現実逃避 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

ヤラから4時間ちょっとのドライブで
旅の締めくくり
コロンボに着いた。

今回の宿は
ロックウェルホテル
オシャレな感じのホテルだが
大きくなく小さなホテル。
まあ、清潔だったので
問題無し!



ホテルに着くと・・・

ある事が直に気になり始める私・・・。
それはもちろん
「宝石店への返金要求」。

夫にそれとなく
今日は返金作業をするのかと聞く・・・。
すると・・・

今日はしたくない・・・という夫・・・。
理由は長旅のため疲れているから
らしい・・・

しかし本当の理由は
せっかく自分が好きなコロンボに帰ってきたのに
一番に嫌な事を最初にやりたくなかったのが
きっと本音だろう。

残された時間はわずか2日。
2日後には
ここスリランカを発つ。
それまでに何とかして返金させないと
いけない。

本当は全然時間がない。
私はすぐにでも動きたかった。
夫をけしかけて
動かしたかった。

しかし、本人にも考えがあるのか
気分が乗らないのかはわからないが
夫はやるつもりがない。

男の人だからそうなのか
うちの夫だからそうなのか
わからないが
あまり他人からプレッシャーをかけられるのは
好きではない。

夫は私の夫の前に
一人の人間・・・
夫を個人として尊重するように
結婚当時から決めていた私。
それに、夫はやる時はやる人。
だから、黙って信じて見守るしかない。

本当はせかしたい気持ちを
ぐっとこらえて
夫の好きなようにさせた。

この日、町に出て最後のショッピングを楽しむ。
そして・・・
シッピングモール内に
日本食店発見!
やっと見つけた日本食レストラン!
その名も「日本ばし」

中に入ると・・・
店のメニューに
ここが支店である事がわかり・・・
本店に行ってみたくなった私達。
早速車で移動!!

本店はGalleロードのコロンボ3に位置する所にあった。
大通りから少し怪しい道無き道を入り・・・
そのレストランはあった。

この日の夕食はもちろん日本食レストランで
いただく事にした。
実は子供達・・・
刺身が大好物。
前回日本に帰った時に刺身の味を覚えてしまい・・・
刺身を見ると
騒ぎだす・・・


息子は特にサーモンといくらがお気に入り。
バーレーンにも日本食はあるものの
息子を連れて行くと
一人で何人前も食べようとするので
ものすごい出費になるのだ。
娘も勿論大好き。

日本食レストランに行くと
日頃、家では食べれない
刺身を頼む・・・。
これが我が家の傾向・・・。

と言う事で・・・
メニュー見る前から
刺身定食に決定!!!
もう・・・・超幸せ~!

直にでも食べたい私達は
急いでオーダー。

注文を取り終えたウエイターは
メニューを返すように言う。
しかし・・・家族全員
注文が終わっても
メニューを返したくない。
かなり怪しい家族の私達。

メニューに一体何があるのかというと・・・
色々な料理の写真や値段を見たりして
「おおお~,こんなのがあるよ!」と
家族全員でワーワー言う・・・。
これが日本食店に行くと
私達のお決まりのコース。
日本食オーダーして、
メニュー見て盛り上がって・・・
これありきの日本食店~!!
端から見るとかなり変な家族・・・。

きっと日本在住の皆さんには
サッリ分からない心理と思いますが・・・


そんな変な私達のワガママのもと
ウエイターは快くメニューを
貸してくれた。

刺身定食が来る前に
メニューで十分に盛り上がった私達。
子供達も日本で見た事ある料理の写真を見ると
「マミー、これ見て!!
これ、日本で見たよ!」とか
「今度これ作って!」とか
「今度日本に帰ったら
これ食べたい」とか・・・・
たかがメニューで
かなりの盛り上がりをみせる。

そして・・・
20分ほどして
刺身定食がやって来た。

すると・・・
さっきまでの盛り上がりは
何処に行ったのか・・・
皆沈黙して
皆、黙々と食べる。

息子は、早く食べたら
次がもらえると思ったのか
がっついて食べた後に
私の刺身を渡すように要求する。
1切れ、刺身をあげると
それもペロリと食べ
更に要求・・・。
食い意地が・・・すごい!
いつもは娘の食い意地がすごいのだが
刺身になると息子がダントツ!
ものすごい勢いで平らげた。
仕方ない「もう一切れだけ」と言う条件のもと
刺身を渡し、代わりに息子が食べないであろう
私の好物の「おひたし」をもらう・・・。

そんなこんなで
取ったり
取られたり
物物交換しながら
黙々と食べる私達。

日本食って・・・
本当に美味しい!
皆そう思いながら
この日
久しぶりの日本食に
家族全員
舌鼓を打ったのでありました。