今日は
中南米コンシェルジュの武内祐子です
先程無事に成田に着き、リムジンバスの中で記事を書いてます
荷物は1つ届かなかったけど、まぁ日本ならスムーズに届けてくれるだろうという安心感があります(笑)
これまで3回に渡り、期せずしてカリャワヤの厳しい現状の記事になってしまいましたが…
村を見渡しながらよしくんと沁みじみ話していて、
こりゃ〜国も村も人も、自分が持ってるものの良さや価値を自覚して、
それをどう活かすかがめっちゃ大事なんだね
その賢さがあるかどうかは、自分に誇りを持ち、アイデンティティを確立する為にも、凄く重要なんだな〜
と凄く実感したので、今日はその辺りを考えてみたいと思います。
実は、現状終わりつつある様に見えるサラチャニ村にはそのキャラクターを活かす事で、
誰から見ても魅力的なスポットになるポテンシャルは満載なのです…
私達が数日見ただけでも、これだけあります。
①世界無形文化遺産のブランド
②今も使われているマチュピチュの様な段々畑。
③歴史的価値のあるプレインカ、紀元前のお墓。
④(雨で行けませんでしたが…)
ミニ・マチュピチュの様なインカの人達の休憩所の遺跡。
登り2時間、降り1時間(ワイナピチュと同じくらい)の程良い登山コース。
④カリャワヤの伝統的なお祓い、幸福祈願の儀式
(所要1時間半)
⑤村の温泉
温度はいい感じに38度位はあるので、改修したら相当イケてる温泉になるハズ。
⑧世界トップレベルのコーヒー豆が採れるらしい。
(去年コロンビアを抜いて金賞を受賞したとの事)
但し、少量生産の為殆ど市場に出ていない。
今のところ増やす予定もないらしい。
⑦カリャワヤの伝統的な家にホームステイして農業体験や伝統医療体験
土地はかなり余ってるので、温泉の横にある使われてない畑と家を使って新しく建てればツーリストも気持ちよく泊まれる。
⑧カリャワヤの学校見学
復活させる必要あり。
⑨希望者はカリャワヤのミュージックセラピーも可能(アンデス伝統楽器でのライブ)
⑩お土産には有名な伝統の織物がある。
これらが全て計画的にリニューアルされたら、
恐らくヨーロッパの人とか、学会の人とか、
こういうジブリみたいな世界観を体験したい人達の人気スポットになれるポテンシャルは十分にあります
3泊4日位からなら、ラパスからも参加しやすいニュースポットになる可能性も。
ドクターには一応この意見は還元したいと思っています。
ただ…当の村の人にその気がないのは、
やはり外の世界を知らない事も大きい様です。
田舎の保守的な感じというか、保守的とさえも気付かないくらい他に選択肢を知らない中、村の人口だけが減っていく…
Dr.ワルタルの努力だけでどうにかなる問題ではないのですが、
世界中で心身共に健康を求める人が増えている中、
桃源郷の様な所になる可能性もあれば、
過疎化が進んで村ごと無くなっていく可能性もある…
村も人も、自分をどう活かすかを考えたいなら、
やはり外からの客観的な意見と、ニーズを知る事が大きな一歩になりますね。
次回はカリャワヤの総集編として、
ドクターから(苦労して)聞いた、特に印象に残った質問の答えをご紹介します