灯台・・・融通の利きすぎるスリランカ人 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

さて、無事に大量に
ブルームーンストーンを購入し
舞い上がっていた私は
舞い上がり過ぎて
本来の目的を忘れてしまった・・・。

それは、ソファーカバーを買う事。

このミッションのために来たはずなのに
全く買う素振りがない私。
というか
すっかり忘れていた・・・。

ムーンストーンで浮かれていた私は
ソファーカバーのことなど忘れて
そのままショッピングをし続ける。

ゴール楽しい~!
美味しい~!

いままでKFCとピザハットしかなかった
僻地のラトナピュラから
美味しいレストランが並ぶ
ゴールを楽しむ。

そして、あっという間に日が暮れた・・・。

そして、帰る時間・・・
全ての店が閉まる
ギリギリまでゴールを堪能し
家を目指して
2時間のドライブ・・・。

この日、また途中で灯台が気になった。
そう、夜も遅いけど・・・
行ってみようか??

一応この日で
ゴールに出かけるのは最後の予定だったため
もう、この灯台を夜通る事はない。
つまりこれが最後のチャンス。

私達は
光を頼りに
灯台を探して路地に入る。
すると・・・
お世辞にも綺麗とは言いがたい看板を発見・・・。
灯台はこっちだと書いてある。

もしかしたら観光地なのかもしれない・・。

そう思いつつ
その矢印の通りに行くと・・・

あった・・・

灯台が!!

しかし・・・

有刺鉄線で
中へは入れないようになっていて・・・
民家の前でストップしてしまう・・・。
しかし、門に誰かいる・・・。

もう、ココまで来たけど
入れてもらえないよね・・・。

そう思いつつも
有刺鉄線の横に入り口らしきものがあったので
そこを通り
門番と交渉してみる。

外からちょっとだけでいいので見せて欲しい・・・

これが交渉の内容。

日本では有り得ない交渉。
決まりは決まり・・・
そういってシャットダウンされる確率は
ほぼ100%。
しかし、ここはスリランカ。
何が起こるか分からない・・・。

そして、交渉なら得意な
若干40歳のオバちゃんな私は
門番のお兄さん達に
話しかけてみた。
「あの~。。
もう、灯台の敷地内には入れないんですよね??」
と・・・

すると
「・・・いいよ!
開けてやる!!」と
にこやかに言う・・・。


「ええ??マジですか??」
と驚いてしまった日本人な私は
喜び勇んで
子供達と夫に報告に行った・・・。

一方夫はあるものを見つけていた。
有刺鉄線の横に
看板を発見していたのだ。

そこには・・・
ココは軍の保有地である。
と言う記載が・・・。

つまり
この灯台は観光地ではなく
スリランカ政府軍の施設・・・。


そのことを知っていた夫は
「駄目だったでしょ?」と諦めモード。
すると
「え?何で?いいってよ!」と
子供達に急いで支度をさせる。

夫からこの軍の施設だと言う話しを聞き
よく門番の服装を見ると・・・
確かに軍服だった・・・。

・・・大丈夫なんだろうか??

でも、そう言われてみれば
去年のスリランカ滞在では
スリランカ政府軍の運営する
レストランにも行ったっけ・・・。

意外と
マルチな活動をしているのかのしれない・・・
スリランカの軍って・・・。汗

とりあえず・・・
まあ、外だけ
ささっと見せてもらえばいいし・・・。
と思った私・・・

こうして皆喜んで
灯台の近くまで行かせてもらう・・・。


夜なのでこれが一杯一杯です!爆
大きな灯台。

ここで満足していた私達なのに
更にこのお兄さん達は
「中に入ってく??
お金が発生するけど・・」
と言う・・・。
きけば1人500円くらいだった。
きっと外国人価格+彼らの小遣いな値段なのだろうけど
夜に案内してもらったし
いい人達だったので
せっかくなので
支払って
中に入る事に・・・。

中は
やはり観光客を向かい入れると言うような
感じではなかったので
勝手に入れてくれたんだと思った・・・。

中に入ると
お互いに無線で連絡を取り合っている・・
なんだろう・・・。

そう思っていると・・・

上から人が降りて来た。





こっちにおいでと
言わんばかりに
この螺旋階段を登る・・・。

外から見たら
かなり高い灯台だったのに
大丈夫かしら・・・私が・・・。
と若干自分の体力に自信がない状態で
灯台を登り始めた私達。
当然子供達は
やる気満々!!


ちょっと、貴方達
マミーを置いて行く気じゃないでしょうね~??
と文句ばかり言いつつ
必死に着いて行く
若干40歳・・・。
中東で堕落しきった生活を送っている私には
この地獄の螺旋階段はキツい・・・。汗

さすが軍の施設だけあって
レーダーが物々しい機械が
あちこちに配置されていて・・・
見て良いものやら悪い物やら・・・
なので写真はナシ!

段々上り詰めると
足の筋肉に乳酸が溜まり始めて
鉛のように重くなっていく
運動不足だわ。。。汗


誰がこんな高い所に
あんな大きな家具運んだのよ?
とどうでもいい事を
グチグチいいながら
登って行く・・・。
そして
頂上が見え始め・・・


やった~到着~!

って気分より
もう、マミーこれ以上は無理よ。涙

という心境だった・・・。


さて、ココまで来たんだ。
もういいだろうと思っていると
今度は
灯台の外を見せてくれると言う・・・。

えええ???
そんな所見れるの??

と灯台の外に繋がるドアを開ける



まあ、何が写ってんだか分からない写真・・。
ええ。怖かったんですよ!爆
もうね・・・足がすくむとはこの事。
まずは灯台の外の策が・・・
幅が広くて
子供が落ちそうなくらいの間が空いていて
とても子供達は外に出せない。

しかし、彼らは
涼しい顔をして
「気持ちいいよ!
とっても見晴らしがいいんだ!
君たちもおいで!」
って言うけども
この高さに
この狭さ
そして
あの設備(鉄の策が錆びていて間隔が広い)
そしてなにより
風がビュンビュン吹いて
怖いのなんのって・・。
行きたがる子供を静止して
「いえ、怖いので結構です!!
どうか・・・
早く閉めてください!!」
と、腰抜け状態・・・。爆

もうね・・・
本当に大変でしたよ。
ええ。。

一応お兄さん達は一通り
ココのレーダーなんかの話しをしてくれたけど
もう、怖くて早く帰りたい私は
全然聞いちゃいない。

やっとドアを閉めてくれたので
今度は帰る事に・・・。


灯台のライト

さっき登って来た階段を
またおり始める私達・・・。

膝が笑っている・・・
落ちないように
必死に手すりにしがみつきながら
降りた私・・・。


40歳には
ちと刺激が強すぎた・・・。汗


と言う事で
この灯台初体験で
二度と灯台には登ろうとは思わなかった
私なのでありました。


ちなみに
後で気付いたのだけれども
この灯台
実はとっても有名な灯台だったようで・・・


スリランカ最南端の灯台だったのでありました。


そんなに有名だったのね・・・。
知らなかった・・・。汗