私が法面工事をやっていた頃
広島は予算がありませんでした。
広島は災害が少ない地域ということもあり
土木の予算が回ってこなかったのだと思います。
私が現地に行き法面調査をして
当時この山は崩れやすいからこの工種で施工したいと
提案しても
「予算が無いから安い工種でやってくれ」
と役所や施主から言われていました。
だからいざ大雨や地震が起きると今回のような
災害は起きやすいと思います。
予算が無かったから防災のランクを下げて施工している場所は
まだまだたくさんあります。
そして今回の災害で恐らく広島の予算が増えるのではないでしょうか。
災害が起きて予算が増えて災害の後に防災工事・・・
災害を防ぐ為の公共工事なのに災害が起きてから
本格的に工事を始める。
本末転倒ですね。
大手土木会社は意味のない防災工事でも儲かる
災害が起きたらもっと儲かるというシステムです。
そして県議や市議のほとんどは土木会社から支援を受けて
つるんでますからね・・・
広島ではアストラムラインの延長工事や
新規有料道路の開発を
大手土木会社の利権の為に無理やり進めてるけど
防災のほうを先にやるべきだったんじゃないでしょうか。
今回は天災ではなく人災だと私は思います。