今日は
中南米コンシェルジュの武内祐子です
昨日は、インカトレッキングツアーをご希望のNPO法人・みろくの会の皆様と一緒に、
丹沢の表尾根縦走登山に行ってきました
この山岳会は主に50〜80代の山を愛するメンバーで構成されており、今回のインカトレッキングの参加希望者は10名様。
平均年齢66歳。
全員が本当にインカトレッキングを歩ける体力があるかどうか、リーダー( 72歳)は少し心配され、日本でお試し登山を企画されていました。
そこで、マチュピチュ、ワイナピチュ、チチカカ湖のインカ道を歩いた事がある私も現地の様子をお伝えし、ご安心頂ければいいなと思い、軽い気持ちで登山に同行させて頂く事に。
しかしながら、朝7時半に秦野駅に集合した時点から、皆さんが只者ではない事が分かりました
皆さん装備がプロ並みで、非常に使い込んだ貫禄を醸し出しています…
そして、私はちょっと動きやすい普段着にスニーカー
南米の人は4700m位までのそんなに険しくない山ならこんな感じで行くので、そんなノリで行ってしまい、みんなびっくり
今回は標高も1400m位だし、軽いハイキングみたいな感じで5-6時間で終了〜をイメージしていたのですが…
今回のルートを見せて頂いて私もびっくり
山いくつ越えるんだ⁈ってレベルです
インカ時代のチャスキ(飛脚)も真っ青です
私の様子に、少し心配になるリーダー(笑)
既にこの子何の為に来たんだ⁈って感じですが、
ここまで来てさようなら、と言う訳には行かないので、覚悟を決めて登山口に向かいました。
最初の2時間位は、比較的穏やかな登りで、杉で花粉症の人にはキツイ感じでしたが、まだ気持ちよく歩けました。
しかし、その後は雪解け直後で、道が溶けたチョコレート状態…
油断すると泥に足を取られて転び、
全身泥まみれという芸人の罰ゲームが脳裏に浮かびます
そして、鎖を使って降りる急な岩場には、まだ雪が残っていてツルッツル…
リーダーは、無理なら引き返そう、と提案して下さいましたが、参加者の方から手袋をお借りし
何とか岩場もクリアしました 至れり尽くせり…
インカトレッキングには、こんな場所はないですか?とか聞かれ、
い、いや、まず雪は降らないし、道も普段登山しない人でも行ける程度なので、こんな難所はないですよ〜と言ったら、みんな安心した様子。
皆さん、どんだけの厳しさを想定していたのか…
確かに、標高はインカトレッキングの方が高いので体力は必要ですが、標高と道の難易度は必ずしも一致しないのですね
インカの道は歩きやすい♪
リーダーは後半、完全に私のエスコート役に回って下さり、
5時間位歩いて、ようやく山頂に到着…
山頂はまだ雪に覆われていました。
中高年登山家、恐るべし…
命の危険はなく降りてくる事が出来ました
登山終了後、居酒屋さんで打ち上げ&インカトレッキングの質問会
そこでは皆さんの不安や疑問に1つ1つお答えし、
結果、全会一致で、全員の参加が決定しました
よかった〜
色々な質問がありましたが、インカトレッキングに1番大切な事は?
と聞かれ、自立心と楽しむ心です
今日は皆さんが十分にそれをお持ちだと分かったので、安心しました
とお答えしたら、数々の山や海外旅行を経験されてきた皆様だからこそ、
なるほど〜、確かにそうだ
と、実感を持って納得して下さった様です。
皆さん、仕事をリタイアした後も続けられる趣味として登山を選ばれ、
日々生き生きと、楽しみな予定を沢山入れて仲間と楽しまれている様子には、私もとても刺激と希望を頂きました
秋のインカトレッキング本番を前に、2回程富士山で高度順応もされるそうです。
出来る準備は全てやり尽くし、現地でベストな気持ちで挑む、というアスリートの精神もお持ちの皆さん
インカトレッキング本番が、今からとっても楽しみです