感情の処理と消化 | きららの心理

きららの心理

アダルトチルドレン専門カウンセラー
心の在り方について綴っています

悩みには 人との比較から生まれるものと自分の思い(思い込み)から生まれるものがあります

すべての悩みは 現実をどう受け入れているかということになります

そこで 考え方や物事の認知を修正していくことが必要になります

もし 自分にとって苦しい考え方をしているとしたなら その原因を探すことは大事なことです
そして どうしてそうなったかを知ることで どのような修正していけばいいかを見つけることが出来ます

けれど 人の心は複雑だと言えます
それは 感情があり 理性だけでは物事を捉えることは出来ないからです

例えば ストレスを多く抱えるのは この感情の処理がうまく出来ずに 消化しきれない負の感情がどんどん蓄積していく為に 最初は小さいストレスでも 大きなストレスへと自分を追い込んでしまう場合があります

感情の処理や消化するというのは 無理に自分の考えや思いを変えたり 抑え込んだり 良いと思われる考えに合わせたり 持っていこうとすることではありません

自分が感じたことと向き合い 受け入れることが大事なことです

この感情の処理が出来ないと いつまでも苦しくて 悩みやストレスを抱えたままになります

持って生まれた気質は 変わらずそこにあるので ストレスを抱えやすい人もいれば 楽観的な人もいます

ストレスを抱えやすいのが悪くて楽観的なのが良いということではありません

ある時はストレスを感じ ある時は楽観的になるというのが たいがいの人はどちらも持っているのではないでしょうか

なので どちらが良いとか悪いと考えてしまうと そこから感情の処理はうまくいかなくなります

まずは ストレスを抱えやすい自分を知り 受け入れること
そういう自分がいてもいいと許してあげることです


そこには ストレスを抱えやすい考え方や行動をしているかも知れません
だからこそ 原因を探り見つけるなら 対策も考えることが出来ます

原因を探すことよりも 今 どするか これからどうするかにだけに視点を向ける必要があるという心理学もたくさんあります

これも千差万別です
きちんと原因を突き止めて解決していきたいという人は多くいます

どうしてそうなったかという原因を知ることは 自分と向き合い自分を知ることなのだと思います

原因を知っても事実は変わらないということを理解していれば
自分や相手を憎んだり責めたりすることに捉われずにすみます

認知を修正するということは まずは自分がどんな価値観や思い込みや固定観念があるのかを知ることです

自分が苦しいのは どのような考え方があるのかを知ることです

そして 無理にそれを変えるのではなく
否定しないということ
そう感じた自分を責めないということ
そう感じた自分を許してあげるということ

そうして自分を受け入れたなら まずは気持ちが楽になります
そして そこから 見えて来るものがきっとあると思います



コラム ACの共依存 について書いています




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