営業が全然できない事務所職員!? | 会計事務所応援 ブログ

営業が全然できない事務所職員!?

みなさん、こんにちは。


先日、とある会社の営業担当の方と
お話しする機会があり、そこで
「会計事務所の職員さんって、
お客様対応しているわりには
営業が全然できない人が多いですよね?
何でなんですかね...」と問いかけられました。

 

それほど会計事務所と
関係性の深い業界ではない会社の方ということもあり、
その事情がわかっておらず、
またご自身も営業という職種に長年身を置いているからか、
『営業が苦手』という感覚が
実感としてつかめていないご様子でした。

 


一般的な会社であれば、おおよそ
製造部門や総務部門などと同様に
何らかのかたちで営業や販売部門が
存在していると思います。

 

しかし会計事務所の場合は、
『営業』という職種を専門とする人材を
抱えているところはごくごくわずか。

 

月次の業務を抱えながら、
“ついで”の仕事として
営業行為をしているベテラン職員さんが
数名いるぐらいでしょうか。

 

あるいは所長先生が営業を
一手に引き受けているというのが
一般的ではないでしょうか。


つまり、苦手も何もないのです。

 

そもそも、その会計事務所
あるいは税理士法人に入社した時点で、
『営業』という業務は
個々の職員に期待されているのでしょうか。


それとも入社時には期待していなくても
個人の適性に応じて任せたい
業務の一つなのでしょうか。


もっと言ってしまえば、
会計事務所の職員さんは、
『直接部門』『間接部門』どちらに
所属しているのでしょうか。


実はこの二つのカテゴリーに対する認識は、
所長先生と職員さんというように立場の違いで
ズレを生じているケースが多い気がします。


“営業は誰の仕事なのか?”
このアンサーを
所長先生、職員さんとで明確化しているような事務所は、
冒頭のような方から、
「みんな営業が苦手」などと言われる筋合いはありません。


当然、所長先生から、
「あいつ(職員)は営業が全然できない」
と言われる筋合いでもありません。


しかし、営業がミッションであるかどうか
曖昧になっている事務所は数限りなくあります。

 

それが先生、職員さん双方に
フラストレーションになっているところも。

 

さて、みなさんの事務所では、
営業は職員さんの仕事ですか。
それとも所長先生のみの仕事ですか。
そしてその認識は全社で共有されているでしょうか。

 


にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ    
良かったら、毎日1回クリックしてください。