自分だって同じ傾向がある癖に… | 高機能自閉症のユウト君とアスペルガーの母ちゃん

高機能自閉症のユウト君とアスペルガーの母ちゃん

高機能自閉症のユウト君。
多分アスペルガー&ADHDの母ちゃん。
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このブログは、4歳で自閉症スペクトラムと診断された息子君(現在小学2年生。普通級)との日々を主に綴っています。
 
 

こんばんは。

 
初めて眼科に行き、検査をされても嫌がらなかった息子君にホッと一息の母ちゃんです。
学校から、アレルギー性結膜炎を指摘され、検査するように言われたのです。
初めての検査で戸惑ってはいましたが、無難に乗りきれましたグッ
 
 
さて、本題。
 
電車の中で宿題をしていた息子君が、急に母ちゃんの腕に顔を擦り付けて来たと思ったら、泣いていましたびっくり
 
驚いて理由を尋ねると、「怖い」と一言。
 
怖い??
何が???
 
息子君の視線の先には、こちらに背を向けた一人の大柄の男性。
 
発達障碍があるらしく、自分の世界にこもって大きな声で独り言を言っているのです。
 
悪態でもなし、韻を踏むなど音声的に刺激がある言葉でもなし。
映像関係のお仕事を知っているのか、ドラマか何かの1シーンなのかはわかりませんが、某テレビ局のプロデューサーが知り合いだから、頼んであげるよ、というような内容の独り言を大声で言っているのです。
 
きっと、頭の中ではそういうシーンを思い描いていて、それがことばに出ちゃっているんだろうな。会話する相手がいるかのような話し方だから。
 
 
身体や声の大きさを除けば、母ちゃんには見慣れた光景。
 
……てか、息子君、何で怖がってんの??
君もいつも似たようなことやってるのに。
 
さっきまで馬になりきって、母ちゃんが止めるのも聞かず、パカパカやっていたのは誰だよ。
信号で止まった時など、嘶いてもいたじゃないかアセアセ
 
今日に限らず、電車になりきって、車内アナウンスを言いながらバタンバタンとやかましい足音を立てて走っているくせに。
 
電車の中で、お気に入りの本の内容を最初から最後まで言おうとして、途中で母ちゃんに「いい加減にしなさい!」と言われたり。
 
本の内容ではなく、会話相手がいるかのように一人でしゃべっていることも珍しくない。
 
君もやっていること、同じだよ…アセアセ
 
違うのは大人か子どもかという点だけ。
 
ああいう人を見て、自分みたいだとは思わないもんなのかね?
 
脳内で描いている世界が違うから、同類には見えないのか??
 
ああいう人は、悪いことはしないよ。
ただ、言いたいだけだから。
言えば落ち着くんだから。
気にしないでいてあげようね。
と言い聞かせながら、自閉症の子の他者の認知は、こちらが思っていたのと違うようだ…と新たな発見をした気分の母ちゃんでした。