厚さのナトリウム層が形成されている。

さらには地球。この地球が現在、大規模な環境変動の渦中にあるという事実は疑いようがない。そして、この地球も磁場が弱くなっていたり、極が変化しつつあるかもしれないというようなことが起きている。科学者たちはこれらの原因についての研究を続けている。

もっと巨大な括りの話では「太陽系の縁」で観測されている事象が科学者たちを惑わせている。現在、太陽系の縁にある発光プラズマが急激な増加を見せており、その増加率は、科学者たちによれば「 1000%」を超えているのだ。

これらの巨大な宇宙の変化は、それぞれの惑星の変化と結びついているものなのだろうか。

実際には、この質問に対する答えは、科学ではまだ得られていない。あるいは、正式に表明されてはいない。

しかし、さまざまな主張は伝えられている。たとえば、太陽の変化が太陽系とその周囲のすべての変化に影響を与えているというものもあるが、しかし一方で、太陽も含めて、惑星に影響を与えているかもしれない未知の宇宙エネルギーがどのようなもので、どこから来ているのかはまったくわかっていないことも事実だ。

興味深い説のひとつは、太陽に近づくことによって、これらのすべての影響を司る惑星が存在するという仮説だ。これは宇宙史の中ではすでに起きおり、それが再び起こる可能性があると主張する科学者たちもいる。それが起きたのは今から 40億年前のことで、放浪する巨大な惑星が太陽に近づいたのだ。

この放浪する惑星は、太陽から 340億キロメートルの距離にまでしか近づいていなかったが、それで十分だった。

このイベントは、この「旅する惑星」によって吸収された多くの太陽系の惑星たちの死で終わった。

そして今、科学では認められていない説であるニビルに目が向けられている。

ニビルという名前は、世界の創造を扱うバビロニアの『エヌマ・エリシュ』(バビロニア神話の創世記叙事詩)で言及されたものだ。

第 12番目の惑星ニビルは、シュメール文明の記録で言及されており、この天体は翼付き円板のシンボルを持っていた。

そして今、この惑星がふたたび太陽系に戻ってきているという主張がさまざまにある。古代の伝説によれば、このミステリアスな惑星は、火星と木星の間に 3600年に一度現れ、細長い軌道に沿って動くという。


 

ここまでです。

関係した In Deep の記事はいろいろとあるのですけれど、ここでは3つほどの記事をリンクさせていただくにとどめたいと思います。

なお、上の記事中に「磁気嵐と死亡率の増加」についての記述がありますが、実は「逆のデータ」もあるのです。つまり、「太陽活動が縮小している時には、心臓疾患が多くなる」というもので、これは以下の記事で取りあげています。

「太陽活動が低い時期には急性心停止が著しく増加する」:まったく世に出てこないこの過去数十年間の医学的研究の結論を今書かせていただきます

この記事の内容から考えれば、過去に比べても極端に太陽活動が低い現状から、これから心臓関係で亡くなる方がかなり増える(あるいは、すでに増えている)ということについて、ある程度は「公式に」予測されています。

そのことはともかく、太陽系自体に話に戻しますと、その太陽系の惑星の変化の中で最も印象的だったのは、「土星の輪の崩壊」の予兆のようにも感じられる現象を取りあげた下の記事でした。

完全な形姿と完全な秩序をもった土星の環が崩壊していく予兆? NASAの探査衛星カッシーニがとらえた不可思議な光景

下の写真が「何もかも完ぺきだった土星の輪」の一部が「崩壊」のような兆しを見せている光景です。


NASA

あとまあ、最近の記事ですけれど、「木星が、その衛星ともども、むちゃくちゃなカオス」に陥っていたり。

太陽系がとてもカオス : 木星の衛星イオは無数の火山の爆発で灼熱地獄の状態、冥王星は実はとてもカラフルなことがわかり、そして先日の太陽からの惑星間衝撃波の原因は「いまだ不明」

そして、昨年 2017年は、「太陽系の外から太陽系に突入してきた彗星」が初めて確認されるということも報じられました。

下は、天文学者たちの推定による、その彗星が進行したコースです。


In Deep

 

過去 10年ほどずっと太陽系の異変は継続しているとはいえ、昨年 2017年は特に、外観的にも大きな出来事が相次ぎました。

そして、先ほども記事をリンクしました「太陽系の中で何かわからない大きな出来事が起きていたかもしれない」というようなことなども今あります。

これらに挙げました観測自体は、すべてにおいてオカルトなどとは関係のない客観的な観測そのものですが、「その原因」や「理由」、そして「解釈」については、科学からオカルトまで様々に存在します。今のところ完全に説明されているものがあるとは思えません。

しかし、説明できようができまいが、やはり確実にいえそうなことは、

「太陽系に何か起きていて、それが急速に進行している」

ということだと思います。

それが私たちの地球に大きく影響を与えるものかどうかはわかりません。しかし、他の太陽系の惑星がほぼすべて影響を受けているところを見ますと、私たちの地球も今後大きな影響、あるいは「極めて大きな影響」を受ける可能性はそれなりにあると思っています。

その時期はわかりませんし、どのような影響になるのかもわかりません。

そして、おそらく伝説やオカルトはその解明の手助けには「ならない」と思います。なぜなら、今はまた新しい時代ですから、起きることも新しいはずですので。私たちは、この宇宙での新しい事象の最初(で、あるいは最後)の目撃者となることができるのだとも思います。

目撃した途端に全部この世からなくなっちゃうのかもしれないですけれどね。ハハハ(ハハハじゃねえだろ)。





  • この記事を書いた人

Oka In Deep

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