デート | きららの心理

きららの心理

アダルトチルドレン専門カウンセラー
心の在り方について綴っています

1月から始まったドラマを今回は 結構 観ています

月曜は「デート」
火曜は「銭の戦争」
水曜は「○○妻」
日曜は「流星ワゴン」

こんなに見ているのはめずらしいです
どれも異色のドラマでおもしろいです

流星ワゴンについては 前回書きましたね

今日は恋愛と結婚についてのドラマ 「デート」 のお話しです

29歳になる東大の研究室で働く理系の堅物の依子と30歳を過ぎても働かずニートで親に寄生する巧
二人は結婚は契約に過ぎないと考え 恋愛感情を持たない結婚をしようとします

依子の生活は 毎日同じ時間に起きて 曜日ごとに決まった朝食を取り 物事を分析し情報に基づいて計画的に行動します

一方 巧は働かず 小説や漫画を読んで一日を自分の部屋で過ごしています
母親に寄生しながら生活をし その母親が病気だと知り寄生する為に依子との結婚を考えます

極端で リアル感なく マンガのようなあり得ないことをする!

でも 時々 依子と巧のセリフが正論であり かつ理想論でもあるけれど 実は「本音ってこう思うよね」って感じます

依子も巧も結婚は契約であり 恋愛感情など無意味であると言います

しかし 依子は本当は恋愛がしたいのです
恋をしたいと思っているのです

依子が今まで恋が出来なかったのは自分を受け入れてくれる人はいないと思っていたからなのだと思うのです
だから 自分の心を解放することに対しての恐れがあるのです
自分の気持ちに正直になることを怖がっているのです

それは自分の体験の中に挫折したという思いがあり その挫折感を受け入れることが出来ずに 「恋をすることは無意味なこと」 という理屈をつけて自分をごまかしていたからなのです

巧みもニートである自分を受け入れてくれる人は誰もいないだろうと 人間関係から目を背けて 正当な理由をつけて高等遊民などと自分のことを言い 自分の殻に閉じこもっているのです

この二人は性格は違うけれど 同じなのです
自分の信念を曲げずに生きている所や不器用さが似ているのです
そして 自分の本当の気持ちを見ないようにして臆病に生きているのです

これほど極端ではないにしても こんなふうに過去の挫折を受け入れることが出来ずに 臆病になり 行動することを怖がってしまうことって誰にでもあると思います

自分の本当の気持ちにフタをして見ないフリをしているからこそ 正当な理由を探します
人は自分を守るために 自分に嘘をつくのです

でも 昨日はやっと自分の気持ちに正直になろうと思うことが出来た依子なのでした

毎回 杏ちゃん演じる依子がなんか可愛いんです

「可愛い女子はアヒル口」 なんてことを真に受けて 最初のデートで何かと口をとがらせてみたりするところが ぷっ!っと吹き出したくなってしまう
依子の本音をくすぐる 幽霊になって出て来るお母さんとの会話もおもしろいですね

さて このお話しどんな結末を迎えるのかな?