線香花火

花火をする機会は減ってしまっているけど

いまでも 見かけたりしたら 買っちゃうかも

 

綺麗だよね いろんなのあって

 

特に線香花火

 

独特の世界を 宇宙を

 

創り出してくれる

 

 

国産の線香花火は 一度途絶えたんだそう

 

今は国内メーカー3社で流通量はわずかだとのこと

だけど 復活させてくださった そのことに感謝☆

 

 

 

「移り変わる表情に名前がついている花火は線香花火だけ」

 

そう 新聞記事に

 

はじめは「牡丹」

みじかい火花が重なりあう姿が大輪の牡丹のよう

 

次に最もはげしく 美しく燃えている状態の「松葉」

松葉のようにひろく はげしく火花が飛び散る

 

勢いが落ち着き 柳の枝のようにしなだれていく「柳」

 

さいごは小さな火花が散っては咲く「散り菊」

 

日経新聞8月12日付け くらし物語 参考)

 

 

はなやかさはなくても

ゆたかな表情をもつ線香花火

 

その しずかなうつくしさが ひとを助けてくれる瞬間が

あるかもしれない

 

 

 

自分自身との距離を

大切なひととの距離を

他者との距離を

 

うまくはかれているだろうか

 

 

なやみくるしみのなかにあると 人は

そこにあるものがすべてだと

ほかの手立てはないものと 思いこんでしまう

 

人ってそんなに強くない

そう思いたいし そうありたいけれど

ひとりじゃどうにもならなくなることだって ある

 

のみこんでいることを

吐き出せずにいることをぶちまけて

受けとめてもらえなくてもそこでおわりじゃない

 

ぜんぶ同じじゃなくても

受けとめてくれる 受けとめようとしてくれる人や場は

どこかにある

 

 

じぶんがみてるものに だれかの目や 手をいれてもらう

 

そしたら別のせかいが ほかの方法があらわれて

進むこともできるって おもう

 

 

 

線香花火って

 

人と人とを近づけて つないでくれる

 

やさしい花火だって氣がしないかな

 

 

 

そうっとよりそって

いっしょにひとつの宇宙になる

 

 

いのちは 独立していても

決してひとりだけのものというのではなく

うまれてからずっと たくさんのいのちに見守られ

支えられていきている

 

同時に ひとつのいのちがせかいを支えてる

じぶんのいのちがだれかをまもってる

 

 

 

しずかでやさしい時空に

 

 

素直な氣持ちを描いてほしい

 

 

 

 ∞文芸社書籍情報 『君はそれ以上~出逢い』∞
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∞『僕のたからもの』  IOS版∞
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「貴志?」

 線香花火をじっと見つめる貴志を見て、武蔵は今にも消えてしまいそうな不安にかられて叫んだ。

「貴志!? ・・・お前聞いとんのか!?」

 その叫びにハッと我に返る。

「・・・あ、ゴメン。ちょっとぼんやりしてて・・・・・・これ、片付けるね」

 そう言いながら花火の燃え殻を集める。

 

  『僕のたからもの』  花火 より

 

 

 

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君はそれ以上 ?出逢い

君はそれ以上 ?出逢い

 

 

 

 

せかいが

 

愛と光りと

 

ほほえみの花で

 

いっぱいになりますように

 

 

さまざまな 『わたし』 をいきるために

 

 

この地に降り立った魂

 

うまれてくれて ありがとう