前回の続きです。
<ジョン・マドックス賞受賞スピーチ全文「10万個の子宮」|村中璃子>
Riko Muranaka|note(ノート) https://note.mu/rikomuranaka/n/n64eb122ac396
日本産婦人科学会はこのワクチン接種勧奨再開を求める声明を4度も出していました。
・HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種の早期の勧奨再開を強く求める声明 2017年12月9日
・HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種の積極的勧奨の早期再開を強く求める声明 2017年8月28日
・HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種勧奨の早期再開を求める声明 2017年1月16日
・子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)接種の勧奨再開を求める声明 2015年8月31日
<日本産科婦人科学会 声明>
http://www.jsog.or.jp/statement/index.html
「ワクチンを接種しない」=「安全」ではなく、
「ワクチンを接種しない」=「将来、がんになる可能性が小さくない」という話です。
「ワクチンを接種したせいでこんな・・・」という人のカワイソウな姿は目で見ることができ、強い印象を受けます。テレビもそう報じるでしょう。
しかし「ワクチンを接種したからガンにならずに済みました」という人の姿は目で見ることができないので、何の印象も受けません。テレビは報じないでしょう。
「ワクチン接種のメリット」は感じにくいが、「ワクチン接種のデメリット」はとても強く感じてしまう。
だから印象度では“勝負”になりません。
「こういうカワイソウな状態になった原因はこのワクチンである」という客観的証拠は提示されてないのに。
国、厚労省の腰が引けているのは、過去に“薬害エイズ”、イレッサ、フィブリノゲンといった問題があったから?
「積極的には接種を勧めはしないが、希望者には対応する」という現状が(国、厚労省にとって最も被害が少ない安全策、最善策だ)と考えているのか?
マスメディアがこの件を報じないのは“小保方氏によるSTAP細胞事件”の影響も?
(この件は知らんぷりプリしておく方が将来、自分たちにとっての損害・罰則が少ないはず)
と考えているのか?
「国民の安全、健康が最優先ではない」ように感じます。
これこそ「将来、がんになる人が増える可能性がある話」じゃないのか?
そして今は、それを防げるかどうかの分かれ道だと思うのですが。
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子宮頸がん予防ワクチンQ&A 厚労省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_shikyukeigan_vaccine.html