低用量ピル
以前薬の窓口で開設しましたが
https://www.kusurinomadoguchi.com/column/articles/3KCSh
通常の月経周期では
エストロゲンとプロゲステロンという
2つのホルモンによって
子宮内膜が厚くなり、剥がれ落ちるのですが
このホルモンを内服薬によって
低い値で保つ事で
排卵を抑制したり
子宮内膜を薄くする事で
月経量や月経痛を
減らしたりする作用があります
現在の日本では
避妊目的で使用するピルを
OC(Oral Contraceptive 経口避妊薬)
月経困難症や過多月経に対して
保険診療で使用するピルを
LEP(Low Dose Estrogen-Progesteron
低用量 エストロゲンープロゲステロン剤)
と呼びますが・・
ぶっちゃけ同じものです
きちんと使えば
非常に高い避妊効果があり
様々な生理の悩みも
解決する力がある
とても有用な薬剤が
低用量ピルで
現在
産婦人科診療では
すでになくてはならない薬
となっています
ピルの歴史は
意外にも古く
アメリカで認可されたのは
1960年(高用量ピル)です
ただしこれは
血栓症のリスクなども高く
用量を抑え改良された
低用量ピルは1973年に認可されました
しかしながら・・
日本で低用量ピルが認可されたのは
1999年です
実は世界で最初のピルは
日本の勉強会で
発表された歴史があるのですが・・
http://rhic.kenkyuukai.jp/special/index.asp?id=4368
ピル50年史
1980年代
産婦人科の大先輩方が
ピルの有用性を訴え
認可への動きを起こしていたのですが・・
ようやく
認可がおりかけたのが
1992年・・
なぜそんなに時間が
かかったのかというと・・
経口避妊薬によって
簡単に避妊ができるようになると
性生活の乱れを生じる!
HIV感染の温床になる!
なんて事が
声高に主張されていたのが
大きな要因でした
しかしその後
1992年
認可直前だったピルは
突然頓挫してしまいました・・
表向きの理由は
先ほどのHIV感染拡大を
懸念してのことだったようですが
裏事情では
時の総理夫人が
「あなた・・
こんな薬を認可したら
性が乱れるわよ」
なんてことを囁いたから
トップダウンで
認可が却下された
なんて都市伝説もあります
総理夫人って
相当なお力を持ってるんですねえ
A○Eさん!!
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170508-00010000-sentaku-soci
子宮頸がんワクチン問題のネック――被害者団体を応援する昭恵氏(選択出版)
結局認可が下りたのは
1999年
アメリカの認可から
約1年後の超速で認可が降りた
バイアグラ
と対照的に
女性の生活の質を
上昇させる可能性を
大いにもつピルの認可は
20年の時を要したのでした
どうも日本って国は
まだまだトップの考えやお力で
必要な医療が提供されない現状が
あるみたいですね
嫌味ですよ・・
HPVワクチンなんかは特に
WHOから名指しされるくらい
対応がずれているんですよ・・
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