義父の趣味 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

嫌な話が続きましたので
違う話を・・・。

義父は60過ぎ。
今まで面白い人生を歩んできた。
そんな義父は多趣味。

一番好きなのはご存知の通り
釣り。
これは小さい頃からのよう。
義父は水と釣り竿さえあれば
どの国でもハッピー。

義父は動物も好き。
でも・・・普通の好きさ加減ではない。
まだ夫が小さい頃
義父のその趣味は開花した。
沢山の動物を飼っていたよう。
羊、牛、豚、鶏 小鳥少々・・・
一見
家畜農家か、ムツゴロウさん・・・
でも、これは仕事ではない・・・。
これ、全部ペット(たまに食用)趣味として
飼っていた。

夫は物心ついた頃から
動物に囲まれて育ったと言う。
義父は子供達のために
動物を沢山飼ったのか・・・
と思いきや
子供そっちのけで
飼育に没頭したよう。

義母の話だと・・・
義父は子育てには全く協力的ではなく
常に趣味が忙しく・・・
それでも、自分の趣味に
皆を引き込むのならいいのだろうが
自分一人で楽しんでいた様子・・・。

そのせいか、義父はよく知っている。
羊の飼い方、出産の仕方
死産の対処法・・・
動物の絞め方。
ちょっと






マニアック


しかも、あまり動物愛が感じられない。
どうも、家畜としての飼育に
没頭していたと思われる。
まあ、好きなのは好きなのだろう。
違う意味でね・・・。

以前、羊の死産処理方法について
1時間話を聞かされたときは
涙が出そうになった。
私・・・羊飼わないので
興味全くないし
しかも、死産の対象法なんて・・・



知っていても
何の特にも
ならない気が
するのですが・・・


気の弱い(?)嫁の私は
その話をウンウンと聞いてあげていた。
まあ、内容が内容なだけに
かなりグロテスクな感じではあった・・・。

そんな家畜農家並みの生活を送っていた夫は
生みたての卵
絞り立ての牛乳
生きのいい子羊の肉・・・

・・というような生活を送っていたと言う。
そんな夫
今は動物があまり好きではない・・・。
小さい頃、動物と一緒に居すぎ
しかも義父のある意味リアルな動物とのかかわり合いが
多過ぎて
いい所も悪い所も大変な所も
沢山知ってしまって
全く興味が無くなったのだそう・・・。

兄弟全員、誰一人として
義父のこの趣味を引き継ぐ者は
いなかったそうな・・・。
だから・・
兄弟全員動物には全く興味無し。

義父は子供達が全く興味を示さなくなったのと
引っ越しで・・・
全部、





消費したそうな・・・。

まあ、義父らしいっちゃ義父らしい。




そうこうしていると・・・
子供達が巣立ち
寂しくなった義母・・・。
義母の寂しさを埋めるために
犬を飼ったそうな。

小型犬のヨークシャテリア。

義母はそれはそれはかわいがっていた様子、
しかし・・・
義父に散歩をお願いした際に・・・
多分、いつものように興味のある木かなんかを
見つけて見入っていたのだろう・・・。
義父がこの犬を逃がしてしまい・・・
帰らぬ犬となった・・・・。

義母は泣き暮らしたそうな・・・。
そして、義母のために新しい犬を飼おうと
決意した義父は・・・

小型犬のヨークシャテリアとは
似ても似つかぬ
大型犬のケルピー(牧羊犬)を
かってきたそうな・・・。

義母のため・・・
というより
義父の好み・・・。

義母は少々困惑気味で
その犬を受け取ったと言う、
しかし、やはりこの犬は義父用だったようで
前回同様、
義母には何の関わりも持たせてもらえず。。

立派な義父の猟犬として
成長したそうな。


空気が読めてない上に
ちょっと酷い感じ・・・。(汗)

だから・・・
もう一つの趣味は
鳥の射撃(猟)。

義父は昔から狩りが大好きだったよう。
しかし、大体法を無視する傾向にある義父は
(義父は法でなくても
自分の都合の悪い物は無視する傾向にある
例: マレーシアの国境で撮影禁止箇所を撮影して
連行されそうになった・・・。とか)
この当時
私有地で許可なく狩りをしてしまった様子・・。
そして、警察に・・・お世話になったそうな・・。
義母は今でもこのことを根に持っているので
かなり大きな問題だったよう。
確かに・・・自分の夫が
警察に捕まったら・・・
そりゃ、怒るわな・・・。

不法侵入で敷地内の鳥を
射殺した義父は警察に捕まり
銃を使う免許を剥奪された。
だから義父は
一時大好きな狩りを辞めてしまったそうな。

そして・・・1年前
義父はマージーの弟から
エアーガンを譲ってもらった。
エアーガンとは言え
殺傷能力のある銃。
しかし、この銃には免許がいらない。

従って・・・
義父射撃復活

前回の教訓から。。。
わざわざ猟りに出かける事は無くなった様子。
しかし、庭にやってくる鳩を射撃するようになった義父。
だから、義父の庭は




射撃場と化した。

射撃される鳩は
普通のその辺にいる汚い鳩ではなく
森に棲んでいる鳩。
フレンチのコース料理なんかで出てくる
一応高級食材の鳩。

それを見つけては撃ち殺し
それを捌いて食卓に並べる。。。
因に得意料理は
鳩のハンバーガー・・・らしい・・。

さて、そんな鳩を撃ち続けたもんだから・・・
鳩もオバカじゃない。。。
鳩が仲間内で噂を広めたのだろう、
「あそこの家は危険だわ」って・・・

義父の家だけ・・・
鳩がこなくなったそうな。。。
鳩も必死だったに違いない
まあ自業自得。

でも。。。
隣の家には鳩が未だに来るらしい。。。

お隣さんとは仲がいい・・・。
だから
お隣さんの屋根に居る鳩も
射撃し始めたよう・・・。
もちろん、許可をもらったと言う本人のいい訳だが・・・

お隣さんは
小鳥を寄せるために
餌を庭に用意しているような
小鳥好き・・・。
いくら許可したとは言え


あんまり気分がいいもんじゃない・・・。


仕留めた鳩を
お隣の庭に入り込んで
採りにいき
撃たれて血が滴っている鳩を
持ってくる・・・。

そんな事を何度も繰り返していたある日
お隣さんは。。。








突然

引っ越した
そうな。


しかも、長年付き合いがあったのに
何も言わずに突然・・・・。






そりゃ・・・
義父のせいだな。


義父にその話を聞いたときは
失笑した・・・。
そして
はっきりと
「それ、お義父さんのせいですよ。」と言う私。
すると義父は
「やっぱり、そうなんだろうか?」と
本人は薄々?気付いていた様子。
さすがKY。
ここまできて空気が読めた様子。

しかし、お隣が居なくなったことで
義父

鳩撃ち放題~


この間、スカイプをとる度に
画面一杯に仕留めて
グッタリした鳩を
3匹も見せている義父に
私達家族全員




どん引き・・・

そんなもの見せないで💢

子供達もギャーギャー大騒ぎ。
死んでる動物って。。。
子供じゃなくても普通にショックやわ!


そんな先日、、、
義父の家のお隣さんに
若い夫婦が引っ越してきた。

そして義父は悩んでいた。

お隣さんと仲良くなる前に
鳩を撃っていいものか・・・









そんなの駄目に
決まってるでしょ💢




と私にもやかましく言われた
義父なのでありました。

恐るべし義父


ちなみにこちらの趣味は
職人並み





全部義父の手作り。
木を掘り出して作りました。
職人並みでしょ?

まあ、ある意味多才な人です。
困った人ですがね・・・。