昨日は1日出かけていまして、またドラマも溜まってしまいました。

その上早く起きたのに「夜を歩く士」のキャストの画像の追記作業をしていて、長い記事は無理っぽいです。
(時代、120年2つの時代で、二転三転していくようで面白そうです。)


仕方ないのでざっくり「ソンビ」の意味を。
本当にざっくりですが。


ソンビ…博識だが官職についてない者。高潔な儒者。在野の学者。

漢字の「士」は武士の「士」ですから中国から入った言葉と概念ですが、日本では江戸時代の身分を表すときに「士農工商」で武士の事を指します。
江戸時代は武家政権なので武士がトップにきています。

朝鮮半島では高麗の頃にはすでに使われていた言葉のようですが、李氏朝鮮時代になって文書に初めて出てくるようです。

「士」は日本と違って武士ではなく、文官。

李氏朝鮮時代は「両班 ヤンバン」階級が支配層で、文班(文官)と武班(武官)の2つから「両班」と呼ばれるのですが、日本と違って文官の方が相当力を持っています。

文官(武官にも試験ありますが実技試験が重視されます)には科挙という試験を通らないと任官のチャンスは来ませんから幼い頃から一生懸命勉学に励みます。
当時のお勉強は「儒学」。暗記もんですね。

儒学を学ぶものを儒学生や儒生と言いますが、科挙に合格すると「成均館」でさらに勉学に励み任官されていきます。
それとは別に在野でも「儒生」はいるわけですよね。

さてドラマを見ていると、官僚になって王様の近くにいる赤服軍団、、王様にたてついていること多いと思います。
さらに王様が「うん」と言わないと、手紙を書きます。
中央・地方から白服のおじさんたちが王宮の門の前で団体で座り込んで要求を叫ぶシーンも多いですね。
その白服おじさん達や若者が「士」や「士大夫」つまり「儒学者」や「儒学生」です。

なんであんな偉そうに団体行動できるのか日本の武士の主従関係から見るといつも不思議ですし、礼儀知らずに見えますよね。


でも
李氏朝鮮の成り立ちからわかるように李氏が王氏を倒して国を建てますが1人ではできません。
建国時に功のあったものを任官していったのですが、王様は名目上は王位を「天から授けられた」のですが、一緒に戦った皆さんは「俺たちのおかげやん」と内心思っている訳で、何百年もそういう思いは変わりません。

しかも、官職についていない在野の地主階級の両班は、もっと自分の思っていることを言います。
だって「士(ソンビ)」ですから。

「士(ソンビ)」は、官職についても絶対的な主従関係を結んでいる訳ではないんです。
「士(ソンビ)」は、王が間違ったことをすればその行いを正さねばならない…んだそうです。
でもね、韓国ドラマを見ていると、ごり押ししてるとしか思えないシーン多いですけれど…

王様も孤立無援でかわいそうなこと多いです。

「夜を歩く士(ソンビ)」は架空設定ですが、17~18世紀後半あたりなのではないかなと思います。
李朝も長いので「士(ソンビ)」の意味もどんどん変わっていると思います。
ドラマを見る時の足し程度でお読みくださいませ。
今カキコした走り書きなので、後で書き直すかも(笑)



「夜を歩く士」のキャスト等について書いてます

「夜を歩く士(ソンビ)」キャストのプロフィール

 

 

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