アイアンシャフトのフィッティング | 新品・中古クラブの販売、リペア、製作のゴルフキング名古屋高辻店

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初級者から競技志向のアマチュア、プロゴルファーが集まるお店です。
USモデルのクラブやヘッドパーツ、シャフトも取り揃えてあります。
工房完備しておりますので、こだわりのクラブの製作、リペア致します。

こんばんは、ゴルフキング尾張旭店のヨコチです。

本日は、アイアンのシャフトについてご相談を受けました。

ご相談の内容は、“ヘッドスピードを計測して、ダイナミックゴールドのアイアンを大手量販店で勧められて買ったけど全然上手く打てなくて、どうしたらいいのでしょう・・・”とのこと。

ヘッドスピードが速い=ダイナミックゴールドと言う、見事な黄金パターンにはまってしまったようで・・・




ヘッドスピードとシャフトの重量は関係ありません。ヘッドスピードはヘッドスピード、フレックスはスイングパターン、重量は体力(筋力)です。
ヘッドスピードが速いからと言って、筋肉モリモリとは限りません。
ヘッドスピードが遅いから虚弱体質とも限りません(笑)
ヘッドスピードに力は関係ないんです。むしろ力なんて必要ありません。


ヘッドスピードが速くても、軽くて軟らかめのフレックスで結果が出る方。

ヘッドスピードが遅くても、重くて硬めのフレックスが合う方。

様々なパターンを見てきました。



先調子のシャフトで球が上がらなかった方が、元調子のシャフトに変更したら理想の高弾道が打てる様になった方もいらっしゃいます。もちろん理由もわかってます。

ステレオタイプでは、本当に自分に合ったクラブを手に入れる事が困難かもしれません。




ちょっと話がずれてしまいましたが、ご相談者の方が、もともと使用していたシャフトをお伺いすると、“NSPRO950のRフレックス”とのことでした。

周りのゴルフ仲間からは、“若いんだし、ヘッドスピードもあるんだから、Rなんて使ってちゃダメだ”や“もっと重いのに変えなきゃ、NSじゃねぇ~・・・”などと言われ、ダイナミックゴールドのS200に買い換えたとたんに、絶不調・・・・・

でもNS950のRフレックスは周りから揶揄されるから、もう使いたくないと・・・

いろいろ試打して頂いた結果、シャフトはこちらになりました↓↓↓↓↓↓

プロジェクトXの5.0(R+)フレックス

振動数の話をすれば、DMGより硬く、NS950のRとは乖離しています。
フレックス計で計測してもKBSTOURに並ぶ硬さです。

ただ、振るとビヨーンとしたライフル特有の動きをします。振り抜きの良さと、ビヨーンとしたフィーリングがマッチして、プロジェクトXに交換して頂きました。


硬いシャフトは百害あって一利なし。確実にゴルフ寿命が縮まります。



元世界ランク1位のヤニ・ツェンのアイアンシャフトはNS950のRで、その頃のドライバー平均飛距離は269・20ヤード。 スゲー・・・


PGAツアーにフル参戦していた頃の丸山茂樹プロはキャロウェイのM-10シャフトや軽量のM266Vを愛用していました。“あんな体格の違う人間と、自分が同じアイアンシャフトを使うなんて絶対におかしい”と・・・たしかに(笑)