人間というのは
常に前を向いて歩いて行かなければならないと思っている
前に進むことが一番良いことだと考えている
何か行動を起せば 幸せになれると考えたりする
それでも お年寄りは
「昔は良かったな」 などと言ったりする
それは 今の状態について行けてないからなのかも知れないのだけれど
便利なものが必ずしも 人を幸せにするわけではないからだと思う
何が幸せかは 自分にしかわからない
確かに 過去に縛られて生きるよりも
今 自分の出来ることを考えて前向きになる方が先へ進むことが出来る
ただ前向きなら それでいいというわけではない
過去を振り返り
自分がどんな思いで生きて来たかを知ることも
前を向くためには必要な時がある
過去に縛られる時というのは
変えられない過去を変えようとして 躍起になってしまう時だ
変えるのではなく 受け入れる
ああ そういうことがあったな
ああ あの時は 嫌な思いをしたな
ただ 受け入れる
嫌な感情は嫌な感情として受け入れる
受け入れた時
初めて前を向いて行けるようになる
ちゃんと自分のしてきたことを 振り返ったり 顧みたりして
自分の軌跡を考えてみることは
これからの自分がどうありたいかを知る手掛かりになるだろう
自分がどうありたいかを知っている人は
きっと 幸せなのではないかと思う