結果報告からわかる仕事レベルの違い | 会計事務所応援 ブログ

結果報告からわかる仕事レベルの違い

みなさん、こんにちは。

 

所長先生から、
「〇〇社長に、△△の件、電話しておいて」
と頼まれたとします。

 

さて、みなさんなら
どう結果報告するでしょうか。

 

1.「〇〇社長に電話しましたが不在でした」

 

2.「〇〇社長に電話しましたが、

   不在でしたので伝言をお願いしました」

 

3.「〇〇社長に電話がつながり、
   △△の件、本人に伝えておきました」

 

4.「〇〇社長に電話がつながり、
   △△の件を伝え、同意をいただきました」

 

この選択肢によって、
仕事レベルの違いを感じとることができます。

 

所長先生から、短い言葉で伝えられた意図を
もらさずに実行するとしたら
4までを行うことが一番それに近いことは
言うまでもありません。

 

私は、これが仕事の世界でいう
『行動する』ということであると、
今年9月に亡くなった先代社長から教わりました。

 

電話することを依頼されるということは、
決して電話のベルを鳴らすことだけを
期待されているのではない。

 

相手に電話連絡を取りつけ、
要件の同意を得るところまで行ってこそ
プロとして給料をいただける。

 

当たり前といえば当たり前なのですが、

振り返ると、4までたどり着かないうちに、
「これで良し」と自分自身に合格点をあげて
しまっていることが
良くあるのではないかと思います。

 

これは給料だけのことではありません。

 

お客様からいただく報酬についても、
同じことがいるのではないでしょうか。

 

1や2の範囲におけるサービスで
いただける報酬には、
やはり限界があります。

 

最低でも3、できれば4までを意識した
サービス構成であれば
お客様の満足度はかけた手間以上の比率で
上昇するのではないでしょうか。

 

これが、高単価、高利益体質の
事務所構造をつくる基本的な
考え方なのではないかと思います。

 

1や2のサービスレベルの人材に、
あれもこれもと機能を増やそうと試みても
お客様から本質的な部分を見破られ
満足してくれるところにまでたどり着きません。

 

まずは基本的なサービス姿勢として、
最低でも3、4を自然に行える人材を
育て増やしていくことが、
その後の高単価、高利益体質の事務所づくりに
不可欠ではないでしょうか。

 

いま事務所が、

どのレベルでの仕事をしているのかは、

このような結果報告一つでも

判断することができるのです。

 

 


 にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ      
良かったら、毎日1回クリックしてください。