「週休3日制」について考えるべきこと | 会計事務所応援 ブログ

「週休3日制」について考えるべきこと

みなさん、こんにちは。

 

これからますます深刻化する少子高齢化。

 

日々の生活に影響を及ぼすのは
まだまだ遠い先のことと考えがちですが、

企業として『働き手を確保する』という意味では、
大手、中小に関わらず真剣に
取り組んでいかなければならない状況に
すでに突入していると言わざるをえません。

 

そこで「働き方改革」への取り組みとして、

テレワーク(在宅勤務)の奨励、
子育て世代の女性や高齢者、障がい者の就労促進など
これまで働きたくても働くことのできなかった人材に
制度上の優遇や技術革新によって
労働人口を確保していく戦略が打ち出される一方で、

 

有給休暇の取得や時短の促進、
なかには「週休3日制」を導入する企業なども
取り上げられるようになってきました。

 

要するに、企業はあの手この手を使って、
創意工夫していかない限り
これから優秀な働き手は次々に職場から
消えていってしまうということだと思います。

 

先日、あるテレビ番組で
訪問看護の人材不足が深刻化し、
看護師確保のための苦肉の策として
「社員でも週休3日制」という条件での募集を
かけているという事実を知りました。

 

人材不足なのに週休3日制?

 

何か、正反対のことをしているように感じられますが、

これが厳しい人材難にされされている職場の
最前線で起きている事実そのものなのかもしれません。

 

ところで「週休3日制」といえば、

給料さえ変わらなければ、
働き手にとっては良い点ばかりを思い浮かべがちですが、

 

「従来のお取引先様との関係性」

 

「就業規則の見直し」

 

「これまでの常識を覆すような業務効率アップの必要性」

 

「売上や給与を維持するための施策」

 

というように企業側にとっては
課題も多いような気がします。

 

とはいえ私たちの親世代は、
かつて週休1日が当たり前だった訳ですから、
そのことを考えれば決して乗り越えられない壁ではなさそうです。

 

いずれにしても、
「働き方改革」を税理士業界に導入するにあたり、

少なくとも一人の職員さんがすべてを完結しないと
会計事務所としてのサービスが
成り立たないような従来通りの仕事の仕方では、
何もかもがうまくいかないのは間違いありません。

 

各々得意とする分野を組み合わせることで、
一つの完成形が出来上がるような仕事の仕方、
あるいは、
一件のお客様をAさんBさんどちらでも
過不足なく対応できる仕事の仕方。

 

一人が欠けることをそのまま別の一人で補うのではなく、
複数の人材のある一部分を足し合わせることによって
補っていく働き方が、
今後ますます求められてくるのだと思います。

 

「週休3日」が実現できるかどうかは、

まさに抜本的な働き方改革ができるかどうかに

かかっているのです。

 


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