セリーグの珍事 / 生プロ野球ならではの観戦 | テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。

セリーグの珍事 / 生プロ野球ならではの観戦

今年のセントラル・リーグが異常事態ですねえ。
3日終了時点で、全チームが負け越し。
6球団、勝率5割未満でのペナントレースです。

0強6弱

強いチームがないということですね。
今年から交流戦が減りました。
セリーグからの要望で今年の形になりましたが、
これは、巨人戦、阪神線を少しでも増やしたい
セ4球団の意向なんでしょうけれど、
ここまで弱いと、パリーグに勝てないから
交流戦を嫌がっているように見えます。
セパで見ていて、一番違うと感じるのは「元気」です。
バットの振りが違いますよね。
ボール球を振らないようにスイングしているのがセリーグの打者で、
ボール球でも、自分のスイングをしているのがパリーグでしょう。
面白いという点でも、セリーグは負けているような気がします。

あと、奇妙なのが阪神ですね。
4日終了時点で打率が両リーグ最下位、
本塁打両リーグ最下位タイ、
何より、得失点差が「-78」と両リーグで断トツです。
勝つときは辛勝、負けるときは大敗してきているので、
こういう数字になるのでしょうね。
これで首位ですから、
いっそ、マイナスのまま優勝なんかしたりすると、
面白いかもなんて思ったりもします。
まあ、数日あれば、首位のチームも5位になるような混戦ですけれど。


さて、少し前の話になりますが、
京セラドーム大阪に行ってきました。
オリックス対西武戦。
年に数回しか球場には行けていませんが、
私の経験の中で、一番いい席のバックネット裏の席でした。




プロ野球の試合を生で観戦しますと、
テレビ中継ではなかなか見られない選手たちの動きに感動します。
特にキャッチャーの動き。
テレビではごくたまに映っていることがあるんですが、
セカンドゴロなんかが転がったりしますと、
暴投などに備えて、バックアップに走るんですね。
もちろん、ホームを守らないといけない時は
こちらが優先ですけれど、
キャッチャーというポジションがたいへんだというのは当然ですけれど、
結構走らないといけなかったりもします。
同様にして、サードゴロなどではライトがバックアップに入り、
全体としては、ランナーの状態などで、
9人全員のバックアップの役割は変化していきます。
テレビ画面ではバッターとバッテリー、
そして打球周辺とランナーしか映し出しませんけれど、
もしも、生でプロ野球観戦されることがございましたら、
投球ごと、打球ごとに忙しく動く
野手たちの仕事にも注目していただきたいですね。
これもプロの仕事ですので。

守備で動く、テレビではあまり映らないということでは、
守備シフトもありますね。
長距離打者の時には後ろへ、
引っ張り方向への打球が多い打者の時にはそちらへ寄せる、
また、試合状況などによっても、
守る野手の位置は変化していきます。
こういうものは現場でないと分かりづらいですよね。

そういえば、私が見たこの試合では、
なぜか西武・秋山の打席で
オリックスの外野がややレフト寄りにしていたんですね。
全ての打席でそんな感じだったと記憶しているんですが、
彼はスイングの始動が早めで、
ライトに打ちたがっているように見えました。
それでも、オリックス外野に変化はなし。
帰宅して確認してみても、やはり彼はライトへの打球が多いんですね。
あれは何だったのでしょうか?
たしかに、この時点で3割7分台の打率で、
こういう高打率の選手には流し方向の打球が多い場合があるんですけれど、
人それぞれですよね。
試合のほうはオリックスに全く元気がない感じで、
今年のチーム状態を象徴するようなボロ負け。
秋山の時に見たのが私の誤認でなかったとすれば、
ベンチからの適切な指示などが出ていなかったということで、
そういうやる気のなさも今年のチーム成績に悪影響が出ているのかな、
なんて思いました。
そういえば、ベンチからの声もあまり出ていませんでしたね。
この日、大声が聞こえたのは、
唯一オリックスの見せ場となった好バックホームを見せた宮﨑ぐらい。
交流戦ではパリーグ他球団が貯金をしている中、
唯一、負け越したのがオリックスでした。
負けが込むと元気がなくなりますが、
その逆、元気がないと負けるということもあると思います。
空元気でも、声だけでも出していかないと、
早々に今年の最下位が確定してしまいますよ。