スモールオフィスによる勝ち組を目指せ! | 会計事務所応援 ブログ

スモールオフィスによる勝ち組を目指せ!

みなさん、こんにちは。

 

「顧客拡大」⇒「職員数増強」⇒「オフィス増床」

 

この勝ち組ならではのリレーとも言える方式で
事務所の規模を大きくしてきた
会計事務所がいま苦戦を強いられています。

 

職員数を増やせば、オフィスの増床は必須で、
それに伴う引っ越しは
会計事務所の宿命と言えるのかもしれません。

 

ところが、
勝ち組のリレー方式に変化の兆しが...。

 

たとえ拡大が順調な事務所でも、
顧客単価の減少による生産性の悪化なのか、

これまで繰り返されてきた、
引っ越しを躊躇する事務所が増えてきているのです。

 

いわゆる「引っ越し貧乏」への警戒感が
若い税理士先生中心に
顕著になってきている気がします。

 

即戦力の人材が増員しにくくなっていることも
引っ越しを妨げる要因となっているのかもしれません。

 

大きなオフィスで大量の人員を
抱える会計事務所のビジネスモデルが、
都心部ではやや限界に差し掛かってきていることを感じます。

 

 

どのような規模の事務所でも、
おおよそ基本構造は同じだと思いますが、

所内には、

 

「お客様と直接対面する担当」

 

「お客様と対面しないバックヤード業務担当」

 

が存在します。

 

考えてみれば、前者の場合は、
来客などに備えてオフィス内で仕事をしなければならない
業務上の事情がありますが、

 

後者の場合は、
指示命令系統さえ整備されていれば、
必ずしも都心のど真ん中に広いスペースを
確保してまでそこで働く必要はないのかもしれません。

 

たとえば、
郊外にバックヤード業務専用のオフィスを構えたり、
(計算センター的なイメージ)
在宅で業務を行うことも
これからは考慮に入れて運営すべきだと私は思います。

 

世の中にインターネット環境が
これだけ整っているのですから、
全員一所で顔を突き合わせて仕事をする
意味合い自体が薄れてきている気がするのです。

 

メーカーで言うところの、
営業販売は都心部に拠点を構え、
製造については地方工場や内職者に依頼する工程が
そのまま会計事務所にも活かせるのです。

 

この方式を、利用しない手はありません。

 

大きなオフィスに大きな組織は、
対外的に大いなる安心を印象づけられるのかもしれませんが、

その一方で、
これからますます人材難が進んでゆくなか、
大きな体制を維持していくことは大変ですし、
激変する世の中の変化に対して、
その舵取りは困難を極めます。

 

いかにコンパクトな組織で、コンパクトなオフィスで、
大きな成果があげられるか。

 

ここを極めてゆくことが
これからの会計事務所の生き残りを
決めていくのではないでしょうか。

 

先日お会いした先生とのお話しを振り返って、

真に製販分離を推進してゆくと、
このような部分に焦点を
あてるべきではないかと思いました。

 

私はたとえスモールオフィスだとしても、

仕組み次第で
勝ち組になれるチャンスは十分にあると考えています。

 

みなさんはいかがでしょうか。

 


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